ソフィア国立歌劇場「リゴレット」

最高の音楽に最低なストーリー、というのが私のリゴレット評。
今回も、話の胸糞悪さが先行して前半は楽しめなかったけど、
アンドレア・ロストの歌声を聞いていたら
最後はストーリーそっちのけで無条件に感動してしまった。

美声は不条理を超えるらしい。



リゴレット
ソフィア国立歌劇場
会場・・・東京文化会館
ジルダ・・・アンドレア・ロスト
マントヴァ公爵・・・カルーディ・カルードフ
美術・・・ルポミール・ヨルダノフ

「ディオニュソスとペプロフォロス」展

東大の博物館で11/13まで開催していた展覧会です。


展示品は像２体と柱の一部だけだったけど、
ものすごく見応えのある展示で、
２回も見に行ってしまいました。

２０００年前に屋敷の一部をなしていたというコリント式の柱や、
ペプロフォロス像の流れるようなドレープも素晴らしかったけど、
いちばん見応えがあったのはディオニュソス像でした。

この像はとにかく高貴で気品ある顔をしていて、
何十分見ていても飽きなかった。


これらの展示物は、２～３年前に東大の調査隊に発掘されるまで
2000年もの間、イタリアの地中に眠っていたそうだ。
（半年前に見た「踊るサテュロス」も、
　2000年近く海底にあったらしい。イタリアってすごい国･･･）

調査に参加した研究者が発掘の様子を記した解説文は
臨場感あふれる完成された文章で、
読んでいて思わず涙腺がゆるみかけた。
展覧会で解説文そのものに感動するなんて初めてだ。

こういう素晴らしい研究や調査の成果に触れる機会を
今後もますます増やしてほしいものです。

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展覧会後のお楽しみ


本郷菊坂そばの「金魚坂」で金宣茶を飲んだ。
以前の記事でも書いたけど、ここの金宣茶は本当にクリーミー。
このカフェの経営者はこの地に代々続く金魚屋さんだそうですが、
副業でやってるとは思えないほど茶葉もインテリアも素晴らしいです。

プーシキン美術館展

東京都美術館で開催中の「プーシキン美術館展」へ。
良作揃いの展覧会でした。


お気に入りはこの３点。マティス、ルソー、シスレー。



マティスの金魚は、鮮やかなオレンジが印象に残った。

あと、シスレーの絵を見て、印象派の本質は光を描くことなんだってことを
今更ながら鮮烈に実感した。（私にとってはちょっとした革命だった）
展覧会の前に穏やかな陽光の中を散歩してきたせいかも。



ミュージアムショップでは金魚アイテムを購入。
一筆箋、付箋、キーホルダー。


展覧会前後のお楽しみ。
展覧会の前に「池の端藪蕎麦」で腹ごしらえ。
展覧会の後は「桃林堂」で小鯛焼を、
「やなか珈琲店」根津店でコーヒー豆を買った。

ミュンヘンひとり旅（妄想開始）

私の大好きなソプラノ歌手・グルベローヴァが
来年の２月にミュンヘンで「ノルマ」を歌うと聞いて、
ミュンヘンに行く計画が急浮上中。

今のところ、財布も休暇も問題なし。
唯一の問題は、公演のチケットがとれるかどうか。

知人によると
「彼女がノルマを歌うのを、世界中のファンが待ってい」て、
今回の公演は非常に注目されているとのこと。

だから私のミュンヘン計画も
運良くチケットがとれれば実現するけど、
とれなければ妄想に終わる。

さてさて、どうなることやら。


とりあえず申込書は送ってみた。
あとは結果を待つのみ！

レオナルド・ダ・ヴィンチ展

仕事が予想外に早く終わった日に、
森アーツセンターギャラリーで11/13まで開催中だったダ・ヴィンチ展へ。


夜１０時まで開いている美術館て本当にありがたい。
特にこの日は仕事でいっぱいいっぱいの状況だったから、
こうしてお手軽に気持ちをリセットできるのは助かった。


肝心の展示品は、私には難しすぎてわからなかった。
水の流れや天体の動きについての子細な記述が
鏡文字（なんか左右が逆みたい）で書かれてるので、
もう完全にお手上げ。
専門知識のある人なら、たぶん楽しめたと思う。

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展覧会後のお楽しみ
梅芯庵でオイル漬けじゃこを買った。
カリカリしたじゃこがおいしくて、すごい勢いで食べてたら
１週間でなくなってしまった。また買いに行かなきゃ。
でもその前に会席を食べたいっ