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昨日の鎌倉河岸捕物控シリーズにつづいて、同じ佐伯泰英の人気シリーズ居眠り磐根江戸双紙シリーズの第44巻『湯島の罠』を1晩で読んでしまった。今朝は配達がないので、5時まで寝てて良いのだが、3時頃トイレに起きてそのまま読書をした。物語は、尚武館に起居している元根来忍者の霧子が毒矢にうたれた傷から立ち直っていく場面から始まり。表題のもとになっている坂崎道場の高弟・辰平が、湯島天神の境内から連れ去られ、それを磐根らが救出するはなじまでだ。いよいよ田沼親子との最終的対決が近づいているような物語展開で、もしかすると居眠り磐根シリーズも終盤が近づいているのかもと思わせられる。このまま、磐根が還暦を迎えるまで話を続けるのには無理があり、敵に打たせてしまうわけにもいかない。小説の作り手の苦労がしのばれる。この本も、例の全国チェーンの古書店で、「新刊」の棚に並んでいた。それでも定価より200円安かった。普通の書店でも確かに「新刊」のコーナーにあったのでおおいに得をした気持ちになった。
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