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木春菊の雑記帳

2005年6月開設の徒然日記。その時みたマーガレット(木春菊)が名前の由来です。

織田と浅井の板挟み

2023-04-23 22:20:48 | ドラマ
「どうする家康」第15回は
金ケ崎から帰還した木下藤吉郎と
徳川家康の場面から。
殿を援護した家康に感謝の言葉がなく
さも自分だけの手柄のように語る藤吉郎。
大河史上最も外道な秀吉は健在です

そして息つく間もなく
姉川の戦いへ。
浅井から裏切りを促す密書が届きます。
織田の理不尽な仕打ちには従いたくない
しかし織田は恐ろしい。
割れる家臣団。

一方、織田もそれは警戒。
鉄砲を撃って参陣を促します。
徳川は織田を選ぶ決断に。
この展開、30年後の関ヶ原で
徳川が行う側に。
密書が史実かわかりませんが
あってもおかしくありません。

この演出面白いですね。
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走れ阿月

2023-04-16 21:51:39 | ドラマ
「どうする家康」今回は
金ケ崎の退き口

家康三大危機に数えられていないけれど
この出来事は家康にとって大きい出来事。
のみならず三英傑の行く末も左右した出来事。
この逃亡が失敗していたら
織田と徳川が共倒れだったから。

お市の方が袋詰めの小豆で
危機を知らせたという逸話は
後世の創作と言われています。
しかし、浅井の裏切りを知った手段は
何かしらあるはず。
それは想像の域ですが、
それを小豆ならぬ侍女の阿月の
走りに託すとは。

ハラハラしました。
健脚とはいえ、侍女の服装で40km
走るのは相当の苦しみ。
しかも浅井の追手を避けての伝令は。

一度疲れて倒れ込み、お市への恩義を胸に
再び立つ場面は
太宰先生の名作を彷彿とさせました。
出番が少ない架空の存在ながら
強い存在感がありました。

架空なれどもっと登場してほしい
気持ちもあるけれど
これもまたいいかなと思います。
この出来事は家康の礎になりそうだから
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家康、全国区に。

2023-04-06 10:10:42 | ドラマ
幕府の上洛命令を受けて
家康が都に行った今回の大河ドラマ。
僅かな供回りで都に行ったことになっていますが
史実では大軍勢を引き連れて
京都人の注目を浴びたそうです。
家康、全国区へのスターへのスタート

ですが、今回は将軍に名前を覚えてもらえず
明智光秀の告げ口で土産のコンフェイトを取られたりと
扱いは低いものでした。
やはり腐っても鯛。
衰退してはいても誇り高き幕府からすれば
二国の大名でも田舎者として見られたことを
象徴した感がありました。

視聴者の多くが感じていましたが
足利義昭と明智光秀の悪役ぶりが印象的
「麒麟がくる」ではスタイリッシュな善人として
描かれていましたが完全に別人。
同じ人物でも見る相手によって
印象が変わります。
これも大河ドラマの面白さ
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引く決断、進む決断

2023-03-27 13:23:33 | ドラマ
大河ドラマ「どうする家康」
今回はサブタイトル通り
今川氏真が主役ともいえる回

気心知れたチームメイトが
後に敵同士となって戦う。
スボーツならば面白いですが
命がかかる場合は裏切り行為。

実際に掛川で家康と氏真が
槍勝負したとは思えませんが、
二人の心情を表現するのに
素晴らしい演出です。 

敵が多い中で先祖の墓前にて
自害しようとしたがやめた家康
駿府が陥落し部下に見放されて
自害しようとしたがやめた氏真
その決断は兄弟分らしく
同じ道を選びました。

勝負に敗れた氏真は
大名の身分を引き妻の実家である
北条に身を寄せる決断をします
勝った家康は氏真の言葉を受けて
進む道を選びます。

その後氏真は徳川の配下となり
隠居後は京都で文化人として生活。
家康没の前年に没します。
晩年の場面で再会が見られたら
ファンとしては嬉しく思います
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引間の椿姫

2023-03-19 21:16:01 | ドラマ
「どうする家康」の第11回サブタイトルは
「信玄の密約」
前半はその名の通り信玄と家康の
会談に至るまでが中心。

脚色とはいえ、信玄公の懐の深さ
上杉との激戦を経た経験の重みを感じました。
後の天下人もこの段階では小物にすぎないと
感じさせる一場面でした。
家康の成長の要素に信玄ありと
思わせた場面でもありました。

駿府を襲撃した赤備えを見ると
後に家康の物になる日が
待ち遠しいです。

後半はお田鶴の奮戦が中心。
結果を知っている我々からすれば
今川の落日を悟った瀬名が英明で
今川の復活を願った田鶴は時世を見誤ったと
言ってしまいそうですが、
当時としてはどちらも正義。

