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9月上旬、青森・函館へ(6)函館で食べる

2017-10-30 20:30:15 | 国内旅行
函館旅行それは胃袋の受難…


まずはラビスタ函館の朝ごはん


朝ごはんのハイライト、海鮮丼


どどーん


デザートも充実。プリンが美味しかった!


これは最終日の朝ごはん。
前日の教訓から、海鮮丼のサイズは小さめにした


サラダにモッツァレラ乗せ放題なのも嬉しい。
普段あまり飲まない牛乳も、ここではゴクゴクたくさん飲んだ


この日もプリン・マンゴー・ライチ・巨峰をたっぷり

朝ごはんがこんな感じなので、昼食・夕食の時間はかなり後ろにずれこんだ(でも食べた)


お店はクラシック樽生を飲めるところを中心に検索。
クラシック樽生と、


ラーメン


クラシック樽生とお寿司
(ウニは朝食バイキングになかったので外で食べた)


ミルキッシモのジェラートは前回も函館で食べて美味しかったので今回も!
今回は五稜郭タワーのミルキッシモで。


その後はタワーの売店で買った缶のクラシックを飲みながら函館駅方面に向かって歩いた


そして駅の近くのスナッフルスでケーキ


さいごは函館のソウルフードといわれるお店を。

カリフォルニアベイビー、ラッキーピエロ、ハセガワストアが同じ通りに並んでる


左がハセガワストア、右がラッキーピエロ


カリフォルニアベイビー
元は郵便局だった建物を使っているそう


カリフォルニアベイビーのシスコライス


ラッキーピエロのチャイニーズチキンバーガー。
胃袋のキャパがあれば滞在中に何度でも食べたかった!




国宝展の感想メモ

2017-10-30 08:10:37 | 美術館・博物館
京都国立博物館で開催中の「国宝展」で見たもの・感じたことのメモ。
(※訪れたのはⅡ期の中盤なので、現在は展示されていないものばかりです…)

◇聾瞽指帰(ろうこしいき)
空海の書。「楷行書」という書式らしい。画数の少ないシンプルな文字ほどバランスの良さにしみじみ見惚れる。
流れと勢いと折り目正しさが共存する、見ていて気持ちの良い書跡だった。

◇深鉢形土器(火焔型土器・かえんがたどき)
大きくて伸びやかで迫力ある縄文土器。

◇雪舟の絵(慧可断臂図・えかだんぴず、破墨山水図・はぼくさんすいず、天橋立図・あまのはしだてず)
事前に読んだ山口晃の「ヘンな日本美術史」が役に立った。
慧可断臂図を見たのは3回目だけど、毎回「いい絵だなぁ」というよりは「おもしろい(=変な)絵だなー」という感想。
破墨山水図は「背骨だけの絵」という山口晃の言葉に深く納得。

◇風俗図屏風(彦根屏風)
人物の着物の柄ひとつひとつが細かくて面白くて、時間をかけて見た絵。
背景の金箔?の光沢を含め、印刷物では良さが伝わらない絵だと思った。
絵の中に描かれた山水画の描写も見事。

◇飛青磁花入(とびせいじはないれ)
大阪市立東洋陶磁美術館が所蔵する焼きもの。
今まで何度か見てるけど、形そのもの(特に下方の「張り」のライン)が強く印象に残ったのは今回が初めて。
360度どの角度からも見られる展示のおかげかも。

◇大日如来坐像
大きいのに間近で見ても圧迫感がない。穏やかな気持ちでずっと見ていられる。
9月に青森県立美術館で見た「あおもり犬」を思い出した。

◇青磁鳳凰耳花入 銘 万声
調和がとれて、折り目正しくて、美しくて、でもそれだけじゃない。
清冽な中に1%の妖気を宿したような焼きもの。
ブレンデルの弾くピアノと同じような印象を受けた。
和泉市の久保惣記念美術館が所蔵するこの花入、いつか見に行けたらと思っていたので、国宝展で見られると知ったときは嬉しかった。
実物に対峙した瞬間、後頭部の毛穴がサーッと開くのがわかった。(数年に1回ぐらい、凄い演奏や作品に接したときに身体が反応することがある。脳より先に体が「タダモノではない」感覚を察知するのが我ながら面白い)

◇曜変天目
大徳寺龍光院の所有する曜変天目はめったに公開されることがないらしく、一生のうちに見られる機会があるんだろうか(公開されたとしても京都まで行かなきゃだし)と半ばあきらめかけていた。
今回、国宝展のためにわざわざ京都まで足を運んだのは、この曜変天目が展示されることを知ったから。
国宝に指定されている3つの曜変天目の中でこれがいちばん穏やか(つまり地味)だと何かで読んだけど、そんなこと全然なかった。うつわの内側の底に煌めく鮮烈なブルー(と一言でいえないようなブルーやグリーン)が衝撃的で、「何か凄いものを見てしまった・・・!!」と変に高揚した精神状態で美術館を後にした。




