2004年、津田豊滋監督第一回作品として豊川悦司主演でリメイクされた、日本チャンバラ映画史上というより日本映画界に燦然と輝く名作、「丹下左膳・百万両の壷」。
オリジナルは、昭和10年、大河内伝次郎主演、監督、山中貞雄によって作られた。そのあまりの面白さに、僕はオリジナルビデオを買ってしまったほど!
ここには、その後の映画で繰り返し繰り返し使われる事になる、ユーモアのセンス、アクションの様式美、会話の妙、シナリオ構成力、そして、その他のあらゆる映画的エッセンスが入り込んでいる。
代々家宝として受け継がれてきた「コケ猿の壷」の中には、百万両を埋めた場所を示す地図が入れてある。それを知らされた伊賀城主は、奪還に奔走するのだが、その「コケ猿の壷」は江戸にいる気のいい弟が屑屋に売ってしまったあと。そして、壷は回りまわって、長屋のちょび安という子どもの金魚鉢として使われていた。
ここから、「コケ猿の壷」をめぐっての大争奪戦へと雪崩れ込む! それに、丹下左膳と伴侶のお藤が絡んで、映画はラストまで一気に突っ走るのである! この映画、本当に昭和10年に作られたのだろうか?
丹下左膳とお藤の絶妙で軽快な会話のやり取り! ああ、オリジナル版の「丹下左膳・百万両の壷」からは、あらゆる映画の素晴らしさが発光している! 淳一
オリジナルは、昭和10年、大河内伝次郎主演、監督、山中貞雄によって作られた。そのあまりの面白さに、僕はオリジナルビデオを買ってしまったほど!
ここには、その後の映画で繰り返し繰り返し使われる事になる、ユーモアのセンス、アクションの様式美、会話の妙、シナリオ構成力、そして、その他のあらゆる映画的エッセンスが入り込んでいる。
代々家宝として受け継がれてきた「コケ猿の壷」の中には、百万両を埋めた場所を示す地図が入れてある。それを知らされた伊賀城主は、奪還に奔走するのだが、その「コケ猿の壷」は江戸にいる気のいい弟が屑屋に売ってしまったあと。そして、壷は回りまわって、長屋のちょび安という子どもの金魚鉢として使われていた。
ここから、「コケ猿の壷」をめぐっての大争奪戦へと雪崩れ込む! それに、丹下左膳と伴侶のお藤が絡んで、映画はラストまで一気に突っ走るのである! この映画、本当に昭和10年に作られたのだろうか?
丹下左膳とお藤の絶妙で軽快な会話のやり取り! ああ、オリジナル版の「丹下左膳・百万両の壷」からは、あらゆる映画の素晴らしさが発光している! 淳一