木島櫻谷旧宅を訪ねた後、等持院が近いと知って続けて行ってみることにしました。
暑い暑い日中、住宅街の中を少し歩いて等持院の緑のお庭にたどりつくことができました。
衣笠山の麓、立命館大学の南に隣接しています。
1341(暦応4)年、足利尊氏が創建した禅宗寺院で、足利氏の菩提寺になっています。
茶室前からみた方丈。
霊光殿の中には足利歴代将軍の像がずらりと並んでいて、少し無気味でした。
庭園は夢窓国師作と伝えられています。
小高いところにある茶室は清漣亭。
等持院型灯篭。
近くに有楽椿の大株がありました。
足利尊氏のお墓と伝えられる宝篋印塔。
池に泳ぐ鯉は、今は取り壊されてしまったフジタホテルの中庭で飼われていた鯉で、このお寺が引き取ってこの池にはなされたのだそうです。
いいお庭に引き取られてよかったですねえ。
境内入口付近にあるマキノ省三の像。
日本映画の父と呼ばれ、ここに等持院撮影所があったのを記念して像が立てられています。
とにかく無事養子(?)に来ることができてよかったですねえ。
浪人時代、等持院の近くのお寺さんに下宿していたいとこの部屋からK予備校の冬期講習に通いました。
息抜きに等持院へ行ったりもしました。
なので、等持院と聞くと、なんとも不安定な時代をふと思い出します。