それだけに惜しい女子を亡くしたと
菩提を弔う観音堂を建立した
家康の気持ちよくわかります。

ヴィオレッタの最期は悲劇的でしたが
こちらの椿姫も悲劇的。
と同時にかっこいい最期でした。
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側室は女傑

2023-03-12 23:36:03 | ドラマ
一応の主役は徳川家康ですが
他の人物が毎回クローズアップされる
「どうする家康」
今回の「側室をどうする?」は
瀬名、於大、お葉の女性たちの回。

特にお葉がかっこいい
一撃で猪を仕留める力強さ
破れた草鞋の代わりをすかさず出す心配り
側室というより優れた家臣に見えました。
複雑な思いを隠そうとする瀬名が
可愛らしく見えました。

その一方で夫を裏切った疑いのあるお田鶴。
怖さを感じました。

戦国の女性も千差万別



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勇気ある決断

2023-03-06 10:33:57 | ドラマ
民に見限られ敵対勢力に付け入られ
家臣の離反が相次いだ三河一向一揆。

それが一転した大河ドラマ第9回
守るべきもの
酒井忠次や石川数正らが敵方に
呼応しようかとした場面がありました。
史実はともかくあってもおかしくはない状況。
そうならないように助言した
鳥居忠吉様、ナイスです。

最後の本多正信との対話は見応えあり
想像の描写ではありますが
正信の信仰の影に亡き幼なじみがあり、また民の声があり。
だからこその前回の「無念じゃ」の一言があったのですね。
追放という助命の判断を下しますが
それは勇気ある決断。
裏切り者の処刑。
今からすれば非人道的ですが当時は常識。
平家はそれで滅ぼされたのだから。

その非常識を行った家康様に伝えたい。
その決断が身を助けますぞ
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三河武士団分裂

2023-03-03 11:18:19 | ドラマ
家康が門徒に囲まれて討死の危機。
その直後に義元公の回想場面に切り替わり
これは夢だったのかと誤解してしまいました。
「どうする家康」第8回
「三河一揆でどうする」の冒頭

そうではなく実際に殺されそうになり
その時に太守様の教訓が頭をよぎった場面でした。
若気の至りで民を敵に回してしまったことを
後悔し、それが後の家康の行動基準となることを
予測させる場面でした。

死して存在感を強める義元公は
貴族化し堕落した武士ではないと
実感させられます

そして民のために主君を捨てる決断をした
夏目広次
理由は明らかではないが松平を見限り
一揆側の軍師を選んだ本多正信。
松平側からすれば裏切り者ですが
それぞれの正義を選択した結果。

白黒つけられないのが
戦国の面白さ
三河一揆はその象徴です
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家康炎上

2023-02-19 21:12:20 | ドラマ
今川と縁を切り「家康」に改名した松平元康。
三河は一つの家」と
願いをこめての改名という設定でしたが、
謀反人を捕えた信長に
「一つの家と言っておれるのか」と言われます。
家康を奮起させる一言とも取れますが
家康にとっては冷たい一言。
まだ下っ端の木下藤吉郎にも
色々言われたら家康もたまったものではないでしょう

三河の統一命令を果たすには
戦費が必要。
そこで城下町以上に栄えている
一向宗寺院の財力に目をつけますが、
「金は戦ではなく民の物」という
一向宗は反発。
そこで略奪という手段にでるのですが
これでは一向宗が怒るのも無理はありません。

もし当時SNSがあったら家康様は炎上したでしょう
家康最初の危機ですが
自業自得と言わざるを得ない。
この一言も後世の人間だから
言える一言ですけどね。
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太守の息子の苦悩

2023-02-13 18:04:36 | ドラマ
一日遅れで見ました。
「どうする家康」
続瀬名救出作戦
前回失敗した服部半蔵の瀬名救出作戦。
上ノ郷城の鵜殿長照の子ども二人を
人質にとり、交換する策をとりました。
史実では瀬名も竹千代もまだ死なないことは
知っているから成功することはわかっていても
元康同様やきもきしてしまいました。

任務を成功させ服部党を前に
「わしは忍びがきらいだったが、……あさましい、やはり嫌いじゃ」
の辛口の裏に愛情を感じました。
戦国に忍者はつきものですが
ここまでクローズアップされたのも珍しくて新鮮でした。

元康以上に氏真が主役に見えた回でもありました。
偉大なる父義元に負けぬ威厳を保とうと
裏切り者の親族を罰したい気持ちと
忠義者の息子を見捨てるつもりですか
という言葉に返せない気持ち。
松平には松平の
今川には今川の立場がある。
白黒つけられぬ戦国の定めを見ました
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