水持先生の顧問日誌

我が部の顧問、水持先生による日誌です。

4月17日

2012年04月17日 | 日々のあれこれ

 楽器体験二日目。Clの部屋に行き、楽器体験を体験してみた。
 担当のMくんが、実に丁寧に教えてくれる。
 去年の今頃、この子はどうなるのだろう、続けていけるのだろうか、吹けるようになるのかと最も心配した子である。
 その後の上達のスピードは、今時点でも決して早いとはいえない。
 しかし、音色ならばいま彼が一番きれいだ。一年をふりかえってみて、練習への姿勢が最も誠実なメンバーの一人だった。練習は裏切らないと思う。この調子だと、夏にブレイクする予感がする。
 言われたとおりに、マウスピースで音を出し、たるを付けて音を出し、楽器をつけてみると音が出ない。 すると「先生がいま音が出ないのは、くちびるを巻きすぎてリードをおさえつけてるからです」と瞬時に判断してくれる。いままで苦労してきたからこそ、いろんなことがすぐわかるのだろう。
 初心者がどのパートに入っても大丈夫だなと思えた。
 それにしても、自分はClの才能はないのだろうか。いや、20分でそう決めつけてはいけない。それに才能うんぬんではないと普段あれほど言っているではないか。でも意外につかれるし。金管もくちびる痛くなったし。みんなよく練習する。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする