ここのブログは近いうち閉鎖します。
http://yocchan31.blogspot.jp/2016/07/blog-post_11.html?spref=twさまより
注1: What Japanese Media Doesn’t Want You To Say! Japan is Part of the
Neo-Colonialist Clique: By Andre Vltchek, Information Clearing Center, Jun/27/2016
http://cache.yahoofs.jp/search/cache?c=5qYh5vB0TMYJ&p=What+Japanese+Media+Doesn%E2%80%99t+Want+You+To+Say%21+Japan+is+Part+of+the+Neo-Colonialist+Clique%3A+By+Andre+Vltchek%2C+Information+Clearing+Center%2C+Jun%2F27%2F2016&u=www.informationclearinghouse.info%2Farticle44982.htm
本日はその記事を仮訳して、読者の皆さんと共有してみたいと思う(注:上記管理人の言葉)
<引用開始>
「日本は新植民地主義者の集団に属している」とでも書いてみたまえ。 すると、日本の主流メディアはあなたを公開討論の場に招待するなんてもう絶対しないだろう。
それこそが数か月前に私自身が書いた内容だ。沖縄に本拠を置く、有力な出版企業からの要請
を受けた際の出来事だった。
沖縄における米軍基地に関して私が作成したドキュメンタリー・フィルムがTeleSUR という南
米のテレビ網を通じて英語とスペイン語を用いて放映された当時、私の意見を日本の公衆にも
伝えたいとする気持ちは少なくともあったようだ。ある時、私は1200ワード程度の文章を書い
てみて欲しいという依頼を受けた。世界の文脈から見えて来る日本のことや沖縄の怒りについ
ても焦点を当てて欲しいという要請であった。
まったくその通りのことを私は書いた。原稿を書いている最中にさえも私には分かっていた。
この投稿は陽の目を見ることはないだろうと・・・ なぜかと言うと、日本の新聞社やテレビ
局は西側の関心事については非常に従順であるからだ(私は以前日本で何社かの大手メディア
のために働いていたことがある)。彼らは臆病で、権限はまったく持ってはいない。しかし、
私は沖縄の住民のために書き終えた。そして、私の投稿が果たして「没」になるのかどうかを
見守ることにした。
数か月後に一通の返事が届いた。編集者を悩ましている「問題」が3点あった。ひとつ目とし
ては、沖縄の住民は「北朝鮮の犠牲者」と同等には見られたくはないという点。ふたつ目は
、日本の自動車メーカーがインドネシア政府を買収し、公的輸送網の建設を阻止し、大都市を
自家用車やスクーターで埋め尽くそうとしているという私の見解は果たして確かなのか?みっ
つ目は、語数が何ワードか多すぎるということだった。
私は日本の文化には精通していたから、私自身がするべきことは完全に分かっていた。
しかしながら、私はそれとはまったく逆のことを仕出かしてしまった。私はその編集者を罵倒
し、投稿を取り下げた。そして、その原稿をNew Eastern Outlook (NEO)へ投稿することにし
た [訳注: NEOには6月22日に掲載されている]。下記にその全文を示す:
小林正樹監督の最高傑作であり、9時間にも及ぶ映画「人間の条件」を敢えて観たいと思うな
らば、その人は世界における日本の立ち位置に関して何らかの幻想を抱くことはもはやないだ
ろう。中国や韓国、その他のアジアの国々は占領され、略奪され、住民は虐殺され、拷問され
、強姦された。
日本を「弁護」するために言えるだろう唯一の事柄は、西側の同盟国とは異なり、日本が体験
した植民地主義の混乱は短期間であったと言う点だ。ヨーロッパ各国は何百年あるいは千年に
もわたって地球上のあらゆる場所で残虐さや恐怖による非人道的な行為を行って来た。
日本は常にドイツを感服して来た。日本は西洋の医術、芸術および技術に触発された。日本の
「エリート」たちはドイツ人が持つ優越感や例外主義といった概念に深い影響を受けた。
ドイツがアフリカの南西部で最初のホロコーストを犯した際、日本はつぶさに観察をしていた
。現在のナミビアに相当する地域において、ドイツ軍はヘロロ族の住民の90パーセント近くや
他にも少数派民族を虐殺した。ドイツ人の医師らは地域住民に対して大っぴらにさまざまな実
験を行った。多くの住民が斬首され、アフリカの住民が劣等であることを証明するために彼ら
の頭部がフライブルグ大学やベルリンのいくつかの病院へ送付された。これらの医師は後の
