淳一の「キース・リチャーズになりたいっ!!」

俺好き、映画好き、音楽好き、ゲーム好き。止まったら死ぬ回遊魚・淳一が、酸欠の日々を語りつくす。

枯れていて侘び寂びがある。ボズ・スキャッグスの「ア・フール・トゥ・ケア」は大人のロック。

2015年05月13日 | Weblog
 日曜日「八戸うみねこマラソン」でハーフ21キロを走ったので、翌日の月曜日だけはゆっくり身体を休める。

 でも続く火曜日は、ジムに行って「エアロ・バイク」を、普段より1.5倍の負荷を上げて漕いだ。
 それだけで汗が噴き出す。これも結構きつい。
 そのあと、腹筋。

 水曜日も、また続けてジム通い。
 ランニング・マシンで筋肉痛をほぐす程度のゆっくり走行。キロ6分ペースだ。
 そのあと、腹筋をやる。
 本当なら無酸素運動をしたあとに有酸素運動をすればいいんでしょうけど・・・。

 家に帰って、パソコンの前に陣取り、いつものように音楽を流す。
 もう、一日必ず音楽を聴かないとダメな身体になってしまった。そこに熱い珈琲と甘い甘いケーキがあればもっといいんだけど。

 今日は朝の時点で晴れていたのに、その後、台風が低気圧となって通過したからか、街に雨を降らし、風もかなり強かった。

 そんな夜、ターン・テーブルに乗せるCDは、迷った末に、ボズ・スキャッグスの「ア・フール・トゥ・ケア」。

 スティーヴ・ジョーダンをプロデューサーに迎えた前作のアルバム「メンフィス」がとても素晴らしかったので、今回の新作アルバムにも聴く前からおのずと期待が高まっていた。
 今回の「ア・フール・トゥ・ケア」は、カントリーの本場であるナッシュビルでの録音だ。

 前作から約2年ぶりのリリースとなる。
 コンセプトも前作と変わらず、愛すべきアメリカン・ミュージックのルーツを辿ってゆく。
 なので、当然の如く今作「ア・フール・トゥ・ケア」もまた、往年の名作「シルク・ディグリーズ」とか「ミドル・マン」などの洗練されたAOR路線を期待しては失望するだろう。

 ボズ・スキャッグスのニュー・アルバム「ア・フール・トゥ・ケア」の中で響いているのは、タンゴ、カントリー、ブルース、ロック、ラテン、そしてダウン・トゥー・アースな南部のサザン・ロックなどなど、ヴァラエティに富んだ音だ。

 「ア・フール・トゥ・ケア」への参加ミュージシャンは、レイ・パーカーJr(びっくりした).ジム・コックス、ウィーリー・ウィークス、そしてボニー・レイット。

 聴いているうち、前作「メンフィス」との違いが徐々に見えてくる。
 今回の「ア・フール・トゥ・ケア」のほうが、前作と比較して、より濃い味で深みのある、アメリカン・ルーツ・ミュージックを探求しながら楽しんでいるような感じがする。

 そしてその一方で、枯れていて、侘び寂びがある。
 つまり、大人のロックだ。

 個人的には前作のアルバム「メンフィス」も、もちろん好きです。

 この「ア・フール・トゥ・ケア」のベスト・トラックは、10曲目の「フル・オブ・ファイアー」あたりでしょうか。
 メロウでソウルフルなんだよね。












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