12月9日。おはようがんす。毎日、二戸通いの日々が続いている。選挙もいよいよ終盤。久保さちお候補は、9日と10日で宮古方面の最後の訴えを終わる。11日、12日は旧岩手郡(滝沢市、八幡平市、盛岡市玉山区は岩手郡ではなくなった)で最後の訴え、12日午後からは久慈地域、13日は終日地元二戸地域での訴えで13日、午後6時30分に選挙事務所近く(二戸郵便局の隣りで選挙戦最後の訴え(打ち上げ)を行う。残すところあと4日。世論調査を見ても、安倍政権暴走と対決する日本共産党に一定の支持があり、奮闘しだいで躍進が可能という情勢だと思う。地元紙から感触を聞かれたが、前回選挙と比べれば有権者の共産党を見つめるまなざしが変わっているという趣旨のことをこたえた。しかし、選挙というのものは投票箱のふたが開いてはじめて結論が出るのものであり、可能な力をフルに発揮して頑張りぬく以外に勝利を手にすることはできないことを肝に銘じ、残された期間全力を尽くすつもりである。
そんな中ではあるが、早く目覚めた朝などを使って『私本太平記』を読んで5巻まで読み終わった。いよいよ鎌倉幕府が倒壊し、北条高時が自害して終わる。天皇親政が始まろうとしている。『私本太平記』の中では鎌倉に攻め入る新田義貞が黄金の太刀を投じて海を干上がらせたなどといのは事実にないと書いている。私たちが子どもの頃遊んだ「上毛かるた」では新田義貞が太刀を投じたことになっていた。少なくとも戦前は、足利尊氏は天皇制にさからった逆賊で、新田義貞は楠木正成と並んで、勤皇の武将だったのだからしかたないかもしれない。吉川『太平記』は戦前のこうした思想に毒されない、独自の視点を貫いている点で、なかなか読み応えのある作品である。
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