山と自転車

熊本県熊本市在住の「ちよ」です。
ロードバイクの記事をメインで書いています。

久々のブルベ200kmはDNF

2017年10月02日 18時40分00秒 | ブルベ
たまたま休みだったので、軽い気持ちで申し込んだ某ブルベ200km。
獲得標高が3000m以上あるのはわかっていたけど、それについてはあんまり深く考えてなかった。


前日夜に開催地に移動し、車中泊。
睡眠時間3時間。



ブルべ当日。



出発前に主催者さんより、ブリーフィング。
「このコースを完走できたら、どのブルべ(200km)でも完走できます。それくらい今回のコースは厳しいです。」
「私が試走した時は、寄り道もしましたが13時間以上かかりました。」とのこと。
(200kmの制限時間は13時間半)

えらいもんに申し込んでしまった…。
でも走らずに帰るのは後悔しそうなので、走れるところまで走ってみよう。



天気は晴れ。
参加者は15人くらい。
6:30に出発。

最初は固まって走っていたけど、


気が付いたら、誰もいなくなった…。




前半に貯金を作った方がいいとのアドバイスがあったので、頑張るけど上りばっかり。


今まで脚が攣ったことがなかったけど、太ももが攣り始めた。


「かかし祭り」開催中。




最初のチェックポイントは、スタートからおよそ50㎞。
貯金はたったの15分…。


今までのブルべではチェックポイントに行けば誰かがいたけど、今日は誰もいない。
もうみんなとっくに先に行ってしまった。
孤独を感じていたら、反射ベストを着た方が一人コンビニに入って来られてホッとした。
ホッとしても、お互い貯金は15分…。



第一チェックポイント通過後、標高1067mの紫尾山(しびさん)の頂上まで上る。
紫尾山まで50km、頂上まで行けば走行距離103kmになる。


熊本の鞍岳の標高が1119mなので、あれくらいの上りだと覚悟はしていたけれど、紫尾山は予想以上に過酷だった。


最初9~10%の勾配の坂を8㎞くらい上る。


厳しい上り坂だけど、景色がいいのと川から涼しい風が吹いてくるのがせめてもの救い。





地図を見たら、ラストの2㎞は九十九折りの坂になっていた。
「九十九折り」は勾配を和らげるためにあのようなカーブの多い道になっている。
九十九折りまで頑張れば勾配が少しは緩くなるだろう、と九十九折りへ淡い期待を抱く。


だけど私の予想を裏切り、九十九折り区間に入ると余計に勾配が急になりガーミンに16、17%と表示される。


もう自転車に乗ってられないので、自転車を降りて押しながら進む。



ヘアピンカーブを曲がっても曲がっても急勾配は終わらない。
歩いても歩いても距離は縮まらない。

九十九折りに勝手に淡い期待を抱いて、勝手に裏切られた気持ちになる。



このまま進んでも、もう制限時間に完全に間に合わない。
立ち止まり、景色を眺める。



景色を眺めていると、登山者の夫婦が降りてこられた。
「上まで行こうと思いましたが、ここで下る事にします」と話すと、「それがよか」と。


ここで私のブルベは終了とする。




今日の反省点を思い返しながら来た道を引き返し、ブルベのコース通りに分岐部から山の反対側に下る。


麓に降りて、主催者の方にDNFの連絡を入れる。



脚の攣りも治まったので、後はブルベのコースに準じたり、ショートカットしたりしながら走る。


私が休憩していたら、同じブルベに出られている方と偶然会えた。
「おーい」と手を振ってくれて嬉しかった。



今日はガーミンの調子が悪く、現在地が定まらないので街中で迷走してしまった。

信号停止で隣に停まったバスからわいわい子どもの声が聞こえてきた。
何だろうと見上げたら、バスの窓を開けて中学一年生くらいの男子が口々に私に向かって何か言っている。

