米子に泊まった翌朝、安来駅から足立美術館に行きました。
米子から安来まではJRでわずか7分ですが、鳥取県から島根県に入りました。
米子駅の現駅舎は2008(平成2008)年にできたものです。
観光交流プラザが駅と繋がっていて、安来市伯太町内の山林から切り出した杉、ヒノキなどを使った和風木造2階建ての建物でできています。
たたら製鉄で栄えた鉄鋼の町、港町で江戸時代からの旧家が並ぶ安来の町も見所が多そうでしたが、またいつかということで。
安来駅から足立美術館へ無料で行くシャトルバスがほぼ1時間に1本出ていて、20分で着くことができます。
地元出身の実業家・足立全康氏が収集した絵画を昭和45年より展示するとともに、まわりに広がる広大な日本庭園が、米国の日本庭園専門誌で11年連続庭園日本一に選ばれていることでも知られています。
苔庭。
枯山水庭。
背景の山が借景となっていて、高さ15メートルの人工の滝が勢いよく流れ落ちるのをはるかに見ることができました。
まだ年末に降った雪が残っていました。
白砂青松庭。
生の掛軸。
床の間の壁をくりぬいて、向こう側の庭園が一幅の掛軸が掛かっているように見えます。
池庭。
たしかに、いろいろな顔を持った広大な庭が、一つの塵もなく見事に掃き清められ広がっている様は、「庭園日本一」と言うこともできるでしょうが、いつも京都の狭い庭を見慣れている目で見ると、やっぱアメリカ人好みやなあと思ってしまいます。