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wakabyの物見遊山

身近な観光、読書、進化学と硬軟とりまぜたブログ

東京散歩 その12-神田川(飯田橋~江戸川橋~椿山荘)

2020-06-13 07:54:37 | 東京・川崎

今回の東京散歩は神田川です。職場のある市ヶ谷から歩いて行けるところになるので、神田川の中下流域にあたる飯田橋や江戸川橋・椿山荘あたりを見て周りました。

神田川は、井の頭池に発して墨田川に合流する、東京の真ん中を流れている川ですが、いろいろと謎があって、例えば、地図で見ると飯田橋のあたりで直角に折れ曲がっているんですよね。川筋を人工的に曲げているにしても、直角は珍しいなと思って、飯田橋に見に行ったのです。

写真向かって上が上流の江戸川橋方面で、下方向に流れています。ところが、この道路の下で直角に曲がっているので、川面が隠れてしまって、実際のところどんな状態になっているのか見ることができませんでした。

 

直角を曲がると、神田川は水道橋、秋葉原方面に流れていきます。しかし、水はよどんでいて流れは感じられません。

 

昔は、電車で市ヶ谷あたりから見える川は神田川だと勘違いしていましたが、実はそのあたりは外堀であって神田川ではありません。しかし、外堀と神田川はまったくつながっていないのかというと、そんなことはなくて、このような水路でつながっているようなのです(端から端まで見てはいないので、ほんとうにつながっているのかはわかりません)。しかし、水は全く流れていません。想像ですが、大雨が続いたりして外堀の水位が一定以上に高くなると、この水路を通って外堀の水が神田川へ排水されるのかもしれません(梅雨に入ったことなので、チャンスがあったら確認してみます)。

 

次に行ったのが、江戸川橋。これは橋から下流方向を見ています。

 

上流方向は、文京区立江戸川公園となっていて川沿いが遊歩道になっています。

 

遊歩道の途中、このような休憩所もあり。

 

いくつか小さい橋があり。

 

川の流れはこのようであり、ずっと首都高が上を走っています。

 

江戸時代には、このあたりに堰があり風光明媚な名所だったそうです。川の改修には俳人の松尾芭蕉が関わっていたそうです。

 

さらに歩いていくと、遊歩道がおしゃれで綺麗になってきます。向かって右側が椿山荘の庭園なのです。

 

椿山荘の桂木門。

 

別の門。

駒塚橋からの眺め。

 

このあたりの江戸時代の風景は、歌川広重の名所江戸百景「せき口上水端はせを庵椿やま」として残されています。「せき口」はこのあたりの地名「関口」、「はせを庵」はこの近くにある「芭蕉庵」、「椿やま」は「椿山」のことです。今でもこの頃の雰囲気が残っていますよね。

 

アユも遡上するようになったそうで水質は改善しているのでしょうが、あまりきれいな水には見えません。

 

氾濫防止のためにここまで川底を深く掘り下げたのでしょうが、景観としてはちょっといただけませんね。上を首都高が走っていないのがなによりのすくいです。


東京散歩 その11-千鳥ヶ淵の桜

2020-04-04 18:25:11 | 東京・川崎

仕事帰りに、皇居の内堀にある千鳥ヶ淵の桜を見てきました。新型コロナで外出自粛の時ですが、帰宅ついでに桜を見ながら歩いている人たちをちらほらと見かけました(2020年3月30日)。

 

千鳥ヶ淵緑道は、桜並木が続きます。

 

これだけ桜が満開でも、世間はシンとしていて、とても違和感を感じます。

 

半蔵門の近くまでくると、イギリス大使館があります。正門は皇居を向いていて、皇室への敬意が感じられます。

 

David Sylvian - Brillant Trees (1984)


東京散歩 その10-新国立競技場

2020-01-25 14:26:15 | 東京・川崎

今年の夏開催される東京オリンピックのメインスタジアムとなる新国立競技場が2019年11月に竣工しましたので、その外観を見てきました。最寄りの駅は都営大江戸線の国立競技場駅ですが、JR中央線の信濃町駅と千駄ヶ谷駅の間にあります。

 

信濃町駅のほうから新国立競技場に近づきました。建築コストの高いザハ・ハディッドによる最初の案が却下された結果えらばれた設計ですから、とくに斬新という感じのデザインではありません。壁に囲まれていなくて開放的な雰囲気があります。隈研吾の設計です。

 

各階の外周には樹木のプランターが置かれています。

 

近くにあるのは日本青年館のビル。

 

そして、ラーメン店のホープ軒。私も若いときには何度か食べにきました。

 

東京体育館。空調用のパイプでしょうか、工場のように見えます。

 

国立競技場駅近くから見た新国立競技場の全景。スポーツには疎いのでへんなことを言いますが、いずれはロックコンサートなんかもやるようになるのでしょうか。どんどん活用してもらいたいものです。


東京散歩 その9-創価学会総本部

2019-12-29 23:19:56 | 東京・川崎

先日紹介した四谷の於岩稲荷田宮神社から、信濃町駅に向かうと、遭遇するのが創価学会本部です。
創価学会は、日本の新興宗教としては幸福の科学に次ぐ第2位の規模であり、公証信者数830万人をほこっています。日蓮宗から派生してできた宗教団体ですが、創価学会に限らず日本の新興宗教は、日蓮宗やその帰依している法華経にもとづいた教義になっているところが多いようです。


これは広宣流布大誓堂というそうです。りっぱな建物です。


こちらの入口から信者の方たちが入っていきます。


この信濃町地区にこれだけの教団施設が集まっています。


信濃町駅からさきほどの広宣流布大誓堂につながる道にはこのような店が並んでいて、お土産物屋や創価学会関連の書籍などが販売されていました。お店の看板が青・黄・赤の三色になっていますが、これは創価学会の三色旗の色なんですね。このあたりは、さながら門前町のようでもあります。


外苑東通りをはさんだ向かい側には、慶應義塾大学病院があります。そして、JR中央線を越えた南側には最近完成した国立競技場があり、来年のオリンピック会場となります。そこは今度紹介します。このあたりは、宗教、医学、スポーツという取り合わせの集結した、なかなか不思議な界隈です。