「頑張ってください」「最後まで諦めないで」と声援を送ってくれていた。
私は道に迷って焦っていたので、ぎこちない笑顔で頭を下げる。

追い越して行ったそのバスに信号停止で追いつき、また声援をもらう。

途中からZARDの「負けないでもう少し」の合唱が始まったので、ギョッとする。

でも何故かみんな一生懸命応援してくれて、最後はお互い見えなくなるまで手を振ってお別れした。
みんなありがとう。


わかる道に出たら、後は少しでも早く帰ろうと猛ダッシュで自転車を飛ばす。
ラスト40kmはいい走りが出来た。

そして日が沈んでからゴール。
当たり前だけど、誰もいない。


主催者の方に「今着きました」と連絡を入れ、お礼を言う。
「お疲れ様。気を付けて帰ってね」と声をかけてもらう。
電話の向こうに楽しそうな声がかすかに聞こえた。


「これが私の生き様たい」と思いながら自転車を急いで積み込み、翌日休みの予定が仕事になったので熊本に帰った。



色々反省点も多かったけど、楽しいことも多かったし、いい経験が出来た。
自分はつくづく凡人だなぁと思うけど、こうやって人は学んでいくのだとも思った。

走った距離:230㎞
獲得標高:2493m
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ブルベ200kmに参加(3回目)

2017年01月23日 16時04分12秒 | ブルベ
またブルベ200kmに参加してきた。
200kmのブルベ挑戦は今回で3回目だ。
まだ200km以上に参加する自信はない。

一週間前から、当日の天気が気になりこまめにチェックしていた。
1月なので寒いのは当たり前だが、雨あるいは雪が降りそう。

ブルベの前日、テレビを付けていたら興味深い内容が流れてきた。
「植物は幾度もの氷河期を乗り越え、遺伝子を強くしながら現在の生物相を形成した」という内容。
もしかしたら人間も冷たい環境に置いて凍えさせた方が強くなるのではないだろうか。


前日カッパや防水スプレーをいそいそと準備し、ついでに身体に良さそうな黒ニンニクをいただく。

初めて食べた黒ニンニク、( ゚Д゚)ウマー。


当日は朝5時起床。
車でスタート地点の近くに行き、駐車場を探していたら時間がかかってしまって、スタート時間ギリギリに到着となってしまった。
スタート地点には昨年六峰街道サイクリングでご一緒したTさんが応援に来られていた。
私が焦って準備をしていたら自転車を持って下さった。ありがとうございます。




本日の参加者は30人くらい。
同じショップの羊の夫婦の旦那さん、okdさんも参加されている。

コースはこんな感じ。(ルートラボを保存し忘れたので、だいたいな感じで再作成しました)


しばらくは平地なので、みんな同じくらいのペースで走る。
信号待ちの時に、「今日は午後から寒くなるから早くゴールした方がいいね」との会話を小耳に挟む。


雨は時折パラつく程度で、走っていれば身体が温まるので寒さも気にならない。
okdさんが、「さっきスタート地点にいたおばさんはブルベの創始者ですよ」と教えてくださった。
その「創始者」がスタート地点で優しい目で微笑んでおられたあの女性の事だとすぐわかった。
そしてその創始者の事をokdさんが「おばさん」と呼んだ事をここに報告する。


途中の信号待ちで、昨年末にheaven's ride2016でお会いした方がおられた。
挨拶をしたら、「あーあの時の!覚えてます」と言われた。
何となくその反応で本当は覚えてないだろうなぁと感じたが、でも覚えている振りをされたこの方は確実にいい人だろう。

30kmくらい走って、上りが始まったらだんだんバラけてきた。
私はリカンベントの方と同じペースだったのでしばらく付かず離れずで走る。
この自転車は上りはキツいらしいけど、空気抵抗が少ないので平地や下りは速いとのこと。



途中からリカンベントの方と離れて、一人となる。
ブルベは正確な距離の把握が大事だが、途中でガーミンが止まっていて、今何km走っているのかわからなくなってしまった。(・Θ・;)アセアセ…

途中のコンビニでブルベライダーが停まっているのを何度か見かけて、「もしかしてあそこがチェックポイント?」とだんだん不安になる。
不安だったので信号待ちで追い付いて来られた方に聞いたら、「第一チェックポイントは後3km先ですよ」とのこと。(〃´o`)=3 ほっ



ほとんど最後尾で、51.4kmの第一チェックポイントに到着。
時刻は9:36。タイムアウトは10:33なのでおよそ56分の貯金。


私が到着するとみなさん中のカウンターに座り何か食べられていた。
羊の夫婦の旦那さんやokdさんがカウンターから手を振ってくれた。
羊の夫婦の旦那さんも確か昨年からブルベデビューされており、私が得ている情報では400km走られている。
もしかしたらもっと走られているかも。

