山下達郎の名前を初めて知ったのは、「シュガー・ベイブ」のアルバム「SONGS」を買った1975年である。
今は無き「エレック・レコード」からリリースされた。
その頃の吉田拓郎が抜けたあと辺りのエレック・レコードって、どちらかというとまだフォーク・ソングに重きが置かれていて、こういうポップで都会っぽい音楽はイメージにそぐわなかったから、聴いた頃は少し驚いたことを覚えている。
それでも、そのサウンドはあまりにも衝撃的だった。
一番衝撃的だったのは、もちろんA面2曲目の「DOWN TOWN」だった。それと、大貫妙子。
まさか、男性ヴォーカルと女性ヴォーカルが交互にアルバムを彩るとは・・・。
でも、「シュガー・ベイブ」はこの傑作アルバム一枚だけを残して解散してしまった。
ところが、翌年の1976年にリリースされた初のソロ・アルバム「CIRCUS TOWN」を聴いて、またまた衝撃を受けてしまった。
なんなんだ、この都会的で洗練されたサウンドは!
その辺りからだろうか、山下達郎のアルバムがリリースされると即買い求めるようになったのは。
そして、その大好きな山下達郎、何度も青森市でコンサートを開いてきた。
当然、全部観に行ったし、盛岡まで泊まり掛けで観に行ったこともあった。もっと遠くもあったかもしれない。
とにかく、来青時のコンサートはすべて観たし、アルバムも全部買い続けてきた。
そして、2013年12月、遂に「山下達郎 PERFORMANCE 2013」当日がやって来た。
今回のライブは、個人的にも特別なイヴェントだ。
僕の友人が負けず劣らずタツローの大ファンで、何度か一緒に観に行ってもいるのだけれど、その友人が無念にも重い病に倒れ、それでも今回の2日間に及ぶコンサートを観ることだけをとても楽しみにしていたからだ。
日曜日のコンサートが終わった後、一緒に食事をしようと前々から約束もしていた。
必ず病を治して12月には一緒にコンサートを観よう、それまで絶対良くなれよと、2人で誓いあったのだ。
だから、今回の山下達郎 PERFORMANCE 2013」 は、すんごく感慨深いものがある。
青森は、日曜日も大荒れ。
朝から地吹雪が舞い、雪がひっきりなしに降り続けている。
それでも、今日は山下達郎のコンサート。思いっ切り、楽しみたい。
だって、あと何があんの?
人生なんて、一瞬で過ぎてゆく。儚い。
だから、楽しむんでしょ。何もかも忘れて、この一瞬を楽しむんでしょ。
会場に入った。当然、超満員。
しっかし、観客の年齢層が高い。40歳代と50歳代がかなり目立つ。
コンサートは6時より少しだけ遅れてスタート。
1曲目は「新・東京ラプソディ」。
「僕の中の少年」の一曲目に入っている、あの名曲だ。このアルバムも好きだなあ。
少し内省的過ぎるけれど、それもまた彼の大きな魅力のひとつだろう。
それから「SPARKLE」、「LOVE SPACE」の続くのだけれど、「SPARKLE」なのに誰も立たない。
今日の観客は大人しいんだろうか。でも熱気だけは結構感じられる。ノリは凄くいい。
MCに続いて「ずっと一緒さ」。
今回は「MELODIES」と「SEASONS GREETINGS」からピックアップされた曲が目立った。
「あしおと」、そして「ひととき」。「My Gift To You」(この曲、大好きっ)、 「Berra Note」、「Have Yourself A Merry Little Christmas」。
それから、これも大好きな曲「メリー・ゴー・ラウンド」まで披露した。
最近、一番気に入っている「光と君へのレクイエム」は、独りピアノの弾き語りで(ああ、この曲、最近いったいどれだけ聴いただろう! ヘヴィ・ローテーション!)。
「アトムの子」と「LOVELAND ISLAND」で、一応の幕となる。
ここまでで3時間!
山下達郎、それでも声がまったく衰えない。凄まじいまでのパワーである。
感服した。
アンコールは、必殺の「クリスマス・イブ」に「RIDE ON TIME」。「YOUR EYES」で締めて、これでなんと3時間30分!
最後のMCで、「ブログでセット・リストを書く際には、まだ観ていない人のためにも十分配慮してね」の一言が添えられる。
なので、コンサートのネタばらしはこれくらいにしておきますね。
終わっても、まだ高揚感が残っていた。
とても素晴らしいコンサートだった、今回もまた。
外はとても寒かったけれど、なぜか気分はポッカポカ。
山下達郎、あなたは凄い!
