淳一の「キース・リチャーズになりたいっ!!」

俺好き、映画好き、音楽好き、ゲーム好き。止まったら死ぬ回遊魚・淳一が、酸欠の日々を語りつくす。

ボクシングの練習を終えて外に出たら、物凄い雪が降っていた。

2008年02月26日 | Weblog
 残業を終え、雨から雪に変わった夜の街をボクシング・ジム。
 全て3分間完結のメニュー。ちょうど3分でチャイムが鳴る機械を横に置いて練習開始。
 腕立て伏せに腹筋。摺り足から左と右のストレートの練習。サンドバッグを叩き、それらを組み合わせた6ラウンドを意識したトレーニング。

 汗が滴り落ちる。
 マラソンとは全く別の筋肉を使うので、かなり苦しい。キツイ。
 高校生のチャンピオンだという青年のスパークリングを見せてもらう。
 半端じゃないスピード。怖い。物凄い恐怖感。あんなパンチを喰らったら死ぬな、マジで・・・。
 速いのなんのって・・・

 中学生や高校生の、鋭い眼光の若者たちに交じって、ハードな練習を繰り返す。
 こちらは当然、一周りも二周りも年上だけど、先輩のスパーリングを見ている間中は、後ろで手を組み、「お願いします!」、「ありがとうございました!」を大声で張り上げる。

 やっと濃いトレーニングが終わって、スポーツ・ドリンクを飲もうと手に持ったら、腕がプルプルと震えて掴めない。それほど腕の筋肉を酷使したトレーニングだったということだろうか。

 多分、今日の練習だけで言えば、こっちが最年長だろう。最後の辺りでは、サンドバッグに右のストレートを打ち込んでも、ぱふっ、ぱふっと、弱々しい音がジムの中に響くだけ。物凄く恥ずかしかったけれど、絶対にめげないぞ。

 外に出たら猛吹雪。
 物凄い雪が降って来た。
 車に乗っても、しばらくは手がプルプルと震え、きちんとハンドルが握れず、暫くの間、降り積もる雪景色を車内でぼんやりと見続けていた。
 今冬、最後のあがきなのだろうか。

 もっともっと鍛えてやる。もっともっと体を苛め抜いてやる。
 サンドバッグを叩いている間も、様々な雑念や、厭な思い出が頭を過ぎって離れなかった。

 まだまだだ。まだまだ、俺は回復にまでは至っていない。





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