淳一の「キース・リチャーズになりたいっ!!」

俺好き、映画好き、音楽好き、ゲーム好き。止まったら死ぬ回遊魚・淳一が、酸欠の日々を語りつくす。

とても寒い月曜日の夜、独り、横浜聡子監督の映画「ジャーマン+雨」を観に行く。

2008年02月25日 | Weblog
 道路はアイスバーン。
 つるつるに凍った夜道を、転ばないように駆け足で映画館「アムゼ」まで。やっと夜7時から上映の、横浜聡子監督「ジャーマン+雨」に間に合った。

 監督の横浜聡子は、青森市生まれ。
 映画は、ゴリラーマンと揶揄される天涯孤独な女の子「林よし子」の、凄まじいまでに激しい日常生活を描いてゆく。
 天上天下唯我独尊というか、自己中というか、我が道を往くというか。いやはや確かに濃い。新人女優の野嵜好美は凄い。

 しかし、70分という短い映画ではあるものの、全体的に抑揚がなく、ワンパターンと言えなくもない。ただし、この監督の個性は特筆に価する。
 別の作品、早く観てみたい。

 映画が終り、また寒空の下、つんつるてんの夜道を独り歩く。
 吐く息が白い。身が縮むほどの寒さが襲って来る。
 かなりの距離だけど、何故か独りで歩きたい気分なのだ。

 淋しさが襲って来た・・・。





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「家路」

2008年02月25日 | Weblog




        どんなに遠くてもたどり着いてみせる
 

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「Adios, buenos dias!」

2008年02月25日 | Weblog
 放蕩(ほうとう)し過ぎたようだ。

 完全に預貯金が底をついた。
 ブログに書き込んだ以外の場所へも頻繁に足を運んだせいもあるだろう。土日や三連休を利用して、日本の色んな場所へと逃避し散財したツケが、今ここに来た。極まった。
 もう当分何も出来ない。全てお預けだ。万策尽きてしまった。

 体力もかなり落ちているし、ストレスのせいか、物忘れやぼんやり遣り過ごす時間が増えている。ミスが多い。白髪が凄い。体重も激減した。

 放蕩、道楽、遊蕩、堕落・・・。それから、絶えず襲って来る、焦燥感、虚無感、欠落感、孤独感・・・。
 よくもまあ、ここまで苦悶、心痛、悲嘆してきたものだ。それとて、何か解決策が見つかった訳でもないのに・・・。
 明日はまた確実に訪れる。春も夏も秋も、やがて目の前に現われ、そして無常なまま過ぎてゆくだけだろう。

 某アート関係の友人の一人が、「だからこそ人は何かを表現したくなるんでしょう? そういう苦悩や恐怖や漠然たる不安といった感情や、喜びとか人生の謳歌とかを、描いたり、書き込んだりして具現化しながら、それらをまた別の高みにまでアウフヘーベンしてゆくってことが大事なんじゃないの?」と言った。
 そうかもしれない・・・。

 このままだと本当に駄目になる。まるで、生きる屍だ。
 組織の中に安穏として定住し、最もお気楽な場所で「苦悩」のふりをしている間に、どんどん、みんなに抜かれてゆく。
 新しい表現者が次から次へと現われ、映画は作られ、小説は書かれ、シナリオは採用され、焦燥感だとか虚無感だとか欠落感だとか孤独感だとかギャーギャー騒いでいるうちに、次々と目の前を走り抜けて行ってしまう。

 よくよく考えてみたら、俺はまだ一編の小説さえ完成させていないではないか!
 というか、何篇かの、賞を獲った小説はその全てが短編小説で、本格的な小説など俺はまだただの一度も発表すらしていないではないか!

 地下に潜れ。徹底的に自粛しろ。誰にも会うな。膿を出せ。鍛え上げろ。ブログなど書いてる暇はない。

 もっともっと自分を追い込め。もっともっと自分の心に巣食っている黒い闇という怪物に塗れてもがき苦しめ。ギリギリまで己を追い詰めろ。
 もっともっと苦しんで苦しみ抜き、心を今以上ズダズタに切り刻め。他人に助けなど一切求めるな。これ以上の仕事の激務にもじっと耐え、体も心もとことん疲弊しろ。

 暗い闇の中に引き篭もり、当分の間、そこから明るい場所には一切出て来るな!

 沈黙に徹し、表面上は誰にも何も語るな。
 そこからしか、再生するすべなどない。




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