群馬の旅に戻って、
富岡製糸場を見学した後、その夜は磯部温泉に宿泊。
翌日はJR磯部駅から信越線で高崎まで戻り、高崎から上毛線で桐生に行きました。
桐生は織物のまち、古い町並みや建物がたくさん残っていました。
先ず訪ねたのは、群馬大学工学部同窓記念会館です。

元は、織物産地である桐生に繊維関係の高等教育機関を作ろうということでできた桐生高等染織学校の本館玄関の一部と講堂で、1916(大正5)年築、木造二階建・瓦葺の建物です。(国登録有形文化財)
その後、桐生工業専門学校から、昭和24年に群馬大学工学部となり、現在に至っています。

建物の手前の門も旧桐生高等染織学校の正門で国登録有形文化財です。


通常は守衛所に断ると外観のみ見学ができるようですが、この日はちょうど、何か建物の見学会をしていたようで、内部まで見ることができました。ラッキー~


講堂内はハンマービームと呼ばれる独特な屋根構造をもち、教会のように厳粛でいて華やかな空間を創りだしています。
実際にここで結婚式も行われるようです。


同窓記念会館手前にある守衛所も旧桐生高等染織学校創立当時の門衛所で、1916年の建築。下見板張で本館と同じようなデザインでできており、こちらも国登録有形文化財
です。