あだしの念仏寺からさらに坂を登って行きました。
念仏寺の前から道の両側には京都郊外の藁屋根の大きな古民家が並ぶ町並み保存地区になっています。
お土産屋さんやお休み処もたくさんあります。
やがて、突き当たりに赤い鳥居が見えてきて、
この鳥居は愛宕神社の一の鳥居です。
鳥居の下から振り返って坂を見たところ。
鳥居を超えたところにあるのが平野屋です。昔からの姿そのままで何とも風情のある建物です。
平野屋は、400年前から愛宕神社の一の鳥居の茶屋として営業を続け、多くの参詣者が愛宕山に登る前にここで甘い「志んこ餅」とお茶で一息入れてから頂上をめざしたものです。他にも、鮎料理や湯豆腐等の季節の料理も提供しています。
残念ながら、時間もなくて、宵闇が迫ってきたので、「志んこ」をいただくことはできませんでした。
この日、「さがの人形の家」の招待券をいただいたおかげで、何年ぶりかで嵯峨野を訪れ、しかも、清凉寺、あだし野念仏寺、鳥居本とこれまでに行ったことのなかった箇所を巡ることができて、思わぬ収穫でした。
それに、もう日暮れ時でしたから、ますます人が少なくて、平野屋さんもじっくり写真が撮れました。
この風情なくならないでほしいですね。
嵯峨野を始めて訪れた時、、ここまで来てこの風景を見て感動しました。
昔はもっと風情のある場所だったのでしょう。。
あまり有名になりすぎて欲しくない場所です。