羊の夫婦の旦那さんの自転車。

通勤用の自転車をブルベ用に改造したとのこと。


ブルベ格差社会の底辺に巣くう私には座ってゆっくり食べる資格も余裕もないので、外で立ったままジャンボいなりとコーヒーを飲む。

お弁当のヒライで一番好きなメニューはジャンボいなりだ。
ショップの先輩もジャンボいなりが好きだと言っていた。

第一チェックポイントからはokdさんがゆっくりペースで私の近くを走ってくださった。
悪いので先に行って下さいとお伝えしたが、今回は制限時間いっぱい使ってゆっくり走られるとのこと。


今回のコースは湯の児折り返しだ。
こちら方面に来たのは3回目。
「太郎」と付く峠が3つあって、まず「赤松太郎」


「佐敷太郎」を通過する。


もう一つの「津奈木太郎」は復路で通る。


今回のブルベのコースは往路の後半に「広域農道オレンジロード」がある。
広域農道という道はアップダウンの激しい道だと勉強済みだ。
上り坂は苦手なのでokdさんが一緒に走って気を紛らわしてくださった。上りの勾配は8~10%。
ヨロヨロ状態で恥ずかしかったので、「2週間振りの自転車なので許して下さい…」と言い訳する。




曇っているので景色はイマイチだが、天気がいい日は絶景だろうなぁ。



次の通過チェックポイントは広域農道終わり際にある「湯の児スペイン村・福田農園」だ。

「福田農園」の看板があり、左折するとその先もまだ上り坂が続いていた。((;゚Д゚)

もう上りは終わりと思って安心していたが、カーブを抜けても抜けてもまだ上り。
最後のカーブで上り坂が見えた時、心が折れて歩いてしまった。

この坂が今回のコースで一番辛かった。

通過チェックポイントをこんな高台に設定しなくても…。





こちらのパン屋さんでパンを二ついただく。


ブルベを走っているとよく「頑張って下さい」と声をかけてもらえるので嬉しい。
こちらでもお店の方やお客さんに声をかけていただいた。



第二チェックポイントはスタートから106km地点のコンビニ。
13:44に到着。
タイムアウトは14:04なので、貯金は20分。
なぜだかわからないが、走っている時は制限時間とか全然気にしてなかった。
okdさんと一緒だったし、完走する自信があったのだろう。


復路は国道3号線をひたすら走る。
足先の感覚はとうの昔になくなった。

海岸線に出ると結構向かい風が強い。
脚を止めると止まってしまうくらいの風。
okdさんが向かい風区間は前に出て下さるが、私の希望するペースよりやや速いのですぐ離れてしまう。
たまに頑張って追い付いても、okdさんは追い付くと微妙に速度を速める習性があるので、結局離れてしまう。


うたせ船があるよ」とokdさんが教えてくれた。





幌を広げたうたせ船、「海の貴婦人」と呼ばれているとのこと。(画像は芦北町観光協会HPより)



こちら方面にはあんまり来ないので、せっかくなので景色を見ながら走ろうと気持ちを切り替える。



15時半頃から雪がちらつき始めた。

復路は津奈木太郎峠、佐敷太郎峠を越え、スタートから138km地点の第三チェックポイントのお弁当のヒライに15:50に到着。


タイムアウトが16:16なので、26分の貯金。
中の椅子に座って、もしかしたらもうゴールしている人がいるかもしれんねーと話す。


最後の赤松太郎峠を越えたら、後は平地だ。
八代で最後の休憩をして、残り50km。


八代を抜けた頃日没。


本格的に寒くなる前にゴールしたいので、黙々とひた走る。

(画像は「全日本もう帰りたい協会」より)


okdさんが「残り40kmを時速40kmで走ったら1時間で帰れるよ」と言われた。
速く走れば走るほど早く帰れるんだなぁと当たり前の事だけどなるほどと思う。

でも太ももが強ばって疲れて力が入らず、膝もガクガク。
平地はもう20km/hくらいしか出せないけど、走っていればそのうち着くと思って頑張る。
okdさんが「脚が回ってるねー」と褒めて私の気持ちを盛り上げる。
私は嬉しくて調子に乗る。

途中、止まっている参加者を二人抜く。
助けたいけど、私には助ける体力も知識も技術もない。
okdさんが止まって声をかけられていたので、私は先に進む。

熊本市内に着いた時点で19時。
タイムアウトは20:30。

嫌な予感がして、okdさんに「私たち間に合いますか?」と問う。
この調子で行けば大丈夫との返事。
そして206km地点のコンビニに20:17に飛び込む―。


走行距離:198km+α=206km(スタート押し忘れ)


