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「北京故宮博物院200選」@東京国立博物館

2012-01-22 00:58:33 | 美術館・博物館
東京国立博物館で開催中の「北京故宮博物院200選」展へ。


開展直後の週末に行ったので待たずに入れたけど、中は大混雑。
中国の国外に出るのは初めてという清明上河図(せいめいじょうかず)には
120分待ちの行列ができていた。(最近は240分待ちらしい!)

私は清明上河図には並ばず、気になるものを早足で見たつもりだけど、
それでも会場を出たのは90分後だった。

息をのむような展示品がたくさん並んでいて、90分間ただただ圧倒された。
今回は個々の展示品を味わうところまで至らなかったので、
会期中にもう一度足を運びたいなと思う。

新春にふさわしい、豪華な展覧会でした。


今回印象に残った展示品

◇孔雀翎地真珠珊瑚雲龍文刺繍袍
 (くじゃくはねじ しんじゅ さんご うんりゅうもん ししゅう ほう)
今回の展示でいちばん衝撃的だったもの。
これを見た瞬間、ぞくっとして背中に鳥肌がたつのがわかった。
生地に孔雀の羽を織りこんであって、緑色の独特な光沢がある。
真珠や珊瑚のビーズが細かく縫いつけてあって、
金糸の龍の刺繍も細かくて、見れば見るほど引き込まれた。

◇乾隆帝の肖像画
ジュゼッペ・カスティリオーネが描いたというもの。
浅田次郎の「蒼穹の昴」に出てきた人だー!と軽く興奮。
この絵以外にも乾隆帝にまつわる展示品がいっぱいあったので
また読みたくなり、次の日図書館で借りてきた。
(「蒼穹の昴」が好きな人にはぜひ足を運んでほしい展覧会です。)

◇乾隆帝是一是二図軸(けんりゅうてい これいちこれにずじく)
乾隆帝が愛でたものが描かれている絵。
絵に描かれた物も一緒に展示されていて、なんか不思議な感じ。

                            

故宮展の後は、本館へ。
こちらは一部例外を除き写真OKなので、ここぞとばかりにパシャパシャ


龍にまつわる展示品あれこれ


ぐびぐびーってむさぼり飲む雰囲気がツボ


横にいたバイリンガルのコドモが頭上のブツに興味を示したらしく
「Is this ぞうさん?」と父親に聞いてた。
続けて「だって鼻が長いし、うんたらかんたら」と英語で言ってた。
コドモだから舌ったらずなんだけど発音はネイティブで、
でも「ぞうさん」だけ日本語なのが面白かった。

説明文によると頭上のブツは龍らしいけど、これは確かに象に見えるわ。




「博物館に初もうで」、今年も堪能しました!