淳一の「キース・リチャーズになりたいっ!!」

俺好き、映画好き、音楽好き、ゲーム好き。止まったら死ぬ回遊魚・淳一が、酸欠の日々を語りつくす。

「麦秋の雨、五月最後の日曜日の朝に降る、その激しい雨」

2015年05月31日 | Weblog
 麦秋(ばくしゅう)は、秋の季節を指しているのではない。
 麦の穂が実る、収穫期を迎えた初夏の季節を指す言葉である。
 梅雨が始まるその少し前の、雨が少なく、乾燥した季節のことだ。

 五月最後の日曜日の朝も、そんな雨が激しく降っている。
 午前中、何もしたくなく、ただぼんやりとテレビを観る。いや、観てないな、ただ画面を眺めている、そんな感じだろうか。

 お昼になったら、朝の雨がぴったり止んで日差しが強くなる。
 ラーメンが食べたくなり、問屋町にある「はちもり」まで車を飛ばす。
 あっさりとした味でいつも店は混んでいるんだけれど、今日は日曜日だからか、すんなりと座れた。

 帰り、美味しいシェイクが欲しくなり、ここも大混雑している浅虫トンネルに入る直前のバイパス沿いにある沿道の店に遠回りして立ち寄る。
 バニラ・シェイク、絶品です。
 引っ切り無しに車が車道の脇に停まっては、ソフトクリームやシェイクを次々に買ってゆく。

 午後4時半からは、本当に久しぶりなスポーツ・ジムで、「ボディ・コンバット」のエクササイズ。
 出来るかどうか不安だった。
 身体が鉛を呑んだみたいに重く、精神的にもかなり疲れてる。最後までやれるんだろうか?

 それでも、スタジオに入ってグローブを着け、ストレッチをして水素水を飲んで深呼吸を繰り返し、時間が来てスタジオが暗くなると、気分は少しずつ高揚してくる。
 あとは大音響に身を任せ、必死に身体を動かし、目の前の仮想敵を想像して、ストレートやフックやキックを使ってひたすらノックダウンさせるまで打ち続ける。

 激しい運動量だけれど、その分、ストレスは綺麗さっぱり流されてゆく。
 これが肉体を動かすことで得る喜びだ。
 滝のような汗が出て、終わっても止まらない。

 それでも、流れる汗を何度も拭きつつ駐車場に赴くと、案の定、携帯にたっくさんの着信履歴が・・・。
 どれもこれも、シリアス過ぎる内容のもので、夕暮れ迫る穏やかな日曜日の駐車場で笑いながら話すような、そんな心躍る内容じゃない。

 さっきまでの汗をぶったらして得た、あの高揚感はいったいなんだったんだ?

 ああ、疲れる。
 逃げたいっ。








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