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Chateau Auzone 1999

2009-08-15 05:13:01 | フランス・ボルドー

Chateau Auzone 1999

Chateau Auzone 1999

実家のワインセラー新規購入編です。


1999年は娘のBirthday Vintageです。

パーカーポイント95

1999年のオーゾンヌはワイン・オブ・ザ・ヴィンテージだろうか?色は濃い紫色。天草、ミネラル、ブルーベリーリキュールの心動かされるブーケを感じさせるワインで、並はずれた輪郭と強いタンニン、卓越したエキス分驚異的な芳醇さはすべて伝説的だ。1999年のようなヴィンテージからこのような姿を表すとは、不可能なことのように思える。当主アラン・ヴォーティエはこれを2万本しか生産していない。わずかな収穫物から、さらに4分の1を除去したのである。結果はまぎれもなくすばらしいものだが、このワインは10年~12年はセラーで寝かせる必要がある。
予想される飲み頃:2015年2050年 最終試飲年月:2002年12月
ウメムラ より)


シャトー・オーゾンヌ CHATEAU AUSONE

ボルドーを初めて訪れる人が、どれかひとつのシャトーとブドウ畑を見るつもりであれば、サン・テミリオンの中世の城壁の外にある丘陵斜面に位置するこの小さなオーゾンヌのブドウ園に限る。
オーゾンヌはすばらしい場所にあるが、何よりもすばらしいのは、古いブドウの木と、ワイン・セラーがある広い石灰岩の洞穴である。
オーゾンヌは、ローマの詩人であり、紀元後320年から395年にかけてこの地で生涯を送ったアウソニウスという人物にちなんで名づけられた。
彼はこの地域(明らかにサン・テミリオンよりもボルドーに近い)にブドウ畑を持っていたことが知られている。
オーゾンヌにはローマ時代の遺跡が残ってはいるが、アウソニウス自身がこのブドウ園と何らかの関わりがあるかどうかは、非常に疑わしい。
オーゾンヌが歴史的に重要であり、またボルドー全域のなかでは最もワインづくりに恵まれた場所のひとつであるにもかかわらず、1960年代、1970年代のワインの質は平凡であった。
いや、貧弱とさえ言えた。質が変化したのは、このシャトーの所有者が新しい管理人であるパスカル・デルベックを雇い入れた1976年のことであった。
1940年代、1950年代、および1960年代のオーゾンヌのワインの多くは、ドライで、くたびれて、弱々しい色合いであったが、デルベックは、ボルドーのその年のヴィンテージで最高とされた2つのワインのうちのひとつである1976年の傑出したワインを皮切りに、次々と優れたワインを生み出していった。
極めて少量生産のオーゾンヌを入手することはほぼ不可能である。
ポムロルの名高いペトリュスよりも稀なワインであるが、それよりも値段はかなり安い。
オーゾンヌのスタイルは、サン・テミリオンのもうひとつの名高いシャトーであるシュヴァル・ブランとは、まったく異なるものである。
オーゾンヌを所有していたデュボア=シャロンとヴォティエの2つの家族の関係は、友好的なものであると思われていたにもかかわらず、内部的な争いと、ワインづくりの考え方に関する絶えざる軋轢が高じて、1990年代半ばに、ヴォティエ一族はデュボア=シャロン夫人から持ち株を買い取った。
醸造責任者であるパスカル・デルベックにとって代わったのはアラン・ヴォティエで、彼はリブルヌのミシェル・ロランから、醸造についてのアドバイスを得ている。
デュボア・シャロンとデルベックのワインづくりを支持する人々は、オーゾンヌのワインづくりが、より外向的で商業主義的なスタイルだと文句を唱えるが、これは利己的な思惑を持つ人々の愚痴でしかない。
ヴォティエとロランの管理下での唯一の変化は、天候状況が許せば、収穫を少し遅くすることと、マロラクティック発酵をタンクではなく樽の中で行うといったことである。新しい体制下でつくられた最初の2つのワイン(1995年と1996年)は傑出しており、オーゾンヌのエレガントさ、繊細さ、ミネラルをベースとした驚くべき特徴などすべてを備え、より凝縮して、強力であった。
事実、樽と瓶での1995年のオーゾンヌの育成ぶりは輝かしいもので、しかもこのワインは、デュボア=シャロン/デルベック陣営の論議の的となった、「典型的な特色」を何ひとつ失ってはいないのだ。
私は、オーゾンヌが、熱心なアラン・ヴォティエの指導のもとで、より一貫性を備え、より高い質へ達するものと予測している。
講談社 『BORDEAUX ボルドー 第3版』
かわばた酒店 より)



