ライオンと馬との三角関係

マイペースでまっすぐ
恋を知らない転校生・すずめ

すずめが恋するのが
面倒見のよい担任の獅子尾

すずめに恋するのが
クラスメイトの馬村

初めての恋が三角関係
そんな少女の葛藤を描いた
「ひるなかの流星」を見ました

原作を読まずに臨みましたが
原作の大ヒットがわかる
心温まるラブストーリー


まるで少女漫画のイケメンキャラを
具現化したような
三浦翔平・白濱亜嵐の組み合わせも妙
その二人両方に恋されるなんて
不謹慎ながら贅沢の極みです

特に体育祭の場面が最高ですね

男性目線としては
馬村に恋をする猫田との
すずめの絡みが面白いです

容姿端麗でも口が悪い猫田
それでもすずめのことを思いやっている
優しい一面もあって
なかなかいい人じゃないかと思わせます

でも、自分がクラスメイトだったら
すずめを好きになりそうです

強行出場の歓喜

お見事、稀勢の里関。

日馬富士関に押し出された時は
今場所休場かと思いました。

鶴竜関に対して実力を発揮できなかった姿に
復活は来場所以降と思いました。

それが見事な逆転優勝。
大沢親分が生きていたら
天晴れ！と言ったに違いありません。

小泉首相(当時)に「感動した!」と言わしめた
貴乃花関を彷彿とさせるドラマ
ただ貴乃花関にとって感動の代償は
大きかったです。
稀勢の里関はそうならないことを
祈ります。

余談ですが優勝を占う結び前の一番に対して
結びの一番は興ざめでした。
両横綱には失礼ですが。

選抜の名勝負

これも今更ですが
3月20日のお題です

「春のセンバツの名勝負は？」
参加チームが多い夏と違って
いつの間にか終わってしまう春は
印象が薄くなってしまうます

特集で見れば思い出す程度

だから名勝負というより
印象に残っている勝負ですが

松商学園VS愛工大名電
上田投手を筆頭に
長野県どころか全国トップクラスの
選手たちが集まったチーム
この大会で準優勝に輝くのですが
その一回戦の対決がこちら

スコアは覚えていませんが
よくぞこのチームに勝ったと
後に思いました

その時の相手投手が
鈴木一朗選手です

卒業ソングといえば

今更ですが、3月17日に
出されたお題です

「卒業ソング」といえば

別れ・旅立ち・追憶など
様々なテーマが込められるだけに
クリスマスソングと並んで
名曲ぞろいです

なかでも、一番のお気に入りは
イルカさんの「なごり雪」
中学生の卒業式で
先輩たちに贈り
後輩たちから贈られた曲

この曲の中だけでなく
前後を加えても物語ができそうなフレーズ
自分の体験にはない情景ですが
熱いものがこみあげる歌です


そしてもう一つ
尾崎豊さんの「卒業」
大学の先輩が卒業する日の二次会で
卒業ソングを歌い合った際に
内容を考慮せずこの歌を選曲
翌日、同級生に指摘されました

苦い思い出のある卒業ソングです

夢の中の鬼退治

倉敷市児島の女子高校生
森川心羽（ここね）が高校最後の夏休みに
体験する不思議な物語

「ひるね姫」

小さな自動車整備工場を
経営している寡黙な父
その父親が逮捕されることから
物語が始まります

これが現実の騒動だけを
扱っているなら
不思議な物語に感じないでしょうが
心羽が見る夢と交錯しているので
非現実と錯覚してしまいます

舞台が岡山県で
父親の名前が森川モモタロウ
親しい近所の住人が雉田
作中に鬼が登場

桃太郎がモデルになっているのは
いうまでもありません
犬と猿がいないのが残念ですが。

その鬼に悩んでいるのは
母方の祖父（夢の中では国王）
その声を演じているのは
高橋英樹さん

「鬼を倒さねばならないのだ」
その台詞、時代劇の名作と
重なります

何から何まで桃太郎でした

宿場町の雛壇

真田家にも縁がある
北国街道の宿場町
海野宿
お雛様に誘われて訪問です

３月２０日まで
「海野宿のひなまつり」が開催中
江戸時代は宿場町として
明治時代は養蚕の町として
多くの商家が並んだ地
その財を生かした
大小様々なお雛様がずらり

圧巻はこちらのお雛様
上州屋の雛飾り
絢爛豪華なひな壇だけでなく
部屋を埋め尽くした人形たち
撮影せずにはいられませんでした

その一方でこちらの
お雛様もいとをかし
お付の家来を人払いして
夫婦水入らずの一時を過ごしているかのようでした

ちなみにほとんどの館には
「媒」（なかだち）と描かれた
暖簾がありました

その由来はこちら
「媒地蔵尊」
加賀のお姫様に縁談をもたらした
縁結びのお地蔵様

自分にも縁が訪れますように

台詞のないエンディング

弱小吹奏楽部を舞台とした
映画「ハルチカ」を見ました
原作は推理ものということですが
映画は青春色を前面に出していました

フルート初心者ながら
廃部寸前の吹奏楽部を復活させた
バレー部仕込みの根性と
人をひきつける魅力はさすが

穂村千夏すばらしい！

デビュー作では機関銃を持っていた
橋本環奈さんが
フルートという平和的な武器で
心の奥をしびれさせました

また、春太の存在感も見事
部内に生じた不協和音を
それを見事に収拾
１年生とは思えないほどでした

恋愛要素は少ない映画でしたが
最後で二人が無言で
見つめ合う場面
目が口ほどに語っていた
すばらしい場面でした

余談ですが
今回の顧問、草壁信二郎役は
小出恵介さん
映画「青空エール」の
白翔高校吹奏楽部顧問杉村容子役は
上野樹里さん
この二人が普門館で遭遇したら
面白いですね