淳一の「キース・リチャーズになりたいっ!!」

俺好き、映画好き、音楽好き、ゲーム好き。止まったら死ぬ回遊魚・淳一が、酸欠の日々を語りつくす。

「来週、この街に雪が降る」

2021年11月17日 | Weblog
 週間天気予報を見ていたら、来週の「勤労感謝の日」の翌日水曜日は雪マーク。久しぶりに見る雪だるまのマークだ。
 ついに冬がやって来たのだ。

 僕はいつも冬が近づくと、これは単に「100日耐久レース」に過ぎないんだと唱え、12月、1月、2月、それにそれと前後する数日間を加えた全100日間、これを何とか頑張って耐え抜けばその先には暖かい春が待っていると、毎日のように繰り返し念じることにしている。
 100日間、必死で雪掻きをやり続けれさえすればいいんだろう、そんなふうにある意味居直っているのである。そうでも言わないと、この厳寒の街で生きてなんかいけやしない。

 今週末は「推薦入試」があるので休日出勤となり、来週からも日程がビッシリと詰まっていてストレスも溜まってきた。
 とにかく優先順位をつけて一歩一歩こなしてゆくしかない。これもまた、毎日降り続く雪をひたすら片づける、恒例の「雪片付け」とおんなじだろう。

 そして今日もまたいつものように仕事に出掛け、滅入るような案件を片づけながらお昼休みを迎えた。
 寒空に雲が列をなして浮かんでいる。
 コンビニで買ってきたおにぎりとカップスープを飲みながら、一息ついて新聞を読む。
 「朝日新聞」の「世界初2021」のコラムに目がいった。

 今、ニューヨークの高級不動産がバカ売れしているらしい。
 コロナ禍で世界経済が疲弊している中にあって、ニューヨークだけが世界の都市における「勝ち組」として際立っているのだという。
 最近、セントラル・パーク南端に超豪華な96階建て高層マンションが建ち、その最上階の部屋はなんと191億円もするらしいのだが、即完売。ニューヨークの高級不動産市場は記録的な活況を呈していると記事には書いていた。

 たとえば、中国IT大手企業「アリババ集団」の副会長も、178億円のマンションを即決したりしていて、とにかく世界の「富」がニューヨークに一極集中しているのだ。
 世界の都市もまた、大きな格差が生じている。

 そんな記事を読み終え、午後の仕事へと移行する。
 世界はあまりに巨大過ぎて制御が効かず、すべてが「経済」という大きな歯車に巻き込まれ、「勝ったもの」と「負けたもの」とへと識別されてゆく。

 しかしそれさえもまた、いつか変わる。
 所詮、すべてのものは無常に移り変わってゆく、ただそれだけだ。







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