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三島由紀夫の右翼思想ー天皇=全共闘の左翼主義を、ひまわりで説明してみる

2020-11-24 08:54:29 | そのほか
前回の話の続きなんだけど、順番で言うと、疾走感とかラベリングの話を書かないといけないんだけど、この後で使う斉藤朱夏さんの話の公開が
今日までなので、「三島由紀夫の右翼思想ー天皇=全共闘の左翼主義」の話を先に書きます。




■三島由紀夫氏の「天皇」
 三島由紀夫氏の「天皇」は、どうも当時生きていた昭和天皇を指しているようではなさそう。

「三島由紀夫VS東大全共闘 50年目の真実」の中で話しているのだけれど、こういう考えみたい

・まず、田舎などの共同体を考えよう。理想的な共同体(ここでは田舎、三島氏の場合日本)には、理想的な共同体を実現する統治者がいると考える。これが天皇(宗教の場合、これが神になる)

・実際には、人間生きているので、理想的な共同体にはいかないわけです。で、その理想的にならない理由は、「誰か(なにか)が邪魔しているから」と考える。この邪魔者がいるから、天皇の御心が届かないとか、神の意志が届かないと考える。

・そこで、邪魔者を消そうと考える。この邪魔者が知性主義だったり体制だったりする。




■「三島由紀夫の右翼思想ー天皇=全共闘の左翼主義」

 ここまでの話で、気づいたかもしれない。このブログで

相模原殺傷事件は、なぜ間違っているのか?ナショナリズムとの共通点
https://blog.goo.ne.jp/xmldtp/e/b4bbd97dc306afd99e7afcfd989c61e4

で書いた、あの図ですね!三島氏の考えはこれになるわけ

大御心(おおみごころ)------------

わるいひとたち    ------------

自分-------------------------------

「悪い人たち」が「知性主義」とか「体制」の人だったりするわけ。
で、上記ブログでは、その下に

【社会主義の構図】

平等な幸せな社会------------

資本家     ------------

自分たち労働者 ------------

って、社会主義と同じ構造って書いているけど、まさにこれが左翼思想で
全共闘の場合にも展開できる

自分たちの理想    ------------

わるいひとたち(知性主義)--------

自分たち--------------------------

なかんじ。つまり、

天皇の大御心(おおみごころ)を「自分たちの理想」に置き換えれば、同じ構図になる。言い換えると

「三島由紀夫の右翼思想ー天皇=全共闘の左翼主義」

ただし、じゃあ、全共闘が天皇を持ち上げたら三島氏は共闘をはれるのかというと、これは三島氏が「詭弁」といった通り詭弁で、どこが詭弁かというと、上記の図の「自分たち」である三島氏の理想とする社会と、全共闘が理想とする社会は全く違うものなので、共闘は簡単にはできない。




■この構図が、たぶん「ひまわり」と同じみたい。

ミュージックラインの11月17日の斉藤朱夏さんの話によると。
(サンフラワーの話をしているところ)

つまり、こんなかんじ

朱夏さん(太陽)   ------------

世の中色々      --------

自分たち(ひまわり)---------------

朱夏さんが、太陽で、ファンのみんなは「ひまわり」。
太陽がひまわりを照らしているという構図。




■現代社会はどうなのか?革命を起こす必要はあるのか?

結論から言うと、ない。というか、常に革命が起こっている。

今はいくつもの太陽(理想)が併存している。そして、その時々ごとに、
一つの理想に共感する人があつまってコミュニティをつくるという
形態をとる。

だから、昔のアイドルは顔もきれいだし、歌もうまいし、ダンスもできるというような神的存在だったんだけど、今は例えばガオラー(リトグリのファンの人)は、リトグリの歌を求めているのであって、顔を多分求めていない。

たぶん、この話はまたするので、今日はここでおしまい。


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