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ウィリアムのいたずらの、まちあるき、たべあるき

ウィリアムのいたずらが、街歩き、食べ物、音楽等の個人的見解を主に書くブログです(たま~にコンピューター関係も)

うつ病は、休職→就業規則による退職から、データ解析(データヘルス)とEAPの時代へ

2015-07-03 12:45:50 | AI・BigData
■いままでのうつ病社員の対応
 ~休職(傷病手当金)→就業規則による退職(失業手当)~

いままで、うつ病の社員は、

●一定期間休職させて(その間、傷病手当金が社員の人には出る)
   さらに、
●就業規則を設けて一定の期間休職したら、解雇できるようにする
(具体的な就業規則の作成方法は、リンク先参照-今日はそこが言いたいのではないので)

(解雇されると、社員だった人には、失業保険がでる)

というのが、お決まりパターンだった・・・かもしれない。
職場復帰できる人もいるけど、復帰しても再発して・・・等など。

むかしは、この対応でよかったが、今の時代、誰がいつ、うつ病になるかわからない。
そのため、うつ病→解雇となってしまうと、会社リスクが大きい。

そもそも、そこまで行かなくても、休職になる前まででも、
けっこううつ病で生産性落ちるわけだし・・
職場復帰中も、試し出社とかしている間は生産性おちる・・・
ってか生産してないし・・

というわけで、この方法は、あまりよい手段ではなくなった。




■みんな大好き!アメリカさんでは?

 いわゆる一流企業って言うんですか?大手SIerさんは、アメリカ大好き人間
が多いですよね!
 アメリカがやっていれば、それだけで、企画通っちゃうみたいな・・・

 じゃ、アメリカで、うつ病の人の対策、何が流行っているかが
分かれば、次の時代が読めますよねえ・・・

 ずばり、アメリカさんがやっているのはEAPなのだ!




■EAP(従業員支援プログラム)とは?

まあ、人事の言葉だから、人事辞典でも見ましょうか・・
EAP http://jinjibu.jp/keyword/detl/73/
によると(以下太字は上記サイトより引用)


Employee Assistance Programの頭文字を取ったもので、「従業員支援プログラム」と訳されます。契約企業に対するメンタルヘルス(心の健康)やカウンセリング、心の病による休職者の復職支援や業務パフォーマンス向上などを目的とした支援活動のことです。


うん、定義は分かった。で、アメリカさんでは?


もともとEAPは従業員のアルコールや薬物依存症などを解決するプログラムとして、1940年代のアメリカで先進企業が導入したのが始まりです。現在、その対象はメンタルヘルス全般や家庭・育児問題、法律、フィナンシャルプランニングの悩みなどに及び、バックアップの範囲は大きく広がっています。

アメリカの経済誌『フォーチュン』が選んだ500社のうち約95%がEAPサービスを受けているとされています(1997年)。

(中略)

アメリカのワシントンDCに本社のあるポトマック・エレクトリック・パワー社では、EAPプログラムを導入したことで1人当たり644ドルの経済効果があったと報告しています。


おおおおお~、もう、この事実だけで上の人たちは採用してくれそうですね!
え、それだけじゃ採用しないだろうって・・・




■市場規模は?

ば、ばれましたね・・そうです。市場です・・・

し、市場規模は・・・

EAP サービス市場に関する調査結果2014
http://www.yano.co.jp/press/pdf/1235.pdf

だと、2013年で208億・・・

EAP(※)・メンタルヘルス市場におけるIT活用動向とデータヘルス連携の可能性 2014
http://www.seedplanning.co.jp/press/2014/2014071601.html

だと、2013年60億いってない・・・

って、ものすごく差があるけど(おいおい)
とにかく、すんげえ小さい市場です・・・現在は・・

特にメンタルヘルスのIT市場は、2013年では10億いってない・・

比較のために・・・
焼肉のたれの市場が200億くらいです
スマート農業の市場が60億ぐらいで(2013年で)これは、浅漬けのもとと同じくらいの市場規模です

・・・なおさら分かりにくいか・・・

え、コレじゃあ、上の人を説得できないって・・・
そうですよねえ・・・メンタルIT市場10億って・・・
小さすぎですよね・・・


で、でもですねえ・・・





■うつ病対策としてのビッグデータ解析=データヘルス

データヘルスっていうのがあるんです!!


医療保険者によるデータヘルスについて
http://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryouhoken/hokenjigyou/

によると(以下太字は上記サイトより引用)

近年、健診やレセプトなどの健康医療情報は、平成20年の特定健診制度の導入やレセプトの電子化にともない、その電子的管理が進んでいます。これにより、従来は困難だった電子的に保有された健康医療情報を活用した分析が可能となってきました。データヘルスとは、医療保険者がこうした分析を行った上で行う、加入者の健康状態に即したより効果的・効率的な保健事業を指します。


ってことはですよ・・・
ストレステストによる結果のデータヘルスというのも考えられ、この市場は
健保組合数だけありますよね。約1500社
1社100万円で請けても15億市場・・・ちいさっ(1000万取れれば、150億だから・・でも、健保そんなにお金ない?)

ただ、ビッグデータの勢いで・・・だめっすかね?




■日本のEAP市場とアメリカの違い

これは日本のEAPが、メンタルに限っているのと、まだそんなに流行っていない
ことによるんじゃないかな。アメリカと同じ形で発展するかどうかは疑問。

ただ、そのうち、「来る~、きっと来る~」だと思いますね、EAP
なぜなら、うつ病の人を解雇してたら、きりないから・・・
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