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2017秋、京都・大阪へ(0)旅程など

2017-10-24 12:51:34 | 国内旅行

週末に1泊2日で行ってきた京都・大阪の記録。

◇行ったところ
《京都》
京都国立博物館(国宝展)
Dongree(コーヒー)
月餅家直正(わらび餅)
英多朗(ゆずラーメン)

《大阪》
大阪市立東洋陶磁美術館(企画展のイセコレクション、常設展の安宅コレクション)
くまきち(コーヒー)

◇旅のきっかけと旅程ができるまで
①大徳寺龍光院所蔵の曜変天目が「国宝展」に出品されることを知る→京都国立博物館に行きたい!
②行き先は基本的に博物館のみを想定。(大混雑や長時間の待ちが予想される上に展示点数も多いので、時間の見当がつかないから)
③とはいえ、他を見る余裕ができた場合も想定して、周辺の見どころやお店をいくつか調べておいた。
④せっかく関西方面に行くのだからと大阪市立東洋陶磁美術館の展示予定を調べたところ、企画展でイセコレクションを公開中と知る→大阪にも行きたい!
⑤大阪も基本的には美術館のみ。時間があれば「くまきち」と「パリアッシュ」にも行こう(→結局パリアッシュは時間がなくて今回は断念

◇旅程
【1日目】京都
09:47 東京駅・発(のぞみ315号)
12:05 京都駅・着
ロッカーに荷物を預ける
12:40 バスで京都駅前・発
12:50 京都国立博物館・着。「入場まで10分待ち」の表示
12:55 チケット購入
13:00 入場の行列に並び始める
13:06 入場
15:40 いったん退場
17:10 Dongreeでコーヒーを飲む&買う
17:50 月餅家直正でわらび餅を買う
18:10 国宝展に再入場
20:15 博物館・発。クールダウンと散歩を兼ねて英多朗まで約40分歩く
20:55~21:15 英多朗でゆずラーメンを食べる。
21:27 京都駅・着(地下鉄を利用)
21:49 京都駅・発。大阪へ向かう
22:13 新大阪駅・着
22:45 ホテル・着

【2日目】大阪
09:30 チェックアウト
09:50 新大阪駅のロッカーに荷物を預ける
10:20 東洋陶磁美術館・着。3時間ほど滞在
14:20 くまきちでコーヒーを飲む&買う
15:10 新大阪駅・発(のぞみ234号)
17:36 品川駅・着

◇行く前に読んだ雑誌や本
【国宝展関連】
「国宝。」特集のブルータス
山口晃「ヘンな日本美術史」

【東洋陶磁美術館関連】
伊藤郁太郎「美の猟犬」
展覧会の図録「美の求道者 安宅英一の眼」
展覧会の図録「瓷華明彩 イセコレクションの名宝」

【京都関連】
鷲田清一「京都の平熱」
酒井順子「京と都」
井上章一「京都ぎらい」
京都特集のブルータス
京都特集のクレア






きらって、くらべて、平熱で(京都にまつわる3冊の本)

2017-10-24 12:42:30 | 読む
今年の夏に図書館でリクエストしたものの数十人の予約待ちで気長に待っていた「京都ぎらい」、先日実家にあったので借りてきた。
「なかなか面白かったよ」といわれたけど帯の言葉に怯み、ページをパラパラめくっただけで微かに消耗し、そっと本を閉じた。卑屈で僻みっぽくて、なんか面倒臭そうな本だな…というのが第一印象。



この本だけ読んだら精神衛生上よくない気がしたので、ずっと前に読んで印象に残っていた「京都の平熱」と「都と京」も図書館で借り(この2冊はリクエスト翌日に手元に届いた)、3冊を並行して読み進めることにした。



「平熱」と「都」は数年ぶりに読んだけど、あらためて著者お二人の言葉選び(表現の的確さやテンポ)が絶妙だなぁとつくづく感じた。
京都に生まれ育った鷲田清一さんと、東京育ちの酒井順子さん。それぞれの目を通した京都、そこから広がる都市論、コミュニティ論、言語的考察etc.。併読することで面白さがさらに増す。京都のあれこれが奥行きをもって多層的に感じられる。
どちらの本でも紹介されていた著者お気に入りの散策&観光コースは、お二人それぞれの「京都のこの路地、この街並みが好き!」という気持ちがすごく伝わってきて、町の位置関係が全くわからない私でも楽しく読めた。

「ぎらい」の方も、著者の強い思いは伝わるし、いろいろ考えさせられるところはあった。あと、元気なときに読めば消耗しないので自分の気力体力のバロメーターにもなる。

この本を読んで思い出したことをひとつ。
京都に比べたらずっと歴史の浅い埼玉にも相対的に歴史のある土地があって、そこに住む人の中には「むかし他所から馬で来た人は、あそこに馬をつないで街中までは歩いて行った。だから、あそこから内側が本当の◯◯町」などと胸を張る人もいるのだとか。(胸を張るだけではないけど続きは省略…)
そのての意識って京都に限らずどこにでもあるんだな、と思ったら佐藤優が二行で言い表してた。↓


それから、この本の著者がいちばん言いたかったことを「平熱」と「都」のお二方も別の形で表現してた。前に読んだときは気づかなかった描写の裏に気づき陰影を感じるようになったのもこの本のおかげ。

というわけで私の場合は3冊同時に読んで正解だった。そして3人それぞれにこんな力作を書かせる京都ってやっぱり凄い土地だと思った。


ところでこの3冊を読み始めて数日後、「国宝展」のために京都に行くことになった。読み始めた時は全くそんなつもりはなかったのに、おそるべし京都の引力…!!





9月上旬、青森・函館へ(5)函館を歩く

2017-10-24 12:34:49 | 国内旅行

函館の街のあれこれ

【函館駅】


函館駅のたてものは船をモチーフにしたのだそう


【金森赤レンガ倉庫】


鳥とひこうき雲


かもめ!




月と運河と赤レンガ倉庫


函館山と赤レンガ倉庫。写真右側を拡大すると、


ラッキーピエロ


【坂道】


坂道のむこうに海。映画とかのロケでよく使われる坂らしい。


【建物】




石川啄木が函館に滞在してたときに啄木の妻が通ったという質屋の建物。
(今はカフェだったかな?)


【和洋折衷住宅】


1階部分は和、2階部分は洋。


商売をしていると1階の間口は広くとりたい。
でも坂の下から家並みを見上げた時に2階が洋風だとかっこいい。
というわけで函館山のふもとには和洋折衷住宅がたくさんあったらしい。


【夕景から夜景へ】


前回は朝のぼった函館山。今回は夜景を見たくて夕方まで待った。


山の上は朝の満員電車なみに大混雑してた。
人だかりの隙間からようやく撮ったのがこの写真。


これも函館山の上から撮った月と海。(夜景の方角ではないので、このあたりは空いていた)
水面にゆらゆら映る月がとても幻想的だった