山と自転車

熊本県在住。
最近は、自転車メインで書いています。

六峰街道2016ーリア充になりたくてー

2016年11月21日 22時06分44秒 | みんなと走る
20日は休み。
同じショップのハヂメさんにサイクリングに誘って頂いた。
ただ行き先が、一昨年走った「六峰街道(ろっぽうかいどう)」なのが問題。
あそこは上り坂ばかりで辛過ぎる。
一昨年は、87km走って獲得標高は2000mだった。

先週他の方主催のサイクリングに誘われたけど、行けなかったので今度は行きたいなぁ。
でもコースが辛いのでやっぱり止めとこうか、と葛藤しつつ結局行くことにした。
やはり迷った時は行くに限る。


そして当日。
朝7時に五ヶ瀬のGパークに集合。

メンバーは同じショップのハヂメさん・ダンディN川・ないちん工場の工場長さん・Dさん・トライアスリートのコナさん、そしてハヂメさんの友達のTさんの7人。


Dさんと工場長さんはショップのサイクリングではいつも先の方を走られるので、こうやって一緒に走るのは初めてだ。
Dさんのご家族もお見送りに来てくださった。
ハヂメさんの友達のTさんは1月の雨の日のブルベのお見送りに行った時にお会いしていたみたい。
ナイトライドが好きで、夜に出発して朝方家に帰ってくるサイクリングをよくされているそうだ。
走り方は人それぞれだなぁ。


ハヂメさんがコース設定から駐車場や昼食の手配など全てしてくださった。ありがとうございます。

そして、前日にハヂメさんの考案されたルートを見直したところ、走行距離93kmで獲得標高2700mになっているのを見て愕然とする。(;゚Д゚)
以前ショップのおじさんが考案されたコースは土砂崩れで走れないところがあるので、やむを得ずこのコースになったとのこと。

同じショップのゴルゴ13の言葉を思い出した。
「ハヂメさんがコースを作ると酷いことになるので、気をつけたほうがいい」



標高567mのGパークをスタートし、すぐ近くに六峰街道入口があるのでそこから突入。

工場長さんとDさんが先頭でペースを作って下さる。
私が遅いので、みなさんいつもよりゆっくりペース。助かります。


コナさんとダンディN川が私の前後に付いてくれた。

コナさんもダンディN川も、私の介護が上手になったね。(*ゝω・*)

今回のコースはほとんど山の中なので、はぐれないようにみんなで固まって走る。


8時半に標高1000mに到着。この辺から雲の中となった。


「諸塚神社」を過ぎて、


スタートから14km、標高1200mに到着。






ここまで走ってくる途中、「本日サイクリング大会開催中」の看板を見かけた。
本日はこの辺りで日之影町主催のサイクリング大会が行われている。


私達は参加者ではないのに、スタッフの方が「お茶、飲みませんか?」と声を掛けて下さり、みんなでお茶を頂いた。

ありがとうございます。


前半戦の最後の上り。
最後尾で到着したら、みなさん拍手で迎えて下さった。
拍手されたの初めてだったけど、どんな形であれ嬉しいね。



高台にある展望所に登って、みんなで写真撮影。
写真を見て、「リア充みたいですね」と言ったら、「これはもうリア充ですよ」と誰かから返ってきた。
※リア充とは、リアル(現実)の生活が充実している人物のこと

みんなでサイクリングする時はいつもハヂメさんが写真を撮って下さる。
ハヂメさんがTさんの笑顔はいつ見ても素敵ですね、と言われてて確かにハニカミ笑顔が素敵な方だった。


