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Hospices de Beaune Corton Clos Du Roi Cuvee Baronne du Bay 2008

2012-12-18 00:00:32 | フランス・ブルゴーニュ
Hospices de Beaune Corton Clos Du Roi Cuvee Baronne du Bay 2008
Hospices de Beaune Corton Clos Du Roi Cuvee Baronne du Bay 2008
樽を買うネゴシアンのエルヴァージュの技法によって
ワインの出来が決まるオスピス・ド・ボーヌのワイン!!

※エルヴァージュ(ワインを育成することで、瓶詰めを含め、発酵後に起こるすべての工程を指す)
ワインを手がけるネゴシアンのエルヴァージュの技法によってワインの運命が左右される「最もエルヴァージュの技量が」が問われるオスピスのワイン!!

■オスピス・ド・ボーヌ■
1443年に着工され、完成したのが1451年。当時のブルゴーニュの支配者であったブルゴーニュ公フィリップ善良公の財務長官ニコラ・ロラン氏の遺言により、全ての財産を換金して建設された慈善施療院。地域内の病人や老人、貧民などを介護し、住宅としても提供しました。驚くことに1971年まで使われていたそうです。

そしてその活動に対して敬意を持った地主達が、施療院運営費用として何世紀にも渡ってワインの畑(それも特別に良い区画)を寄進しており、その畑は全てがコート・ド・ボーヌ地区に点在していましたが1977年にコート・ド・ニュイから初めて「マジ・シャンベルタン」の1.5haが寄進されました。

オスピスのワインは1977年以降にその真価を発揮します。新しい醸造責任者は、一流ドメーヌに負けないほど葡萄の栽培から醸造、熟成までを管理した結果非常に高い評価を獲得し、現在ではその地位を不動の物にしております。

オスピスで造られたワインは、全て11月の第3日曜日に樽ごと競売にかけられ、この価格はその年のブルゴーニュワインのプリムール価格を左右する程になり、現在では日本の業者もその競売に参加して、ラベルに社名を入れて販売しています。
※醸造過程で重要な樽熟成は、落札した業者が管理します。

オスピス・ド・ボーヌ
 コルトン・クロ・デュ・ロワ“Cuvee Baronne du Bay”[2008](赤)

なんとあのアンリ・ジャイエの愛弟子フィリップ・シャルロパンが手掛ける奇跡のオスピス・ド・ボーヌが少量入荷です!!

アンリ・ジャイエの愛弟子の巧みな技術をもつシャルロパン!!
輸入元が落札したオスピスをダメもとで頼んだらなんとOK!!

なんと!インポーター「フィラディス」と取引のあるワイン屋さんでしか手に入らないオスピス・ド・ボーヌの2種類のワインが限定しかも少量のんみ入荷してまいりましたぁ♪!!!

樽を買うネゴシアンのエルヴァージュの技法によってワインの出来が決まるオスピス・ド・ボーヌのワイン!!

近年、品質向上が目覚ましいオスピス・ド・ボーヌ。08年は栽培でビオロジーを実践し、品質の高いブドウのみを使用。そのため赤ワインの収量は23hl/haと超低収量。
責任者ローラン・マスの手腕が冴えたヴィンテージ♪!!

しかし、完璧を求めるなら、誰が「エルヴァージュ(育てる)」したのかは、大事なポイントであり、その後の品質に大きく左右されます。

        「それを!それをですよ♪!!」

たまたま会場に居合わせたアンリ・ジャイエの愛弟子、巧みな技術をもつシャルロパン氏にダメもとでお願いした所。。。なんと!あっさりとOKが出まして、今回、この夢のオスピス・ド・ボーヌが実現!入荷してまいりましたぁ♪!!

※どうですかぁ♪!この魅力満載のオスピス・ド・ボーヌ2種♪!

残念ながら各6本づつしかございませんので、これは本当にお早めにGETしておいて下さいませっ!シャルロパンが引き出すボーヌワインの魅力をたっぷりとお楽しみ下さいませ♪!!
ワイン屋大元より)



Hospices de Beauneの資料はこちらが詳しいです。




ゆはらよりオークションで落札。6073円。
抜栓日:2013年11月4日
コルク:コルク長50mm。ロットナンバーのような数字以外、なにも書かれていません。
液漏れ:染み若干あり。液漏れなし。
グラス:リーデル・ブルゴーニュタイプを使用。
色:濃い目のルビーレッド。ほんのちょっとパープルがあります。渋い色合い。
エッジ:しっかりとしています
脚:中等度の粘調度
香り:やや温度が低かったせいか、あまり香りたたず閉じ気味でしたが、徐々にブラックベリー、ラズベリー、スミレの香りがしてきました。温度が上がり1時間ほどしてから果実香が結構出てきてやっと開き始めたッて感じです。2時間くらいで、金属っぽい香りがして、その奥に、ストロベリージャムの香りが少し見えました。
 
タンニン:まだまだフレッシュなしっかりとしたタンニンです。あと5年くらいの辛抱が必要だったかもしれません。
 
味:透き通るような、ぴーんと筋の通った酸が最初に口の中に広がりました。また、ミネラル感も非常に豊富ですが、まだまだ固いです。ちょっとゆっくりと時間をかけて飲んでみましょう。
ピュアさとミネラル感は半端ないです。1時間ほどでも酸は衰えず、しかし、とても素直にのどに流れていきます。味わいがほんとピュア。ボーヌのテロワールか、ドシンと腰を落ち着けた安定感を感じますが、切れる酸で、全然飲み飽きしません。しかもまだまだ固い。この時点でこのくらいのポテンシャルがあるんだから、あと5年くらいしたらもっと美味しくなっているんじゃないかと思いました。肉の赤身というか、金属というか(鉄ではない)そんな感じもあり、これはこれで美味しくいただきました。