淳一の「キース・リチャーズになりたいっ!!」

俺好き、映画好き、音楽好き、ゲーム好き。止まったら死ぬ回遊魚・淳一が、酸欠の日々を語りつくす。

ああ、懐かしい音! 「タキシード」、これぞ70~80年代のブラコン。オッシャレーでディスコっ!

2015年05月16日 | Weblog
 「タキシード」という。
 「Tuxedo」。

 「タキシード」は、メイヤー・ホーソーンとジェイク・ワンとのコラボで生まれた新しい音楽ユニットだ。
 ソウル、R&B、ポップス、ファンク、ディスコ・・・つまり黒人音楽の良いとこ取りをしたような、そんな貪欲な音作りをしている。
 デビュー作となるそのアルバム・タイトルも、ユニット名そのままに「Tuxedo」とした。

 メイヤー・ホーソーンは、アメリカの山下達郎だと評価する人もいるように、とにかくブルー・アイド・ソウルの権化のようなシンガーソングライターで、彼の前作「How Do You Do」も中々いいアルバムだった(このブログでも昔書きましたけど・・・)。

 そして一方のジェイク・ワン。
 彼もまた、現在のブラック・ミュージック・シーンを牽引しているドレイクやケンドリック・ラマーなどを手がけてきた敏腕プロデューサーだ。
 そんな2人が組んだのだ、悪いわけがない。

 彼らのデビュー・アルバムとなる「Tuxedo」もまた、ポップでソウルフルでクロっぽい、とても素敵なアルバムに仕上がっている。

 ブルーノ・マーズやダフト・パンク、それからファレル・ウィリアムスなんかが好きな音楽ファンなら、このアルバム「Tuxedo」も絶対に気に入るはずだ。
 ミディアム・アップでソフィスティケートされた楽曲がいっぱい詰まっているからだ。

 まるで、80年代のクロスオーバー&フュージョンなバックサウンドをベースにした、良質なブラック・コンテンポラリー・ミュージックなのである。
 「Tuxedo」を聴いていると、身体が自然と踊り出したくなってくる。
 ああ、ディスコティック!

 ただ、ちょっと難をいえば、コッテコテにポップで煌びやかでソウルなエッジの効いたキラー・チューンが、このアルバム「Tuxedo」の中にあと数曲あれば、もっと引き締まった、一大傑作アルバムとなったのであるまいか・・・。

 しっかし、それにしても、すんごくゴージャスな香りが漂っているアルバムである。
 メイヤー・ホーソーンの前作「How Do You Do」でも、ここまではきらきらと輝いてはいなかった。

 夜の極彩色のネオンが輝くニューヨークのタイムズ・スクエア辺りを、この「Tuxedo」を流しながら、素敵な女性を隣に乗せて車で走ったら、ぴったりと嵌るだろうな、絶対に。

 「Tuxedo」、いいです。









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