ウィリアムのいたずらの、まちあるき、たべあるき

ウィリアムのいたずらが、街歩き、食べ物、音楽等の個人的見解を主に書くブログです(たま~にコンピューター関係も)

正社員の賃金を上げると、モノができなくなる。ソフトウェアの場合(協力会社の人月単価が下がるから)

2024-04-19 07:13:40 | 経営戦略とか
正社員の賃金を上げることがいいこととなっている。
そして、初任給はどんどん上がっている。

でも、賃金上げると、どうなるのかについて言っている人は、
それに近いことはYouTubeでは言ってる人いるけど↓

マスコミでは、いないよね。
政府やスポンサー企業が属する経団連の圧力なのかしら(^^;)



派遣会社は今、大手でもチャージ(人月単価)が下がっていて、
めちゃくちゃ厳しい状況にあると思う。

なぜかについては、↑の動画でも言っているけど…

ソフト業界がわかりやすいので、ソフト業界で以下、話してみる

ソフト開発の予算は、大体人件費です(一部ハード代もあるけど)

人件費は、大雑把に分けると
 1.正社員に(形式的に)予算上に割り当てられる人件費
 2.派遣や受託、SES(まとめて協力会社という)に払われる人件費
にわけられます。

賃金上昇、初任給上昇で、1は急に上がった。
でも、予算の全体は上がらないというか、すでに決まっている

・・・どうします?

2を削るしかないですよねえ。



そうなんですよ、

ここ最近、正社員の人件費が上がったので、
その分、派遣の単価を下げる・・・のは難しいので、安い派遣を使ったり、
しているわけなんです。

ってことで、今、協力会社の人月単価は下落傾向なわけです。

・・・体力のないところはつぶれますよね。

ただ、つぶれるのは体力のない協力会社だけでなく、
プロジェクトごと、そのうちつぶれていくんじゃないかと思います。

単価下げると、それなりの人しか来なくなってしまうんですよね・・・
そうすると、ソフトウェアの生産性や質が落ち、
ある一定まで下がると・・・ものができなくなると。

で、想定もしていなかった
正社員の賃金を上げると、モノができなくなる。
っていう事態が起こるわけです。



この前、もっと具体的な数字(協力会社の具体的な人月単価)を入れた、
わかりやすい話を聴いてきたから、そのうち、ご披露します。

この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« たしかにGMARCHの受験生は、... | トップ | 面白い音が鳴る打楽器の演奏... »
最新の画像もっと見る

経営戦略とか」カテゴリの最新記事