シャトー・オーゾンヌ


アランヴォーティエ氏が責任者となって以来、急激に評価を高め、いまではシャトー・シュヴァル・ブランと肩を並べる大御所です!
サンテミリオンの中では非常に小さい7ヘクタールの畑からとれるオーゾンヌは収穫量が少ないだけあって、とっても稀少なワイン!
また、その芳醇なお味から、このワインが登場するのを、今か今かと注目しつづけているファンがいるほどなのです!
恵まれたテロワール、バランスの取れたブレンド率、そして高い樹齢によって、他に類を見ない、独特の個性を築き上げた功績はスバラシイ!!
長い熟成期間を経て、真の力を発揮するオーゾンヌは、どのヴィンテージにおいても確かな品質を保っています。

パーカー氏も文句なしの高得点、近年評価が上がっているのも一目瞭然。
2001 P98点
1999 P95点
1997 P91点
1996 P93点
1994 P86点 
気品あるブーケ、神々しさを帯びた色合い。これぞ高尚なワインの醍醐味、是非お楽しみ下さいませ♪
ヴェリタス より)

シャトー オーゾンヌ


◇サンテミリオンの代名詞的存在、常にファンを魅了する『オーゾンヌ』◇
極めて少量生産のこのワインを入手することは困難であると言われており、ポムロルの名高いペトリュスよりも稀であるといわれます。
醸造責任者のアラン・ヴォティエは、ミッシェル・ローランに醸造のアドバイスを受け、収穫を少し遅らせたり、マロラクティック発酵をタンクではなく樽の中で行っています。その結果、よりエレガントな、より繊細な凝縮感のあるワインに仕上がっています。
シュヴァル・ブランと並んでサンテミリオンのトップの地位にあるシャトーです。
平均して、メルロー50%、カベルネ・フラン50%で造られています。
ワインセラーパリ16区 より)




サンテミリオンワインの代表格として【シュヴァル・ブラン】と両翼を担い、「第1特別級A」の座に輝いているのがシャトー・オーゾンヌです。他のどのボルドーワインとも一線を画すだけの個性を持ち、“ボルドー九大シャトー”の一つに挙げられています。
世界遺産にも指定されている美しい“サンテミリオンの丘”、その中でも最高の場所、日当たりのいい斜面にオーゾンヌの畑はあります。栽培されているのは、平均樹齢50~55年を誇るメルロー種とカベルネ・フラン種が半分ずつ。ボルドーの代表品種カベルネ・ソーヴィニヨンは全く使われていません。その結果生み出される独特の味わいや、メドックワインよりも若干アルコール度数が高いことから、「ボルドーのブルゴーニュ」とも評されています。
このワインは、スパイスとベリーが絡みあったような甘いアロマと、優雅さの中にも完熟感ある力強さ、そして秘めたコクを持っています。
時には「分かりにくい」と評価されてしまうこともあるワインですが、いい年のものであれば100年以上の熟成にも耐えるのです。あるワイン評論家は1874年のオーゾンヌを飲んで、「私がそれまで十分にオーゾンヌを評価しなかったのは、飲み頃になるまで121年待つ機会が無かったからだと思い知らされた!」と評し、その甘美な香り、コクのあるふくよかな風味、クラクラするほどの甘いフィニッシュを絶賛したのです。
それだけに、一度は飲んでみたいと思っている方も多いワインなのですが、実は九大シャトーの中で“最も見つけるのが困難なワイン”として知られているほど、とても希少なものとなります。それは、オーゾンヌの畑の面積がわずか「7ha」しか無いことが最大の理由。これは、例えば【シュヴァル・ブラン】と比較するとわずか5分の1、【ラフィット】とは何と14分の1という、小さな畑しか持たないからなのです。
もともと生産量が少ないだけに、年代モノとなるとなかなか見付けられるものではありません。この希少なワインを入手できるチャンス、どうぞお見逃しなく!
オールドビンテージ・ドットコム より)




