山と自転車

熊本県熊本市在住の「ちよ」です。
ロードバイクの記事をメインで書いています。

震災後、練習コースへ

2016年05月24日 17時22分00秒 | 自転車
毎朝起きたら、スマホで地震速報をチェックするのが日課となった。
最近は震度1〜2が1日10回前後、時折震度3(熊本県全体で)。



通勤途中見たくない光景が目に入り、不快な気持ちになる。(今はテレビ以外は回収してある)





一方、ゴールデンウィーク期間中に実家の落ちた瓦や崩れた壁を、県外から来られたボランティアの方が片付けて下さった。
一緒に片付けていたら、「自分達はみなさんが休めるように来たので、休んでいてください」と言われた。
世の中には優しい方がたくさん居られる。

私もこの方々を見習って、連休明けに避難所のボランティアに行ってきた。
職場の先輩が壊れた家の片付けや農業のボランティアに行かれているので、6月になったら私もくっついて行こうと思う。



そして、最近は何となく内に籠っていた。
もともと性格が暗いので、「こういう時こそ明るく!」とかなかなか難しい。



今日は久しぶりに自転車に乗りたい気持ちになり、自転車で出掛ける。
どこに行こうか迷ったが、どこに行っていいのかわからなかったのでいつも走っていた西原村の練習コースに行く。


久しぶりに自転車に乗ったが、もともとダラダラ走っていたので、そんなに体力の衰えは感じない。

見慣れた景色を眺めながら、いつも勢いで走り上がる坂をハァハァ言いながら上り、「何でもないようなことが幸せだったと思う」という歌詞が頭に浮かぶ。
ハァハァという息づかいに時折感情が込み上げ、過換気みたいになって苦しくなる。





俵山に向かうメインの道路は、「大切畑大橋」手前から行き止まりとなっていた。

橋のつなぎ目が外れていたり、道路の損傷が激しいため、しばらくは通れない。

遠くに見えた風車は、地震以来止まっているようだ。


練習コースに戻り、


走り足りなかったので、練習コースから少し逸れる。



逸れた先は益城町で、そこは別世界だった。

益城町の被害の大きかった地域がこんなに近いとは思わなかった。

道は荒れ、倒れた建物や今にも倒れそうな家がずらっと並んでいる。

景色を目に焼き付けながら、速やかに通り抜ける。




なんとまとめていいのかわからないが、
元の生活に戻れるように、みなさん一生懸命動かれていた。

走った距離:40km
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