激下り坂では真っ赤に色付いたもみじを見ながら一気に下りる。
下りきった先は諸塚村


11時半頃に昼食会場の「どんこ亭」に到着。
こちらはバイキングとなっている。一人800円。


諸塚村はしいたけで有名なので、しいたけ料理がたくさんあった。

今度真似して作ってみよう。ふふふ。(*´艸`)
メニュー全部美味しかったけど、炊き込みご飯が特に最高だった。

おかわりしたかったけど、昼食後すぐに激坂区間に入るので、みんな腹8分で我慢。




12時半頃後半スタート。
ハヂメさんから「この後すぐに思わず『わぁー』と言ってしまうくらいの激坂よ」と予め聞いていたが、まさかこんなに厳しい坂とは・・・。


最初は14%くらい。
もう坂を見ただけで無理と諦め、自転車を降りて歩く・・・。
走るのも辛いが歩くのも辛い。

最大18%くらいあったけど、私以外みんな歩かず上りきる。((;゚Д゚)


歩きながらヒーヒー状態でみんなと合流。
坂の上にいるハヂメさんが、歩いて上ってくる私を見て満足そうな顔をして微笑んでいた・・・。





この激坂の後もずっと上り坂で、9〜10%が9km続いた。
もうラストは心が折れる寸前だったけど、ダンディN川とコナさんが見守ってくれて、他メンバーも私を待っててくれるので頑張る。


この坂、今まで上った中で一番キツいかも。
よくこんな坂道を探したなぁと逆に感心する。


そして、ひとまず一つ目の山「九郎山」制覇。

九郎山まで来たら気持いい尾根を10kmくらい走る。



道は落ち葉に覆われて、左手には断崖絶壁。
この景色を見たら、あの上り坂の苦労が多少は報われる。


でも楽しいひと時はあっという間に終わり、また上りが始まった。



上りで必死な時にコナさんが「六峰街道って六角形だから六峰街道って言うんですかね?」と聞いてくるので、「そうかもしれんね」と適当に返事したら、適当に返事したことを見透かされた。(・Θ・;)アセアセ…

案内板が六角形だったので、「やっぱり六角形だからじゃないかな」とコナさんに言い直したけど、よく考えたら違うよね。
疲れと空気の薄さで思考回路がおかしくなっていたのかな。

※六峰街道とは、「宮崎県延岡市北方町から五ヶ瀬町まで至る6つの峠を結んだ延長57kmの林道」の事。


後半に工場長の前輪がパンク。


少し走ったら次は後輪がパンク。

パンクは運気の善し悪しも関係するのかな。



再び標高1200m地点まで延々と上り返し、


そしてもうひとつ上って、最後のピーク飯干峠に到着。


日が暮れかけているけど、これで大きな上りは終了。
後はほとんど下るだけ。
ただ下りも激坂続きで、握力が無くなりそう。

私が走るのが遅いのもあって、予定を過ぎて18時にゴール。


Dさんの奥さんがみんなにおにぎりを差し入れして下さった。ありがとうございます。

六峰街道、やはり想像通り坂道は辛かったけど、落ち葉で覆われた尾根を走るのは気持ちよかった。
また2年後くらいに行きたいなぁ。

走行距離:93km
予定では獲得2700mだったけど、2470mになっていた。
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憧れの黄色いリボン

2016年11月07日 18時11分00秒 | みんなと走る
昨日、ショップのサイクリングに行ってきた。
今回のコースは、先日試走で走った波野・産山方面だ。


集合場所は阿蘇波野の「やすらぎ交流館」。

ぞくぞくみなさん集合し、準備をされる。


参加者は40人くらいかな。


今回私はスタッフとして参加。

スタッフはみんなこの黄色いリボンを肩に着ける。





みんなが準備をされている間にスタッフミーティングが行われた。


先輩スタッフやおじさんの真剣な眼差しに気が引き締まる。



ミーティング後、青いリボンを着けたショップの後輩女性メンバーが私の黄色いリボンを見て、「今日はスタッフなんですねぇ」と憧れと尊敬の混じった眼差しで私を見つめる―。


