3日目は予想通り、朝から雨。
少しゆっくり、8:30に宿を出発しました。
先ず、阿蘇神社へ。
阿蘇神社は阿蘇市一の宮町宮地にあり、肥後国の一宮、阿蘇開拓の祖で神武天皇の孫といわれる健磐龍命(たけいわたつのみこと)をはじめ、十二神が祭られています。戦前までは県内唯一の官幣大社であり、全国に約450社ある「阿蘇神社」の総本社です。
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大楼門。
高さが18mあり、神社では珍しい仏閣の様式で建てられています。
重要文化財。
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拝殿。
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縁結びの松。
謡曲「高砂の松」に因んだ松の木があり、男性は左から2回、女性は右から2回まわるとご利益があるというので、右から2回まわりました。
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楼門の少し横に「神の泉」という名水がつねに湧き出ています。不老長寿のご利益があるというので、汲んで帰りました。いくつものホースの先から水が出ているので、ペットボトルに水が汲みやすくなっています。
この一帯は昔から豊かな湧水に恵まれていて、阿蘇神社門前町には水基(みずき)と呼ばれる水汲み場がいくつもあるそうです。
阿蘇神社を9:15に出て、
次は阿蘇観光の定番、「草千里」へ。
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阿蘇市草千里ヶ浜。烏帽子岳の北麓に広がる火口跡にある直径約1kmの大草原と、雨水が溜まってできたといわれる池があり、馬が放牧されていたり、乗馬体験をしたりすることができます。
向こうに見える白煙は中岳の噴煙です。
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しかし、バスを下りると横殴りの雨と風で寒い、寒い。景色を楽しむゆとりはなく、お土産ハウスや阿蘇火山博物館(のロビー)に入って時間をつぶしました。
中岳は毎日噴煙を上げていて、2014年8月30日から「噴火警戒レベル2」になったので、中岳火口から約1kmの範囲は立入禁止、阿蘇山ロープウェーも運休になっています。
この草千里はだいぶ離れていて安全なはずなのですが、それでも風に乗って有毒な火山ガス(二酸化硫黄)が流れてきているらしく、匂いを感じなかったのですが、突然咳き込んでしまいました。
くわばら、くわばら、危険な所には近寄らないことです。
草千里を10:30に出発、外輪山の切れた地点から外に出て、90分程で熊本市に帰って来ました。
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熊本駅。
こちらは、2011(平成23)年3月九州新幹線鹿児島ルートの全線開通にともない、高架駅に改築、新設された西口「新幹線口」。
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元々の駅舎である在来線側「白川口」。
新幹線口と白川口は地下通路で繋がれています。
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白川口のお店で熊本ラーメンを食べました。醤油味のこってりしたので、おいしかったです。
13:30に新幹線口で再集合、13:47熊本発、17:24新大阪着の団体専用新幹線で帰って来ました。
雨は熊本を発つ頃には上がり、台風よりは一足先に帰って来ることができました。
今回の阿蘇・高千穂峡の旅、阿蘇ジオパークの火山の恩恵と威力をいろいろ感じさせられる旅でした。(2014年9月に、世界ジオパークにも登録されました。)
4回あった阿蘇巨大噴火の中でも最後の噴火では火砕流は四国・山口県まで、火山灰は北海道まで届いたそうです。九州には阿蘇カルデラの他に、桜島のある姶良カルデラや霧島火山群などがあり、火山の噴火はこれからもいつ起こるかわからない一帯です。こんな所で原発を再稼働させるなんて、恐ろしいことだと思いました。