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初台と水戸で聴くアルゲリッチと水戸室内管弦楽団

2019-06-05 14:27:08 | インポート
水戸室内管弦楽団とアルゲリッチのコンサート、今年は初台と水戸の2か所で聴くことができた。
曲目はどちらも、
ハイドン 交響曲6番「朝」
ウェーベルン 弦楽のための5つの楽章 作品5
ベートーヴェン ピアノ協奏曲2番

柔らかな光を帯びた初台の響きと、迫力と躍動感に満ちた水戸の響き。それぞれのホールの良さを十分に堪能した。


以下は感想メモ
◆ハイドン
◇初台ではホルンのバボラークがよく見える席で、彼のホルンが聴こえるたびにテンションが上がった
◇水戸では舞台の端から端まで見渡せる席で、特に(初台では見切れていた)コントラバスがよく見えた。おかげで「ここコントラバスのソロだったんだ!」「こうやって弾いてたんだ!」という嬉しい発見が

◆ウェーベルン
◇事前に何度も曲を聴いて予習したけど、よくわからないままコンサート当日が到来
◇実際の演奏は迫力も奥行きもあったけど、愉しむまでには至らず
◇水戸ではステージまでの距離が近かったせいか演奏に集中できた。(音楽の真っ只中に入りこんだ感じ)?
◇ピンと張りつめた緊張感が弛緩することなく最後まで続いた
◇それにしても指揮者なしであの曲を合わせるなんて本当に凄い
◇超一流といわれる演奏家の醍醐味は現代音楽にある、という持論を久しぶりに思い出した
◇曲が書かれたのは第一次世界大戦の直前らしい。それであの不穏な感じが、と納得。(しかも不穏さが最後まで続く)
◇とはいえ、当時の人々はあれほどの大戦になるとは予想してなかったらしい。「それでもウェーベルンはそこに潜む不穏な空気を感じて、ああいう曲をつくったのだろう。芸術家の感性だな」と知人


◆ベートーベン