メンゲレ博士やその他の殺戮者らに教え込んだ。後継者らは、第二次世界大戦中、ユダヤ人
やジプシー、その他の「劣等民族」を使ってさまざまな実験を行った。
日本はますますドイツに感服し、アジアに関して独自の計画を抱くようになった。しばらくし
て、日本は中国人を相手に医学実験を行い始めたのである。
言うまでもなく、西側だけではなく日本国内においても公けに表明されることはないが、アジ
アにおける日本の植民地主義的な虐殺行為は西側が行っていた植民地主義や人種差別によって
直接的な影響を受け、鼓舞されたものである。
日本は優秀な生徒である。外国から来たもの、もっと正確に言えば西欧から来たものは何でも
好んだ。多くの場合、日本は自分たちがが学び取ろうとした主人と同じようになって行った。
南アや日本の植民地において人種差別が華やかに行われていた時代には、日本人は「名誉白人」
の地位に「昇格」された。日本人は少数派の白人のためだけに留保されていた役割を演じるこ
とが許された唯一の非白人であった。日本人は支配者のために用意された住居に住むことを歓
迎され、ついに「受け入れられた」のである。
日本はファシスト系の同盟国の側に立って戦争をした。そして、人道に対する犯罪を犯した。
この戦争に敗れると、日本は、ドイツ人と同じように主として白人でありヨーロッパ系の子孫
である戦勝国に対して速やかに屈服した。
ドイツ人やイタリア人に代わって、日本は今や英国人やフランス人、オーストラリア人を尊敬
しているが、結局のところ北米人をもっとも尊敬している。
日本の極右翼の財閥や政府機構は戦勝国によってほとんどすべてが温存された。極悪の戦争犯
罪人さえもがこの機構へ復帰することが許された。東京裁判は単なる茶番に過ぎない。
たとえ日本が何を行おうとも、日本は実に素晴らしい成果を挙げ、伝説的な精密さをもって実
行する。朝鮮戦争中の西側に対する日本の協力は完璧だったことから、このことを有難く思っ
た植民地主義者らは日本に報酬を与えた。略奪され、屈辱を味わった他の植民地のほとんどの
国とは違って、日本は格上げされ、豊かになることを許された。
日本は有頂天になって、資本主義的な工業力を築き始めた。日本の立ち位置がどこにあるのか
については何の疑いもない。日本は西側の帝国主義に加わった。最初は準会員として、後には
同クラブの正会員となった。日本は西側の一員となるためや自分の調教師を超えてより立派な
資本主義者になるためにはやるべきことは何でもやった。思想面について言えば、より教義的
で原理主義的となっていったのである。
日本はインドネシアの進歩的なアフメド・スカルノ大統領やもっとも大きな影響力を持ち、日
本に対しては「アジアへ帰還する」ことを要請していたマレーシアのマハティール・ビン・モ
ハマド首相(1981年から2003年まで首相の座にあった)らには失望感を抱かせていたものだ。
日本は何処へも帰還しようとはしなかった。「エリートクラブ」の一員として見られることは
実に気持ちが良かった。日本は、ヨーロッパ人から学んだように、自国の利益を倫理観や連帯
感、あるいは、人間中心主義よりも上位に据えたのである。
政治的につま先旋回をやってのけることや過去や現在と関連する情報をマキャベリのように操
作することは西側で実施されている情報コントロールやプロパガンダとほとんど同等のものと
なって行った。
経済テロは突然その境界線を失った。その状況を描写してみよう。日本の自動車産業界は直接
的にインドネシア政府を買収し、地球上で4番目に人口が多いこの国で公的輸送機関を建設しな
い様にと要求している。その結果、何億人もが交通渋滞によって麻痺状態に陥り、大気汚染に
関連した疾病で死亡している。ジャワ島の交通インフラはほとんどすべてが崩壊状態である。
しかしながら、住民が日本製の自動車やスクーターを買い続けている限り、日本政府は眉のひ
とつも動かさない。
日本はアジアのあらゆる地からやって来る若くて、野心に富んだ留学生を洗脳する重要な拠点
ともなっている。無数の日本の大学は「奨学金」を提供して、貧しくて反旗を翻す可能性を持
った国々からやって来る有能な若者を効果的に洗脳し、中立化している。殆んどの留学生は
「情報のやりとり」や「教育」および「開発」を教えられる。基本的には、如何にして何も言
わないままでいるか、何事についても反対などをしないでいるかに関して教え込まれるのであ
る。彼らは帝国や残忍な資本主義に対して立ち上がるようなまねをしないことを辛抱強く叩き
込まれる。もっと具体的に言えば、まさに日本が振舞っているように振舞うことを教えられる。
「エリートの仲間に入りなさい。快適な生活を楽しみ、哲学や倫理観なんて忘れてしまいなさ
い!」 と。
