社長の日記

岐阜市で家づくりをしている、株式会社ヤマカ木材社長の日常やメッセージをお届けします。

職人について

2009-01-07 17:57:34 | Weblog
今日は職人について少し書きたいと思います。

最近職人について自分の周りで考えさせられる事が
何度かありました。

職人の醍醐味とはやはりその道において技術を極め
るというものであると思います。

家作りにおいても大工を始め、沢山の職人が家作り
に携わります。

その技術は一長一短に習得できるものではなく、長年
掛けて培った技術です。

ひとつの道をひたすら極める。そして殆どの職人さんは
自分の腕に誇りを持っています。

そんな世界です。

私には到底出来ない技術を持っている彼らに対してある種
の尊敬を抱いています。

しかし反面で時々その狭い世界での了見を曝け出し他人に
不快な思いをさせる職人がごく一部ですがいるのも否定出
来ません。

あまりにもかけ離れている世間との常識を知らずに自分の
価値観を押し付ける。

弊社の関係する職人ではありませんが先日こんな職人と接
する機会がありました。

彼は私に自分の自慢話や他人の悪口ばかりを言い自分の拘
り以外の物は認めないという態度でした。

そしてその価値観を私に押し付けてくる。

例えば弊社に長谷川という職人が居ます。

彼は弊社スタッフ、オーナー様、パートナー様、その他誰か
らも尊敬をされる職人です。

それは長谷川が決してその卓越した技術力への評価だけでは
無く、彼の人間性への尊敬が大きい。

自分の腕を自慢しない。

人の悪口を言わない。

反省をする。

仕事のおいては絶対に妥協しない。

そして彼は必ず相手の立場にたった物づくりをします。

こんな彼の人間性が尊敬の対象になっているのです。

昨年末70歳を迎えた長谷川ですが私は体が続く限り
は弊社で頑張って欲しいと伝えました。

その卓越した技術と素晴らしい人間性。

若いスタッフの本当に良い教科書です。

職人に限らず、大切なのはその人の人間性。

長谷川から技術を習得するのは無理ですがその人間性を私も
含めて若いスタッフは学ぶ必要があるようです。





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2 コメント

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Unknown (バンブー)
2009-01-08 10:42:23
そうですね
同感です
感謝する気持ち、相手をいたわる気持ち
こんな優しい気持ちを持ち続けていないと人間性は向上しないと思います。
お互いが相手の気持ちをくみ取り、相手も心を開いて初めて理解し合えると思います。
そこからいい環境、いい作業が生まれてくるのではないでしょうか?
数年前にこんなことを言われて事があります
「世の中、お互い様」
お互い様という言葉を初めて理解した気がしました。
自分も相手も同じなのです。
それ以来、常にココロに感じている言葉です
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Unknown (センム)
2009-01-08 19:24:14
相互依存がとても大切です。
職人さんは自己依存が強い方が多いですね。
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