国宝展の巡りかた

2017-10-30 08:08:59 | 美術館・博物館


京都国立博物館で開催中の国宝展。
埼玉から京都まで新幹線に乗って見に行くからには、と自分なりに予習や準備をした。その記録。

【事前に展示品を知る】
国宝特集のブルータスを眺めながら、自分の行く時期に何が展示されているかを確認。これがとても役に立った!
会場平面図は一瞥し、気になるジャンルの展示室の展示プランは解説まで含め熟読した。
(初めて行く博物館でも、会場内の配置がなんとなく頭に入っていると見て回るのが楽だった。気がする)




【展示品の見どころなどを、より詳しく】
山口晃「ヘンな日本美術史」に雪舟の慧可断臂図のことが書いてあったので、展覧会前にあらためて読んでみた。(慧可断臂図以外にも国宝展の展示作品がいくつも取り上げられている。本全体が面白く示唆に富んでいるので、事前に読んでおいてよかった)




【天気と混雑状況】
数日前から京都の天気をチェック。
待ち時間や混雑の状況(自分が行く曜日と時間帯を中心に)もツイッターで確認した。


【チケット】
チケット購入待ちの列ができることもあるので、チケットは事前に買っておいた方がよい。
(私は東京国立博物館のメンバー割引がきくので博物館入口で購入したけど、事前購入すべきか直前まで迷った。結果的にあまり待たずに買えたけど、行列に備えて周辺のコンビニを調べておいてもよかったな)


【当日、博物館に着くまで】
大行列に備えて水分摂取は控えめ、かつカフェイン回避を心がけた。
外で長時間待つことを想定して防寒対策も。(ストールとカイロは必需品)


【当日の荷物】
荷物は京都駅に到着後すぐコインロッカーに預けた。金曜日の正午過ぎ時点では新幹線改札と同じ階(2階)のコインロッカーは空きがなく、地下のコインロッカーを使用。こちらは1割程度の空きがあった。

博物館のコインロッカーは数が限られているし、空くかどうかは運次第なので、京都駅で預けていってよかった。
なお、京都市内の旅館やホテルに泊まる場合は手荷物を宿に届けてくれるサービスもあるらしい。(有人の手荷物預かり所で対応)


【入場したら】
会場内は3階→2階→1階の順に見ることになる。まずは順路に沿って会場を一巡すると展示全体のボリュームや見どころがわかる。会場内は混雑してるけど、何かの拍子で人の波が途切れることがあるので、そのタイミング展示品の前に滑りこみ、じっくり見る。
(私の場合、このように会場内を軽く一巡しただけで1時間近くかかってしまった。想像以上に凄い展覧会だと体感し、2巡目以降は見方を工夫した。)


【めりはりをつけて見る】
全てをじっくり見ると消耗すると思い、めりはりをつけて会場内を回った。
どうしても見たいものは最前列で見られるまで待つ、そうでないものは2列目から覗き見る、など。

(今回の展覧会の目的だった曜変天目は、最前列で見るための行列に何度も並んだ。ちなみにこの行列は午後1時台がいちばん短かった)

あと、こまめに休憩して疲れないようにした。ベンチで休むだけでなく、ミュージアムショップを覗いたり。
(京博は展示スペースと休憩スペースがきちんと分かれていて、オン・オフの切換がつけやすかった)

【「ミュージアム・カート」も楽しめた】博物館2階の「ミュージアム・カート」では、ミュージアム・ナビゲーターの方に教えていただきながら展示品のレプリカに触れたり体験したりできる。
仏像の衣服の襞の部分に触れてみたり、金印のレプリカを使ってみたり。(金印は巻物の封をするために使うものだったらしい。海外で手紙の封として蝋に押すスタンプみたいなかんじ。金印を封泥(ふうでい)に押してみる体験が楽しかった)


【昼と夜、2回見るのもおすすめ】
金曜と土曜は夜間開館してるので、昼と夜の2回入場する方法もある。
再入場の際は手の甲のスタンプで確認するので、1回目の退場の際にスタンプを押してもらうこと。

(私の場合、展覧会の行列や混雑の状況がよめなかったので、展覧会以外の予定は入れてなかった。
昼間にあまり待たずに入場できたのと、3時台になって会場がかなり混雑してきたため、夕方あらためて入場することに。この間にお茶や買い物ができたし、夜間は館内も空いていて見やすかった。)


【トラりん】
京都国立博物館の公式キャラクター、トラりんは今回ブルータスの国宝展ガイドで初めて知った。
最初に見たときは軽く衝撃を受けたけど、何度も見てるうちに愛着がわいてきて、博物館で本人(本虎)に遭遇したときはキャーと興奮気味に。キレのある動きに、退場ぎりぎりまで誰にでも挨拶する愛想の良さ。かなり好印象!