前から、遠隔操作による、農業の工業化を書いている。
今の農業では重労働で、派遣の人が来てくれると思えないし、生産性も高くない。そこで、遠隔操作で、農作業を行い(トラクター、コンバイン、農業用ヘリコプターのWiFi+パソコンを使った遠隔操作、汎用ロボットによる遠隔操作、農場監視など)、生産性を上げて、農作物輸出をする必要があると書いた。
で、これが進むと、なにも日本で生産しなくてもいいことになる。
発展途上国に、この設備をもっていき、現地で生産する。
この設備を買うお金がないだろうから、はじめは日本企業の投資になるが、出荷後は、利益の折半などで、設備費を回収していく。そうすると、いままで先進国相手のビジネスだったが、発展途上国にも、貿易相手を広げられる。
ここで、注目したいのは、カンボジアだ。
カンボジアは地雷が埋まっていて、このままでは農業は出来ない。日立建機やコマツがその地雷を取り除いている・・・が、そこから先は、現地の人任せだ。ここで、遠隔農業だ。
地雷を取り除いた土地。。。といっても、完全に安全かどうかは分からないので、そこに、遠隔操作で、土地を耕し、作物を育てる。この収穫をカンボジアならびに周辺諸国や日本へ輸出する。いままで、地雷除去はボランティアだったが、そこで作物が作れて、お金が入ってくるとなれば、話は別、ビジネスになってくる。
カンボジアの人も、安全な土地が増えるだけでなく就職先も増える・・・めでたしめでたし。
そして、遠隔地で農業が行えるようになれば、そのままそれを宇宙に持って行って・・・ということになる。
人が宇宙に行くには、まだまだリスクが大きい。
となれば、まずは、遠隔操作ロボットを宇宙に送り込む
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遠隔操作ロボットは、酸素なしでも動けるので、そいつが、太陽光を使って月などを調査する
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月面などで、遠隔操作ロボット自身が、ロボットを組み立てるようになる
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で、ここまでくると、宇宙基地を造ることになる。
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そしたら、生物を送り込む。まずは、植物
ということで、ここで、遠隔操作で、宇宙上に植物を作り、基地内に、酸素をどんどん送り込めるようになる。
そしたら、その基地に、動物を送り込んで、最終的には、人間が暮らせるようになるだろう。
ということで、遠隔操作で、農業を工業化できる技術は、発展途上国への輸出ができ、発展途上国自体の発展に貢献するだけでなく、宇宙開発の可能性も秘めている。
いまこそ、農業の工業化へ、産業構造をシフトするべきだと思う。