日本は世界でももっとも破壊的な軍事基地を擁している。それは沖縄の米軍基地だ。
南米諸国のテレビ網であるTeleSUR のために沖縄で撮影を行っていた時、私は日本の帝国主義
が見事に機能している様子を目の当たりにした。つまり、偉大な沖縄文化は抑圧され、住民の
従順さと引き換えに社会保障が整備され、軍事基地に関わる倫理的ならびに国際的なメッセー
ジはすべてがその調子を弱められていた。
しかしながら、沖縄の住民には分かっていたし、多くの人たちは実際に起こっていることに恐
怖を感じていた。しかし、何も変えることはできないでいた。
この地から第三次世界大戦が始まるのかも!この地こそが中国(歴史的に見ると、中国は沖縄
の同盟国であった)や北朝鮮(今や、犠牲者という意味合いでは沖縄にとっては自分たちの仲
間みたいなものだ)に対して西側が軍事的挑発行為を行っている場所だからだ。
何年か前、私は中国人の外交官からこんな話を聞いたことがある。「西側が我々を攻撃して来
たとしても、我々はワシントンやロンドンを反撃しようとは思わない。多分、我々は間違いな
く日本に対して反撃することだろう。何と言っても、我が国に対する攻撃は日本の領土から来
るからだ。」 逆説的ではあるが、十中八九、反撃は米軍基地を擁している沖縄に対して行わ
れるだろう。
多くの沖縄住民はこの危険性を理解している。もちろんのこと、彼らは戦争には完全に反対す
る立場だ。しかし、東京の政府は米軍基地の閉鎖要求を無視している。現政権はますます好戦
的になって、反中国、反北朝鮮となり、呆れるほどに親欧米的である。
日本の首相は愛国者としてのポーズをとっているが、安倍晋三首相は愛国者ではなく、実際に
は協力者である。でも、それは彼が「右翼」であるからということではない。(三島由紀夫の
遺産がいかに議論を呼ぶとしても、彼は右翼ではあったが、正真正銘の愛国者だった)。安倍
は日本の利益のために仕えるのではなく、70数年前に自国を爆撃し、日本を占領した西側の利
益のために仕えている。アジア各国で命を失った数千万の犠牲者に関して責任を持っている筈
の帝国のためにである。
「自衛隊」から日本人兵士を海外へ派兵することを許すべく法律が変更されたが、これは決し
て新しいことではない。日本はすでに幾つかの戦争に対してその費用を賄い、帝国のために軍
事技術を開発し、隣国を挑発している。すでに何年、何十年にもわたってそうしているのだ。
第二次世界大戦中のように、日本はファッシストとの同盟においては、今や、再度非常に信頼
され、尊敬を集めるメンバーとなっている。日本は寸分の隙もなく武装し、自国の平和憲法を
変更しようとさえしている。役者の顔ぶれが変わっても、本質は同一のまま変わってはいない。
常に西側の帝国主義同盟の一部でいるために、日本は強力で自然発生的な気質を持っているか
のように感じられる。
もちろん、すべては自衛という名の下に行われ、十分に検討された「自由」とか「民主主義」
あるいは「平和」といった高尚なスローガンが用いられる。これらの行為の背後にある誘発
要因は遥かに邪悪である。つまり、アジアの同胞である国々に対する人種差別、過激なまでの
「例外主義」(これはヨーロッパや北米から学び、導入したものだ)を採用しており、西側に
対しては従順に服従する態度をとる。これが我々が今住んでいる世界なのである。インドの偉
大な思索家であるアルンダティ・ロイの言葉を引用すると、「今や黒は白と称され、戦争は平
和と称される」。少なくとも西側においてはその通りであり、日本においても然りである!
著者アンドレ・ヴルチャックのプロフィール: 哲学者であり、小説家、映画製作者、調査報
道ジャーナリストでもある。彼は数多くの国に起こった戦争や紛争を取り扱っている。最近の
著書としては、 Exposing Lies Of The Empire、Fighting Against Western Imperialism、な
らびに、ノーム・チョムスキーとの討論を収録したOn Western Terrorismが挙げられる。
Point of No Returnは好評を博した政治小説である。Oceania は南太平洋における西側の帝国
主義に関する著作である。インドネシアに関してもIndonesia ? The Archipelago of Fearと
題した挑戦的な本を著している。アンドレ・ヴルチャックはteleSURやPress TVのために映画の
制作も行っている。南米やオセアニア地域にて何年も生活した後、現在は東アジアや中東に居住し
、仕事を続けている。彼はウェブサイトではこちらから、ツイッターではこちらから連絡をと
ることが可能。
<引用終了>
RT(Russian Today)
https://www.youtube.com/user/RussiaToday
|