淳一の「キース・リチャーズになりたいっ!!」

俺好き、映画好き、音楽好き、ゲーム好き。止まったら死ぬ回遊魚・淳一が、酸欠の日々を語りつくす。

「乃東生(なつかれくさしょうず)」

2013年12月21日 | Weblog
 朝起きて外を眺めたら、どんより曇った冬空が空一面に広がっていた。
 土曜日だけど午後から仕事が入っているので、午前中だけはのんびり出来そう。

 パジャマ姿のまま、録画していたNHK大河ドラマ「八重の桜」最終回を観る。
 やはり、「八重の桜」はドラマ前半の「戊辰戦争」辺りまでが面白かった。会津に肩入れしちゃうので感情移入が激しくて、まあそれがまたこのドラマに没頭出来た要因でもあるのだが・・・。

 明日は冬至。
 一年中で最も昼が短く夜が長い日だ。
 夏の夏至(6月21日頃)と比較すると、日照時間は5時間も違う。
 それにしても太陽の光が恋しい。
 やっぱり、いつかは暖かい街で暮らしたい。切にそう思う。

 二十四節気は半月ごとの季節の変化を示しているけれど、これをさらに五日ずつに分けて天候や自然の流れを表す言葉が存在する。
 七十二候である。
 明日辺りからが、乃東生(なつかれくさしょうず)だ。
 
 ここからは完全に本からの受け売りだけど、乃東とは、「夏枯草(かこそう))のことなのだとか。夏枯草が芽を出すということから、乃東生(なつかれくさしょうず)という。

 夏枯草はおもに漢方薬に使われ、冬至の頃に芽を出して夏至の頃に枯れることから、この名前が付けられた。
 この生薬には利尿、消炎作用があって、はれもの、浮腫、腎臓炎、膀胱炎などの治療に用いられるらしい。

 乃東生は冬至と重なる。

 冬至は、「死に一番近い日」とも言われている。
 死に最も近い日、それが今なのだ。
 その厄(やく)を払うために身体を温める慣わしとして、「とうじ」にかけて「湯治」として生まれたのが柚子湯。野菜の少ない季節の食べ物として、冬至粥(小豆粥)や南瓜(かぼちゃ)を食べる習慣が生まれたのだという。

 日本の冬は、かように、静謐で美しい。
 そして何よりも品格がある。季節そのものが立っている。限りなく、優美である。

 そんな、凛とした師走の街を独り歩く。
 品格や優美さとも一切無縁に、単なる、仕事先に向かうためにとぼとぼと歩いているんですが・・・。

 ひんやりとしているけれど、雪は降ってない。
 とても静かな土曜の午後の街だ。

 場所は「アピオ青森」というところ。家から歩いて十数分。
 途中「サークルKサンクス」に立ち寄って、「ローリング・ストーンズ」東京ドームチケット代を、発券機で打ち出し、それをカウンターに持って行って振り込んだ。
 これで行けるんだ、ストーンズ「東京ドーム」。

 午後1時前「アピオ青森」に到着した。
 今日プレゼンしたその先生は、「フィールドリサーチ特論」を受講した先生。質疑応答を加えて、約2時間。各局のテレビカメラも回っていた。

 それが終わって急いで帰宅。
 車庫から車を出して、山下達郎の「シーズンズ・グリーティングス」のリイシユー盤を聴きながら、郊外部にある某ショッピング・モール内の珈琲店へ。
 付近は相変わらず混んでいる。
 久しぶりに会う友人と、珈琲を飲みながら約1時間おしゃべりをする。

 雑用を片付け、帰って夕食を摂り、録り溜めしている映画を片っ端から片付けることに。
 まずは、クリント・イーストウッド主演「人生の特等席」。
 こういうハリウッド映画の佳作を観て思うのは、脚本の練り具合だ。やはり巧い。最後の落とし所もきちんと捉えている。

 「人生の特等席」一本観終えて、時計を見たらちょうど夜の7時。
 よしっ。今日も時間を効率よく使ったな。
えへん!

 さあ。論文、もう少しで完成まで漕ぎ着けそうだ。
 頑張るぞ。








  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする