F1の小部屋 NEO

F1のリザルトについてあれやこれや好き勝手にコメントしてみようと思います。レース終了後1週間以内に更新(目標)。

2024 ROUND 9 CANADIAN GP

2024年06月16日 11時41分28秒 | Weblog
1位 M.フェルスタッペン レッドブル・ホンダ
2位 L.ノリス マクラーレン・メルセデス
3位 G.ラッセル メルセデスAMG
4位 L.ハミルトン メルセデスAMG
5位 O.ピアストリ マクラーレン・メルセデス
6位 F.アロンソ アストンマーチン・メルセデス
7位 L.ストロール アストンマーチン・メルセデス
8位 D.リチャルド RB・ホンダ
9位 P.ガスリー アルピーヌ・ルノー
10位 E.オコン アルピーヌ・ルノー

 カナダGPです。スターティンググリッドはポールがラッセル。以下、フェルスタッペン、ノリス、ピアストリ、リチャルド、アロンソ、ハミルトン、角田裕毅、ストロール、アルボンと続きます。何とメルセデス勢、久々のポールポジションです。ラッセルとフェルスタッペンは同タイムでしたが、ラッセルが先にタイムを出したのでポールを獲得しました。珍しい同タイムのポールポジションですが、過去には3人同タイムのポールポジションという珍事が起こっております。1997年のヨーロッパGP(開催国はスペイン、へレスサーキット)。この時タイトルを争っていたジャック・ビルヌーブ、ミハエル・シューマッハ、そしてハインツ=ハラルド・フレンツェンの3人が同タイムをマーク。尚、レースの方は終盤、タイトルを争っていたビルヌーブとシューマッハが接触。ビルヌーブが満身創痍の状態で3位フィニッシュしタイトルを決めております(6位以内入賞でタイトル確定だった)。スロー走行していたビルヌーブをハッキネンとクルサードが先行してマクラーレンがワンツーフィニッシュ。ハッキネンは念願の初優勝。ちなみに、次のシーズンはマクラーレンが圧倒的な速さでレースを席巻してハッキネンがタイトルを獲得することになります。父親のジル・ビルヌーブが手にすることのできなかったタイトルを手にしたジャック・ビルヌーブ。念願の初優勝を遂げたミカ・ハッキネン。そして、次のシーズンを示唆するかの様なリザルトと、1997年のヨーロッパGPは強く印象に残っているレースでした。さて、スタートですが雨が降りしきる中、路面は完全なウェット。レッドシグナルが消えて各車一斉に動き出します。難しいコンディションの中、ポールのラッセルが上手くスタートを決めホールショット。大きな混乱も無くマシンが次々と通過していきます。その後、天候が回復。路面が乾いていきますが、レコードリアンを外すとスリッピーなことに変わりなく、スピン、コースアウトするマシンが続出。そんな中、フェルスタッペンが安定した走りでトップチェッカー。一時、路面が乾き始めたタイミングでノリスに首位を奪われますが、セーフティーカー出動時のピットインのタイミングでノリスを先行。そのまま、逃げ切りました。2位はノリス、一時は首位を快走したものの、ピットインのタイミングでフェルスタッペンの逆転を許し、悔しい結果となりました。3位はラッセル。序盤は首位を走行するも、ノリスにオーバーテイクされる際にブロックラインを採っていたのですが、シケインで曲がり切れずにコースアウト。フェルスタッペンにも先行され一気に2つポジションを下げます。後半、ノリスをオーバーテイクして2番手に上がった後、ターン9の縁石に乗った際にバランスを崩して再びノリスの先行を許す。終盤ピアストリに仕掛けるも失敗してシケインをショートカット等、走りにやや不安定な部分が見受けられました。ですが、終盤のチームメイトバトルはラッセルがハミルトンを下し、ポディウムをゲット。ウイリアムズ時代からそうでしたが、ラッセルはチームメイトに対する負けん気というか、対抗意識が非常に強い様に思います(汗)。さて、今回のカナダGP。天候が徐々に回復していく中、各ドライバーは振り回されることになります。タイヤの賭けに出たハースが急浮上するなど、路面が不安定ながらもバトルが各所で起こったりと、見所の多いレースだったのではないでしょうか。