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wakabyの物見遊山

身近な観光、読書、進化学と硬軟とりまぜたブログ

PICAさがみ湖と周辺探索1ーバーベキューとヒキガエル観察

2023-04-01 07:17:42 | バイオフィリア(身近な生き物たち)

PICAさがみ湖のトレーラーキャンプに、1泊2日のスケジュール(2023年3月20・21日)で遊びに行ってきました。そこでの滞在や周辺探索のようすを何回かにわけて紹介したいと思います。まずは、1日目のバーベキューと近くで見たヒキガエルの観察記からです。

 

JR相模湖駅からバスで約8分、プレジャーフォレスト前で下車。さがみ湖リゾート プレジャーフォレストという広大な遊園施設の一画にPICAさがみ湖があります。プレジャーフォレストの正面ゲートを入って、さらに園内巡回バスで移動。

 

PICAさがみ湖のフロントに到着。ここで受付をします。

 

予約しているトレーラーキャンプに向かいます。

 

気持のいい丘陵地に様々なキャンプ施設が点在しています。

ここが、予約したTAKIBIというトレーラーキャンプのあるエリア。たき火ができるので、TAKIBIというのです。

 

T-10に泊まります。

周りはこんなかんじ。

トレーラーキャンプというだけあって、牽引できるような装置が付いています。

 

タイヤもあります。

 

丘の上にプレジャーフォレストの観覧車が見えます。

 

桜もけっこう咲いていて、いい時期でした。

これは、イギリスの著名な現代アート作家ダミアン・ハーストによる「大切な時間の桜」という絵。雰囲気はよく出ているけれど、大雑把ですね。日本画の作家だったらもっと細密に花を描くのでしょうね。ダミアン・ハーストは超高額で作品が取引されている作家ですから、これでもうん億とかするのでしょうか。

 

南側には、丹沢山地の北端の山が見られます。正面に見えるのは石老山(702m)。明日、登れるところまで登ってみる予定にしています。

 

中はこんなかんじで、寝るところはロフト式です。

 

さっそく、たき火が始まりました。近くで拾った木の枝や購入した薪を燃やしています。妻が好きでやっています。

 

私は、木炭で火をおこしてバーベキューの準備をします。

 

ステーキ肉、焼き芋、ポップコーンを焼きます。焼き芋やポップコーンは、たき火のほうが作りやすいことがわかり、そちらに移動させます。

 

野菜も焼きます。

 

暗くなってきました。

 

そしたら、駐車場のほうで、キュルキュル、キュルキュルという鳴き声が聞こえます。あまり聞いたことのない鳴き声なので、謎の鳥か小型の宇宙人を想像しましたが、違いました。妻がヒキガエルを見つけました。別名ガマガエルとも呼びます。

 

駐車場わきの水たまりにたくさん卵が産まれています。卵は泥っぽくなっているので、このお母さんが今産んだようには見えません。何日か前に産んだ卵のようすを確認しに来たのでしょうか。それとも、卵を産み足しているのでしょうか。

 

近くにはオスもいて、棒に抱き付きます。交尾の季節にはなんにでも抱き付く習性があると「ダーウィンが来た」でもやっていました。キュルキュルいっていたのはオスのようです。

 

1.5時間くらい経ってからまた見に来たら、お母さんは姿を消していて、オスだけが卵のところにいました。

近くには数匹のオスたちがいます。見ておわかりの通り、オスはちっちゃいのです。

 

次の日の朝、カエルはどこにも見あたらないけれど、卵はそのまま残っていました。しかし、ここは駐車場があって、近くを車も通るし、晴れが続いたら水が枯れてしまうかもしれません。過酷な環境なのですが、ヒキガエルはそうしたきびしい環境でも繁殖できるように進化したのだと言われています。

もう20年以上前に読んだ本ですが、「金沢城のヒキガエル 競争なき社会に生きる(奥野良之助)」というヒキガエルの生態の観察記がおもしろかったです。1,526匹もいたヒキガエルが最後に絶滅してしまうのですが...また、読み返してみようかな、という気になりました。


入江川、今年のボラ遡上は?