スタッフは誰でもなれるわけではない。
さっき自転車において憧れているショップの先輩方と、ミーティングの後にこのことについてちょっと話した。


スタッフは走るのが速いだけでは務まらない。

何かあった時の的確で冷静な判断と対応、もちろんショップを愛する気持ち、そして何より人望が必要だ。

かわいい後輩女性メンバーに、スタッフの資質について語り、あなた達がスタッフになるにはあと3年は必要だろうとお伝えする。
後輩に対して厳しい事を言うようだが、これもまたスタッフの役割だ。




集合写真を撮って、みんなより先に立哨担当のスタッフが出発。


ツールド佐伯では最終走者だった読み逃げ屋さんが立哨担当スタッフとして颯爽と走って行かれた。
…読み逃げ屋さんが今回スタッフに抜擢されたのは、ただこの辺の地理に詳しいからだろう。


私はスタッフとして走るけど、当日は適当に走っていいと言われているのでみんなと一緒にスタートする。
最初はかわいい女性後輩と先頭を一緒に走り、途中から後ろの方に下がる。




本日はサイクリングとバーベキューがあるので、距離は30kmと短めのコースとなっている。
だけど程ほどに上りあり、またドキドキのグラベルあり。
走りごたえがあるコースだ。










中間地点で、一旦全員集合。
ほぼ最後尾でここに到着。

先頭を一緒に走っていたショップのかわいい後輩達はとっくに到着していた。
「スタッフとして走る者は、先頭だけでなく全体を見渡さないといけない。なので今回敢えて後ろに下がった」と聞かれてもいないのに語ってみた。


中間地点で全員揃ったら、誘導する先輩達がまた先に出発して、しばらくしてから私達も出発。


スタートから20kmくらい舗装路を走ったら、いよいよ「豊後街道」に突入する。






参勤交代で使われた道。
昔の人が通った道を、今私達が通っている。
なんか不思議な感覚。






途中で誘導されていた読み逃げ屋さん。

みんなを誘導し終えたら、最後尾でみんなと一緒に走られる。



それにしても自転車を押しながらの上りは脚にくるー。

こんな道でも、黄色いリボンを付けた先輩は自転車を担いで走って坂を登られていた。


「日本一の鞍掛櫟」の看板に到着。


看板の前でスタッフさんが「ここから脇道に入ると珍しい木がありますよー」と参加者に声をかけるが、誰一人立ち寄らず素通り。
スタッフさんの人望って…と思うが口にするのは止めておこう。

実は脇道を進むと、こんな木があった。









豊後街道を走り終え、ラスト数km。
最後の分岐部に痛ジャージに身を包む先輩が誘導されており、ショップの総監督motteaさんが参加者の走りを見守られていた。


黄色いリボンの憧れのショップの先輩。
指先までピシッと伸ばした真摯な姿を見て、今度この先輩の自転車以外で尊敬できるところを探してみようと思った。


黄色いリボンを付けたサポートカーの先輩とアイコンタクトを取りつつ新人さんと一緒にゴール。



第二部はバーベキュー。
肉は肉屋のブッチャーKさん提供。

一人一人パッケージされていて、肉の取り合いにならずに済むね。
もちろん美味い。







ショップから参加者全員にプレゼント贈呈。

その後じゃんけん大会。
こちらの景品はショップのお客さん方から提供。


私は運がなさそうだけど、ショップのじゃんけん大会では勝負強い。
確か昨年も勝った記憶がある。

今回はブッチャーKさん提供の肉の塊が当たった。ありがとうございます。
これでどうにか笑顔で年が越せそうだ。



今回のサイクリングは時間がたっぷりあったので、みんなとゆっくり話すことが出来た。
バーベキューが終わったら、リボンの色関係なくみんなで後片付け。
楽しい一日はあっという間に過ぎた。

走った距離:26km+α



おじさんに私のスタッフとしての働きぶりはどうでしたか?と問うと、「居るだけで良かった」と言われていた。
今回黄色いリボンについて色々語ったが、おじさん曰く誰でもやる気のある方ならスタッフ大歓迎とのこと。
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