淳一の「キース・リチャーズになりたいっ!!」

俺好き、映画好き、音楽好き、ゲーム好き。止まったら死ぬ回遊魚・淳一が、酸欠の日々を語りつくす。

「だいじょうぶ、だはんで。しんぱいないがら。なーんもしんぱいなんてないんだがら、だいじょうぶ! だいじょうぶ!」

2021年11月06日 | Weblog
 土曜日。
 午前中、ジムで「ヨガ」と「シェイプ・ザ・ボクシング」をやり終え、家へと戻ったのだけれどなかなか汗が治まらず、すぐに着替えて、遅めのランチを摂ろうと歩いて中心市街地へ出た。
 来週は荒れた天候になるらしく、今週の週末がお日様の見納めだと思い、晴れた空を仰ぎながらゆっくり鮮やかな紅葉の下を歩く。
 昨日の夜、テレビで「いきなりステーキ」の特集をやっていて、「そういえば最近まったく行ってないなあ」と気づき、本当に久しぶりに「いきなりステーキ」に入り、300グラムのロブ・ステーキに食らいつく。やっぱり肉である。血の滴るような分厚いレアのステーキを食べる。やっぱりこれしかない。

 満腹で店を出た。
 自民党のT代議士が近くで街頭演説をやっていた。
 演説場所とは逆の方向に歩き、スクランブル交差点で信号待ちをしていると、近くに70歳代とおぼしき女性が2人歩いている。
 互いに友人らしく、一方の女性がもう一方の女性に対して大きな声で話しかけている声が聞こえてきた。

 「大丈夫だはんで(大丈夫だから)! 心配ないがら(心配ないから)! なーんも心配なんてないんだから、大丈夫!」と、何度も何度も繰り返して、もう一人の女性を励ましていた。
 何があったのかはよくわからない。たぶん、大きな悩み事でも相談しているのだろう。それに対して、相談を受けた友人の女性が、心配なんていらない、頑張れと言っているようだった。
 ちらっと見ると、熱い言葉で励ましているその女性もまた、自分自身に向かって大声で鼓舞しているようにも思えた。一生懸命、自らを奮い立たせている。そんなふうにみえた。

 信号が青になり、2人は青森駅の方向へと歩いていった。
 もう、外は夜の準備に入ろうとしている。
 みんな、色々あるよな。みんな、色々あるけど、何とか今の状況を打ち破ろうと必死になってもがいている・・・。

 温かい珈琲が飲みたくなって、信号を渡ってちょうど「いきなりステーキ」の向かいにある「ドトール」に入って暫しの休息をとった。
 これを飲み干したら、少し、街なかを散歩して帰ろう。そう思って、新町通りを歩いて、そこから「青森県庁」隣の「青い森公園」へ。

 すっかり落ち切った黄色の葉が幾重にも重なって絨毯みたいに敷き詰められている。
 そうかあ・・・「だいじょうぶ、だはんで。しんぱいないがら。なーんもしんぱいなんてないんだがら、だいじょうぶ! だいじょうぶ!」。

 そっかあ。
 なんとかなるか。
 大丈夫かぁ。

 大丈夫。大丈夫。心配なんていらないから。









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