スケッチブック30

生活者の目線で日本の政治社会の有様を綴る

スケッチブック30(東京新聞 左翼の断末魔なのか、勢いづきなのか)

2022-10-07 16:04:22 | 日記
10月7日(金)
 東京新聞の記事には吃驚した。10月3日の記事だそうだ。私は今日ネットで知った。
 一面記事である。「トリチウム検知できない線量計」「セシウム高濃度でないと無反応」これが小見出しである。この二つの小見出しが支えるようにデカデカと「(東電の)印象操作批判免れず」と、大見出しを掲げている。つまりは福島原発の処理水放出について、東電が科学的知見に基づかずインチキを働いて、来場者に処理水は安全だとの印象操作をしていると、言いたいのである。
 早速この記事を引用しておつむの足りない韓国紙が、「東京電力、でたらめの線量計で福島汚染水の安全性を誇張か」と書いている。
 望月衣塑子もツイッターで拡散しているそうだ。望月は何処の大学かと思ったら慶応の法学部であると出ていた。前に上野とか言う馬鹿記者がいたが彼は東大卒である。学部は忘れてしまったが多分文科系なのであろう。やはり文科系の人間は一流大学を出ても、物事を論理だてて考えられないという事なのか。まあそうではないと思いたい(私は文系なので)。東京新聞という党に入ると、まともな考えが出来なくなるのだと、思いたい。
 トリチウムは水と同じものだから、そのものの検出は出来ない(トリチウムでない水とトリチウムである水を分離する事は出来ない)。だからアルプスでセシウムとかの他の核種は分離沈殿とかできても、トリチウムの除去は出来ないのだ。ただトリチウムはベータ線を放出するので、一定量の水を貯めておいてそれが出すベータ線の量を測ることによって、トリチウムの存在の量を推定するのだ。そしてトリチウムの出すベータ線は微弱なものなので、ペットボトルに水を汲んだとしても、ベータ線はボトルの殻を透過して外に出ることが出来ない。トリチウム一杯のペットボトルに外から線量計を当てても、ベータ線量など測れないのだ。つまりベータ線を測るには特殊な工夫が居るのである。その詳細を私は知らないが室内で大掛かりな装置を使って測るものらしい。
 ベータ線量を下げるには普通の水で攪拌するしかない。その結果の処理水が、基準値以下であることは、国際原子力委員会だったかの今年の2月の検査で、証明されている。
 では東京新聞は国際原子力委員会も持たない、トリチウムを直接検知する凄い線量計でも持っていて、それで処理水を測ったうえで印象操作だと言っているのだろうか。そんな事はない。元々線量計では測れないとの機序を知らないで(或いは無視して)、この場で計ってないじゃないかと、イチャモンというか、馬鹿丸出しの文句をつけているのだ。八百屋に行って魚がないじゃないかと文句を言うような、無知新聞なのだ。
 それが望月文系記者である。文系が馬鹿にされる所以である。
 セシウムについては基準値以下だから反応しなかったというだけの事だろう。
 こういう記事を一面で出すという事は、東京新聞はデマをまき散らすイエロー新聞だと思われても仕方なかろう。ここまで落ちた紙面を出したという事は、左翼の断末魔のあがきと捉えるべきか、反対に勢いづいていると捉えるべきなのか、分からない所だ。
 なおファクトチェック団体に期待する向きもあるが、私は扱わないと思う。あれはマスゴミがネット弾圧用に作った団体だと思うからだ。