シャトー・オーゾンヌ  (ボルドー:サンテミリオン地区)

Chateau Ausone Saint-Emilion Premiers Grand Cru Classe A
サンテミリオンのトップシャトー
 近年、アラン・ヴォーティエの肩入れによって、オーゾンヌはついにその神話的な地位にふさわしいく復活しています。

ロバート・パーカーJr.「ボルドー第4版」より
 ボルドーを初めて訪れる人が、シャトーとブドウ畑を1ヵ所だけ見るのであれば、サン=テミリオンの中世の城壁の外にある丘陵斜面に位置するこの小さなオーゾンヌに限る。オーゾンヌは立地もすばらしいが、何よりもすばらしいのは、非常に古いブドウ樹が植えられた畑と、このシャトーのワイン・セラーとして使われている広い石灰岩の洞穴である。オーゾンヌは、ローマの詩人であり、紀元後320年~395年の生涯をここで送ったアウソニウスという人物にちなんで名づけられた。彼はこの地域(明らかにサン=テミリオンよりもボルドーに近い)にブドウ畑を持っていたことが知られている。ただ、ローマ時代の遺跡が残ってはいるが、アウソニウス自身がこのシャトーと何らかの関わりがあったかどうかは、非常に疑わしい。
 歴史的な重要性や、またボルドー全域で最もワインづくりに恵まれた立地の1つであるにもかかわらず、1960年代、1970年代のオーゾンヌのワインの質は凡庸、もしくはお粗末とさえ言われた。
 今、生産の極めて少ないオーゾンヌを商業的に入手することは不可能に近い。ポムロールの名高いペトリュスより希少なワインであるが、値段はペトリュスよりかなり安い。オーゾンヌのスタイルは、サン=テミリオンのもう1つの名高いシャトー、シュヴァル・ブランとは、まったく異なるものである。
 オーゾンヌを所有していたデュボワ=シャロンとヴォーティエの2つの一族の関係は友好的なものであると思われていたが、内紛と、ワインづくりの考え方に関する絶え間ない摩擦が高じて、1990年代半ばに、ヴォーティエ一族はデュボワ=シャロン夫人からシャトーを買い取った。醸造責任者であったパスカル・デルベックにとって代わったのはアラン・ヴォーティエで、彼はリブヌルのミシェル・ロランから、醸造についてのアドバイスを得ている。デュボワ・シャロンとデルベックのワインづくりを支持する人々は、オーゾンヌのワインづくりが、より外向的で商業主義的なスタイルになったと文句を唱えるが、これは利己的な愚痴を持つ人々の愚痴でしかない。ヴォーティエとロランの管理下で最も顕著な変化は、天候が許せば収穫をやや遅らすこと、マロラクティック発酵をタンクではなく樽の中で行うこと、セカンド・ワインの導入とともにブドウの選別を厳しくすることである。新しい体制下でつくられた最初のワインは壮観な出来で、オーゾンヌのエレガンス、フィネス、そしてミネラルをベースとした並はずれた特徴のすべてを備え、さらにより凝縮感があり、強烈であった。事実、樽と瓶でのオーゾンヌのエルヴァージュは輝かしいもので、しかもこのワインは、デュボワ=シャロン/デルベック陣営の非難に反して、「オーゾンヌらしさ」を何1つ失ってはいなかった。私は、オーゾンヌが、才能あるアラン・ヴォーティエの指導のもと、より一貫性を備え、より高い品質を目指すものと期待している。
 オーゾンヌを所有していたデュボワ=シャロンとヴォーティエの2つの一族の関係は友好的なものであると思われていたが、内紛と、ワインづくりの考え方に関する絶え間ない摩擦が高じて、1990年代半ばに、ヴォーティエ一族はデュボワ=シャロン夫人からシャトーを買い取った。醸造責任者であったパスカル・デルベックにとって代わったのはアラン・ヴォーティエで、彼はリブヌルのミシェル・ロランから、醸造についてのアドバイスを得ている。デュボワ・シャロンとデルベックのワインづくりを支持する人々は、オーゾンヌのワインづくりが、より外向的で商業主義的なスタイルになったと文句を唱えるが、これは利己的な愚痴を持つ人々の愚痴でしかない。ヴォーティエとロランの管理下で最も顕著な変化は、天候が許せば収穫をやや遅らすこと、マロラクティック発酵をタンクではなく樽の中で行うこと、セカンド・ワインの導入とともにブドウの選別を厳しくすることである。新しい体制下でつくられた最初のワインは壮観な出来で、オーゾンヌのエレガンス、フィネス、そしてミネラルをベースとした並はずれた特徴のすべてを備え、さらにより凝縮感があり、強烈であった。事実、樽と瓶でのオーゾンヌのエルヴァージュは輝かしいもので、しかもこのワインは、デュボワ=シャロン/デルベック陣営の非難に反して、「オーゾンヌらしさ」を何1つ失ってはいなかった。私は、オーゾンヌが、才能あるアラン・ヴォーティエの指導のもと、より一貫性を備え、より高い品質を目指すものと期待している。


