gooブログはじめました!

写真付きで日記や趣味を書くならgooブログ

新春、上野でゴヤを

2012-01-08 23:23:13 | 美術館・博物館
2012年初の美術展は、国立西洋美術館で開催中の「ゴヤ 光と影」。

素描や版画など小さくてモノクロの作品がたくさんあったけど、
大きい油絵は色彩豊かで(さすがスペイン!)、晴れ晴れとした気分になった。
(昨年から行こう行こうと思って延び延びになってたけど、
 結果的には新春にぴったりの展覧会でした。)


感想つれづれ
◇宮廷画家として華やかなイメージがあったけど、
  風刺画や戦争画などのモノクロの小品もたくさん描いていたのが意外。
◇今回は宗教画の出品がほとんどなかったので、絵を素直に楽しめたかも。
  (実際にはゴヤは信心深くて宗教的な絵もたくさん残していたらしい。)
◇しかも、人物の服の色が本当に鮮やかで、見てて楽しかった。
◇看板作品の「着衣のマハ」は、最初は特に好きでもなかったけど、
  会場内を往復して何度か見ているうちにだんだん気になってきた絵。
  目ヂカラというか絵ヂカラがある。

◇印象に残った絵(展示番号順)
自画像→肌の色が複雑
マハとマントで顔を覆う男たち→服の色が鮮やかで美しい
マドリードの祭り→18世紀後半のフランス風リニューアル流行に「へぇ~」
目隠し鬼→部屋に飾りたいサイズ。春の陽気のような、やわらかな色調
猫の喧嘩→こんな絵も描くんだぁ
洗濯女たち→人物の表情が生き生きとしている。色も鮮やか
赤い礼服の国王カルロス4世→肌の色が美しい
アブランテス公爵夫人→おだやかな雰囲気。リボンを模った額縁がツボ
闘牛技20番 マドリード闘牛場で
    フアニート・アピニャーニが見せた敏捷さと大胆さ
     →スピード感のある絵。空白が効果的
無原罪のお宿り→あたたかな絵