驚異の60歳だ!
今は無き「エレック・レコード」からリリースされた。
その頃の吉田拓郎が抜けたあと辺りのエレック・レコードって、どちらかというとまだフォーク・ソングに重きが置かれていて、こういうポップで都会っぽい音楽はイメージにそぐわなかったから、聴いた頃は少し驚いたことを覚えている。
それでも、そのサウンドはあまりにも衝撃的だった。
一番衝撃的だったのは、もちろんA面2曲目の「DOWN TOWN」だった。それと、大貫妙子。
まさか、男性ヴォーカルと女性ヴォーカルが交互にアルバムを彩るとは・・・。
でも、「シュガー・ベイブ」はこの傑作アルバム一枚だけを残して解散してしまった。
ところが、翌年の1976年にリリースされた初のソロ・アルバム「CIRCUS TOWN」を聴いて、またまた衝撃を受けてしまった。
なんなんだ、この都会的で洗練されたサウンドは!
その辺りからだろうか、山下達郎のアルバムがリリースされると即買い求めるようになったのは。
そして、その大好きな山下達郎、何度も青森市でコンサートを開いてきた。
当然、全部観に行ったし、盛岡まで泊まり掛けで観に行ったこともあった。もっと遠くもあったかもしれない。
とにかく、来青時のコンサートはすべて観たし、アルバムも全部買い続けてきた。
そして、2013年12月、遂に「山下達郎 PERFORMANCE 2013」当日がやって来た。
今回のライブは、個人的にも特別なイヴェントだ。
僕の友人が負けず劣らずタツローの大ファンで、何度か一緒に観に行ってもいるのだけれど、その友人が無念にも重い病に倒れ、それでも今回の2日間に及ぶコンサートを観ることだけをとても楽しみにしていたからだ。
日曜日のコンサートが終わった後、一緒に食事をしようと前々から約束もしていた。
必ず病を治して12月には一緒にコンサートを観よう、それまで絶対良くなれよと、2人で誓いあったのだ。
だから、今回の山下達郎 PERFORMANCE 2013」 は、すんごく感慨深いものがある。
青森は、日曜日も大荒れ。
朝から地吹雪が舞い、雪がひっきりなしに降り続けている。
それでも、今日は山下達郎のコンサート。思いっ切り、楽しみたい。
だって、あと何があんの?
人生なんて、一瞬で過ぎてゆく。儚い。
だから、楽しむんでしょ。何もかも忘れて、この一瞬を楽しむんでしょ。
会場に入った。当然、超満員。
しっかし、観客の年齢層が高い。40歳代と50歳代がかなり目立つ。
コンサートは6時より少しだけ遅れてスタート。
1曲目は「新・東京ラプソディ」。
「僕の中の少年」の一曲目に入っている、あの名曲だ。このアルバムも好きだなあ。
少し内省的過ぎるけれど、それもまた彼の大きな魅力のひとつだろう。
それから「SPARKLE」、「LOVE SPACE」の続くのだけれど、「SPARKLE」なのに誰も立たない。
今日の観客は大人しいんだろうか。でも熱気だけは結構感じられる。ノリは凄くいい。
MCに続いて「ずっと一緒さ」。
今回は「MELODIES」と「SEASONS GREETINGS」からピックアップされた曲が目立った。
「あしおと」、そして「ひととき」。「My Gift To You」(この曲、大好きっ)、 「Berra Note」、「Have Yourself A Merry Little Christmas」。
それから、これも大好きな曲「メリー・ゴー・ラウンド」まで披露した。
最近、一番気に入っている「光と君へのレクイエム」は、独りピアノの弾き語りで(ああ、この曲、最近いったいどれだけ聴いただろう! ヘヴィ・ローテーション!)。
「アトムの子」と「LOVELAND ISLAND」で、一応の幕となる。
ここまでで3時間!
山下達郎、それでも声がまったく衰えない。凄まじいまでのパワーである。
感服した。
アンコールは、必殺の「クリスマス・イブ」に「RIDE ON TIME」。「YOUR EYES」で締めて、これでなんと3時間30分!
最後のMCで、「ブログでセット・リストを書く際には、まだ観ていない人のためにも十分配慮してね」の一言が添えられる。
なので、コンサートのネタばらしはこれくらいにしておきますね。
終わっても、まだ高揚感が残っていた。
とても素晴らしいコンサートだった、今回もまた。
外はとても寒かったけれど、なぜか気分はポッカポカ。
山下達郎、あなたは凄い!
驚異の60歳だ!