情報処理試験、合格者発表していて、
情報処理試験のマイページ
では、自分の合否と成績が見れるようになっている。
今までITスペシャリスト、午後Iが解けずに受からなかったんだけど、
今日これから書く、以下のことを理解したら、無事合格してました。
ということで、どこの参考書にも書いていないけど、
多分、これを理解しないと受からない(??)
ITストラテジストの午後Iの肝を公表したいと思います!
■そもそも、ITストラテジストの午後Iは、何のためにやっている試験なのか?
これ、みんな意味不明じゃないでしょうか?
国語のテスト??
これに気づくことが、合格への第一歩だと思います。
この試験はずばり、
「紐づけ」ができるかどうかの力を見る試験です。
実務では、主にNTTデータさんの仕事を受けている場合に
求められる能力です
(実際に紐づけたドキュメントを求められます)
今、設計やコーディングというのは、
個人の趣味で勝手に行うことができず、
設計書にこういう風に書いてあったので、こうコーディングした、
要件定義にこうあったので、こういう風に設計した
というように、やったことと、上位のドキュメントに書いてあることが
対応していないといけません。これを紐づけといいます。
ITストラテジストの午後Iでは、この機能は、こういう要求があったら、実装している。この要求は、この背景がもとになっているという対応付け(=紐づけ)を聞いています。
■要求分析の紐づけには、基本的な型、パターンがある
この紐づけは、適当に結び付けているわけではなく、
ざっと大きな型というかパターンがあり、
それが、具体的なケース(問題文)と結びついています
で、そのパターンというのがし

問題文で「開発するシステム」となっているのは、そのシステムの機能に対応する要求と紐づくんだけど、その要求も、要求の背景というのがあって、その背景と、要求が紐づいている。
・背景とは、現在の状況(現実、事実)のことで、
いわゆるSWOT分析の強み、弱み、脅威、機会
※強み、弱みは、その会社にとっての、ポジティブ、ネガティブ要素
※機会、脅威は、業界等、外部からの、ポジティブ、ネガティブ要素
セキュリティの脅威と脆弱性(=弱み)の分類と同じ
業界知識や慣習、手順
現状のシステム構成(ハード・ソフト)、オペレーション
がそれにあたる
・要求は、経営陣が持っている要求である、企業理念・経営理念、経営目標(短期の場合も長期の場合もある)、目標を具体化した(経営)課題や、会社の利害関係者(お客様、従業員、取引先)の要求がある。
・これら要求と背景に紐づいて、新システムの要求があるんだけど、
ここで、
・経営者、利害関係者等、主語が「システム」でない人等が求めること
→要求
・次期システムなどの主語が「システム」に求められること
→要件
といって、実務上区別している。この場合、要件は要求に紐づく
そして、その要求をもとに新システムが作られるんだけど、
おおざっぱに機能をまとめて、こういう方向で行くよ!という狙いがあり、実行したことの施策があって、それを、ソフト・ハードの実現方式によって、実現していくことになる。
■試験の解き方
試験では、はじめの問題文の部分で、上の図の構造で、具体的な事柄と紐づけが展開されて、設問で、どこの紐づけを聞きたいか書いてあるので、それに沿って紐づけの対応する所を回答することになる。
よって、午後I試験の場合、問題文を読むとき、この文は
・誰の(現行システムの、会社の、経営者の、お客様の・・・)
・何について(背景?要求?実現したシステムの狙い?機能?)
書いてあるかを明確にしながら、自分にとってわかる記号でマークしておいて
(線を引くとぐちゃぐちゃになるので、マークしかできない、
線は、マーク間で紐づけを表すのに使う。
この要求は、この背景に紐づいているという形で線を引く)
問題文で、どこの紐づけを聞いているか、特定することになる
■その他豆知識
・この方法は、ITストラテジストしか通用しない。
他の試験では、単純に機能が書いてあって、計算とかするパターンもある
(ってか、そっちが普通?)
・ITストラテジスト午後Iだけに通用する手段として、
問題文で、どこの段落か【】で指定されるが、
回答は、その【】を含む以前の段落にある場合が多い
→時間がなかったら、読みながら進めていくことが可能になっている
こんな感じなんだけど、だれもこのこと、書いてないよね!
これに気づくのに遅れて、合格が遅くなったので、
私のような人が出ないために、メモしてみました。
個人的意見なので、違ってるかもしれないけど、
そうしたら、自分独自で研究してみてください