~一般的な評価~
 サン=テミリオン村の石灰岩の丘の斜面の有利な場所に位置するこの有名なシャトーは、1990年代半ば以降、アラン・ヴォーティエがたった1人で管理しており、今もオーゾンヌの品質をどんどん向上させている。彼の見事な運営のおかげで、このシャトーは50~100年も持つような、評価の基準となるようなワインを常につくり続けている。できる限りよいワインをつくための費用は惜しまず(例えば収量の低減、完熟したブドウの使用、タンクではなく小樽でのマロラクティック発酵など)、その結果、ここの並はずれたテロワールがよく表現されたワインができた。それでいて、昔のヴィンテージよりもリッチで、より好奇心を刺激されるようなアロマも持っている。方向性が革新的に変わったことから、オーゾンヌはその魂を失ってしまったという人は多かった。こうした声はサン=テミリオンの古株たちによる保守的な(従順なオウムのような)意見である。彼らは、このシャトーがカビ臭いアロマに特徴づけられた、枯れはてた、果実味に乏しい、中身のないワインをつくっていた半世紀前に、時計を戻したいという人たちである。しかし実際には、アラン・ヴォーティエの肩入れによって、オーゾンヌはついにその神話的な地位にふさわしいワインを生み出すようになったのだ。価格は高いが、生産量は極めて少なく、ボルドーのいわゆる「八大赤ワイン<訳注:ラトゥール、ムートン・ロートシルト、ラフィット・ロートシルト、マルゴー、オー=ブリオン、ペトリュス、シュヴァル・ブラン、オーゾンヌ>」の中でいちばん少ないシャトーである。


平均年間生産量:2万~2万3000本
畑 面積:7ha、平均樹齢:50~55年、植樹密度:6000~7800本/ha、平均収量:35hl/ha
育て方:発酵とマセレーションは温度管理された木製槽で21~28日間。マロラクティックと19~23ヶ月間の熟成はオークの新樽で行う。澱引きは3ヶ月ごと。軽い清澄はするが、濾過はしない。
ブドウ品種:メルロー50%、カベルネ・フラン50%
所有者:ミシュリーヌ&カトリーヌ&アラン・ヴォーティエ
宮武酒店より)


シャトーのHPはこちら



(+)ワインショップ ソムリエより購入。45000円。