左翼のパープリンに困ったもんだ。
戦前の日本の「軍国主義」を、
「覇権主義」とか「帝国主義」と言い、
厳しく糾弾している。
アホか!
いつも言っているが、
戦前の状況は、今とはまるっきり違うんだぜ!
戦前のアジアは、タイと日本などを除いて、
ほぼ全部、欧米列強の植民地になっていた!
しかも、その中でも、一番怖いのが、
ソ連だった!
このソ連は、満州と朝鮮半島を、
常に狙っていたからだ!
また支那という国内部でも、
列強が租借や租界などと称し、
一種の「治外法権」の地域を設けていた!
しかも!
日本は、朝鮮半島、台湾、南樺太・・・
などの領土を有し、
南太平洋の島々も信託統治していたから、
やむをえず、「軍備増強」をせざるをえなかった。
さらには!
欧米列強は、
軍事力を背景に、
アジア、アフリカ、南米を実質的に支配し、
(注:南米の国々は、すでに独立していた)
天然資源を安く獲得し、
日本の国益を圧迫していた。
そう!
軍事大国なのは、日本だけじゃなく、
欧米各国が軍事大国だったのであり、
植民地から、「うまい汁」を吸っていたわけだ。
また太平洋戦争(大東亜戦争)の原因だって、
石油とくず鉄の輸出禁止を食らって、
しかも「支那からの全軍撤退」を要求されたら(ハルノート)、
誰だって、やむを得ず、
戦争をせざるを得なかったわけだ。
そう!
戦前の日本がやっていたことは、
そういう国際情勢の中で、
やむをえずやっていたことであり、
そりゃ、人間のやることなので、
多少の非難はあるかもしれないが、
基本的には、
「時代の要求」だったわけだ。
ところが!
戦後は、がらりと変わった。
アジア、アフリカ諸国は、
どんどん独立し、
ソ連も、アメリカが、撃退してくれることになった。
すると、
もともと「平和を愛する日本」は、
軍備を最低限しか、所有する必要はなくなり、
憲法9条の下、
ずっと、「平和街道、大驀進中」だ。
戦後70年もの間、
ひたすら、平和一本で、
やってきたわけだ。
そう!
これが本来の日本の姿なのだ!
日本という国が、海外に、
防衛以外で、出兵したのは、
秀吉の朝鮮出兵など、
ごくわずかだ。
日清・日露戦争だって、広い視野で見れば、
列強の脅威を感じたからこそ、
海外に出掛けざるをえなかった・・・わけだ。
よく左翼は、
「戦前の軍国主義への回帰が怖い」
と騒ぎ立てるが、
考えても見よ!
戦前と今の国際状況は、まるっきり違うではないか!
何をバカなことを言ってるんだろう!
「羹(あつもの)に懲りて、膾(なます)を吹く」
とはこのことだ。
若いときに、まちがって妊娠した女性が、
おばあさんになってから、コンドームを使用するようなもんだ。
おばあさんは、月経がないから、妊娠しない・・・っつうの!