2023-02-18 21:20:06 | バイオフィリア(身近な生き物たち)

地元の大口から子安を流れる短い入江川がありますが、昨年1月23日に、ボラ(おそらく)の大量遡上を目撃しました今年は、名古屋市など愛知県のほうで、ボラの大量遡上が観測されていて、ニュースにも出ていました(下記Youtube)。

 

「うわ、このへんヤバ!」ボラ“大量発生”市街地で相次ぐ 過去には東京でも…なぜ?(2023年2月10日)

 

今年ははたして上ってくるのだろうかと思って、1月後半から入江川に週末、毎週観察に行っていました。

1月22日、マガモのつがいがいます。

 

そして、去年ボラが遡上したときに集まっていたカワウもいます。

 

1月29日、キンクロハジロの集団がいます。先日、菊名池で見たときはほとんどオスしか見られなかったのですが、ここでは、オス・メスがちゃんと混合しています。

 

しかし、ボラの遡上は見られません。2月12日まで観察しましたがいっこうに見ることができませんでした。もしかしたら、1月前半以前に遡上したのか、私が来れなかった平日に遡上していたのか、そもそも今年は遡上しなかったのか、わかりません。

寒い冬に、暖かさを求めて川を上るのではと言っている人もいますが、正確な理由はわかっていません。今年は、愛知県では観察されましたが、他の地域ではほとんど報告がありませんでした。それも謎です。このように、動物の行動の不思議は意外と身近なところにも残っているものなのですね。


1月の入江川せせらぎ緑道

2023-01-29 11:32:18 | バイオフィリア(身近な生き物たち)

少し前になりますが、1月はじめの入江川せせらぎ緑道を散歩したときのようすのご紹介です(2023年1月5日)。

冬の入江川せせらぎ緑道は、ザリガニ釣りで集まる子供たちもいなくて、静まりかえっています。

 

川幅が広くなって池のようになっているところには、いつものようにコイたちがいます。

 

純白のコイもいます。突然変異のアルビノかな。

 

この少し上流側には、モツゴの子どもたちが身を寄せ合っています。この上流にも下流にもこうした魚たちはまったく見られないので、活動量の少ない冬はここに集まることで自らを守っているのだと思います。

 

そして、せせらぎ緑道ではひさしぶりにサギを見ました。コサギです。近くで遊ぶ子供たちがいなくなったので、安心してやってきたのかもしれません。

下流から上流側に移動しながらエサ(ザリガニや昆虫などの小動物)を探しているようすです。

ここ2、3年、このあたりでサギを見なくなっていたので、安心しました。


渡り鳥が帰ってきた12月の菊名池

2022-12-31 07:54:56 | バイオフィリア(身近な生き物たち)

冬に渡り鳥が帰ってくる菊名池の12月のようすを見に行きました(2022年12月18日)。戦争をしているロシアなどからやってきた、彼たち彼女たちはなんの罪もない崇高で無邪気な命です。

 

風もなく晴れた気持ちのいい天気です。

 

1年中ここに住んでいる右のほうのカルガモたちと、冬にやってきた左のほうのキンクロハジロたち。

 

カルガモのつがいかな?

 

人が投げるパンくずを食べようとキンクロハジロが元気に集まってきます。しかし、このツートンカラーの個体はすべてオスです。

 

そして、少し離れたところに1羽だけで泳いでいるこの子がキンクロハジロのメスのようです。カモ類は比較的オスとメスがいっしょに行動している印象があるのですが、キンクロハジロはちょっと違います。そしてメスの数があきらかに少ないです。他のメスたちはいったいどこにいるのでしょうか?そもそもオスとメスの数が違うのでしょうか?謎です。

 

そして、ハシビロガモ。去年はほかにもマガモが来てたのですが、この日は見ることができませんでした。

 

子供たちが遊んでいます。ここは、大人の見守る目も届いているし、自然にも触れられるし、よい遊び場です。

 

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本年も一年間お付き合いいただきありがとうございました。よい年をお迎えください。

 


12月の入江川中流域の鳥たち

2022-12-10 07:59:29 | バイオフィリア(身近な生き物たち)

地元の短い川、入江川の中流域は、12月になって渡り鳥などの鳥たちが集まってきました(2022年12月3日)。

多いのはホシハジロと、

オオバン。

オオバンを見ると、「千と千尋の神隠し」のカオナシを思い出すのは私だけでしょうか?

 

飛翔するチドリ。

 

そして、ひさしぶりにサギを見ました。アオサギです。

他にもコサギを見ましたが、アオサギにしてもコサギにしても、非常に用心深くなっていて、人が近づくと飛んで逃げてしまいます。最近あまりサギを見なくなったのは、そういう性質の変化があったせいなのでしょうか。

 

民家の庭の柿がたくさん熟しています。先週、住人の方が収穫していましたが、取りきれないくらいなっていて、カラスが食べに来ています。

柿をもぎってきて、屋根の上で食べているカラスもいます。