カンニングの結末。

とうとう京大のカンニング事件を起こしたと思われる受験生が、
逮捕されるという事態になりました。
犯人がわかってホッとしたような気もするし、
その人の将来を思うと残念なような気もします・・・

現在のところ、どうやら単独犯のようですが、
その携帯操作を見抜けなかった監督官って、ちょっと油断しすぎですよね。
まさか京大受けるような人が、そんな不正行為はしないだろうと思っていたのだと思いますし、
それも無理からぬことだと、理解できなくもないですけど。

それにしても、そういう大学を受けるというレベルまで達していた人が、
こんな幼稚な不正をしてしまうことが、日本の現状なのでしょうか。
一言で言うと「甘え」ですよね。
自分の行動が多少行き過ぎても、きっと「許してもらえる」という気持ちが、
彼には絶対にあったに違いないのです。
高校を卒業して、最高学府を受けようとする者が、まだまだお子様・・・

未成年だからお子様でも当然ですが、
一方で、選挙権を１８歳から与えようかという議論もあるわけで、
今回の事件を見たら、時期尚早かな・・・という気がしなくもないです。

成人までずっと、ある意味責任を取らずに生きていられるのは幸せですが、
いつまでもその理屈は通用しないんだということを、教育や社会は教えてきたのでしょうか？
相撲界の腐敗だって、その延長じゃないのかな・・・そんな気がしてきました。

まあ、私を含め、皆がそんな「甘い」時代を通ってきたのだから、
一方的に偉そうに言える立場ではないんですけど（＾＾；
それでも・・・残念な事件でした。