農業の工業化について。
現在の農業は、生産性の割りに、たいへんで、このため、就職する人が少ない。
かといって、大量に売ると、価格が暴落するため、そう生産性も上げられないが・・・そんなこと言っていると、外国からの輸入に勝てないといった問題がある。
かといって、このまま日本が工業化をすすめていっても、うまくいくとは思えない。どこかで、農業への産業構造転換が必要である。
そこで、出てくるのが、農業の工業化。
農業を野菜工場化し(場合によっては農地にビルをたて、数階建てにして、何倍もの収穫を行ったりして)、劇的に生産性を上げる。
これを、発展途上国に、激安で売る。
すると、人口爆発の発展途上国では、単価は安くても買う人が多いから、採算が取れる。
国内でも激安野菜がスーパーにならび、価格競争力で輸入品に打ち勝つことが出来る。
農家も、軽作業で同じ土地から、数倍の収穫=数倍の報酬が得られる。
(工業化と大量出荷によって、出荷価格が抑えられる。作物の捨てる部分からバイオエネルギーを取り出し、配達、育成に係る燃料は、コスト0にできる)
国は、この農業の工業化に支援を行うことで、農家が機械化できるようになり、さらにその機械を作るコンピューター、製造業にも、お金が回る。
今後の社会は、こんな構造にCHANGEする必要がありそうだ。
そのためには、何が必要か?
今の派遣の人が働いてもらったり、作業効率を上げるには、農作業を遠隔操作でおこなったり、自動化したりする必要があるだろう。
具体的には、
・肥料や水やりは、コンピューター制御で自動的/あるいは遠隔地からリモコンヘリコプター。
・収穫にかんしては、遠隔操作で収穫、コンバインなどは、遠隔地から操作できるようにする。
・サルなどから農地を守るには、夜間警備ロボット
トラクターや、コンバインを遠隔地から操作するのは、「自動運転自動車」を作るよりやさしいだろう。
車間距離はいらないし、人間が結局制御するのだから・・・
さらに万一横転しても、人が乗っていないわけだから、被害がすくない。
リモコンヘリコプターやこれらトラクターも、無線LANで行い、適当なところにアクセスポイントを置いて、あとは、そこから10BASE-Tとかで、エアコンの効いた部屋に持ってきて、それにパソコンをつないで制御したり、状況をWebカメラで確認したりという感じ。
技術的には、そんなに難しくない気がする。
あとは、これを国が支援して、どんどん導入できるようにすることだろう。
これをすすめると、べつに、操作元、操作先が日本でなくてもいいじゃん、どちらかは海外で・・・
ということになるが、このことは、今度またエントリを改めて記述する。
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