相変わらず遅くて恥ずかしいけど、なんとか時間内にゴール出来た。
早い方は17時台にゴールしたとのこと。

人が長距離を走った話を聞くと楽しいけど、聞くのとやるのとでは違う。
次は300km挑戦しようと思ったけど、ひとまず春まで待つことにしよう。
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激走!?有明海一周-ブルベ-

2016年09月25日 10時08分22秒 | ブルベ
朝3時に起床し、3:30に自転車で家を出る。
途中で1008さんとバッタリ会ったので、一緒にスタート地点の光の森公園に向かう。


今回2回目のブルベに参加する。
4月に開催予定だったが、地震のため9月に延期となった。



ブリーフィングの後、5時にスタート。
1008さんは走るのが速いので今後二度と会えないと思い、ここでお別れの挨拶をする。





今回のコースは有明海一周。
以前走った事があるし、ガーミン1000の地図があるので迷うことはなさそう。
一応キューシートを50%縮小コピーして、目につくところに提示する。



名簿では参加者は26人だったが、実際出走したのは10人くらいだった。
先頭を走る1008さん。
女性二人組が初めての参加と言われていた。



肌寒い空気の中、スタートから18km地点の金峰山の「峠の茶屋」に6時に到着。


ここさえ越えたら、後は平坦区間となる。




6:24に最初の通過ポイント(スタートから27km)に到着し、コンビニで買い物をしてレシートをもらう。




長洲辺りからずっと交通量と信号の多い道を走る。



70km地点。


お腹が空いたので、さっきコンビニで買った塩おにぎりをモグモグしながら走る。



大川市を走っていたら、仕事で大川市に来ているショップの先輩から、「走っているところ見かけたよ。1008さんは見なかったよ。」とメールが着た。
「私たち縁がありますね、ウフフ」と返信したがその後返事はなかった…。(´・ω・`)



第一チェックポイント(スタートから86.2km)のコンビニに9時27分に到着。
締切時間が10時52分。

この辺まで5人くらいの参加者と追いついたり追い越したりしながら走ってきた。



暑くて固形物は受け付けないので、飲み物とアイスを摂取しつつ、15分くらい休憩。


信号停止を20回くらい繰り返しながら、鹿島方面へ向かう。
代わり映えのないほぼ平坦な道をずっと走り、



11時半に道の駅鹿島に到着。スタートから120kmくらい。


せっかくなので、オレンジのソフトクリームをいただく。


休憩がてら干潟を見学。

気持ち良さそうだなぁ私も浸かりたい、と子ども達を見守る。



この辺から海岸線に出て、以前このコースを走った時の記憶より実際はアップダウン多め。


大型車が多いし、坂も多い。
心身共に堪えるコースだ。

それに加え、暑いのでちょいちょい木陰で休憩。

美しい海を見て、気を紛らす。

以前走った時に、フルーツ型のバス停辺りで追い風になった記憶があったが今回は追い風はなし。


140km辺りでへばり、170kmから1kmが長く感じ始めた。
スタートしてすぐの1kmなんて一瞬なのに、人間の感覚って不思議。

このブルベ200kmと同日に、ブルベ400kmが光の森公園を12時発で行われている。
400kmってとてつもない距離だなぁ。
一方で私はブルベの最短距離の200kmでこんなにへばっている…。

今後は自分に見合った走りをしようと思うが、もう既に自分に見合っていない大会に申し込んでいるので手遅れだ。



ガーミンの地図を見ながら走っていたが途中でミスコース。
キューシートに「長田バイパス方面には行かないこと」と注意書きがしてあったが、長田バイパス方面に行ってしまう。
500mくらいで間違いに気づき引き返したので、それほどダメージはなく済んだ。


13:50に第二チェックポイント(スタートから162.2km)に到着。
締切時間が15:48。




先に休憩されている参加者の外人さん二人組が居られた。
その二人を出し抜こうと気付かれないようにそっとスタートする。

その後も交通量は相変わらず多かった。
道が狭いところも多く、緊張しながら走る。


180km地点でちょっと元気を取り戻し、頑張って走るけどラスト10kmで外人二人組に追い越される。


長崎外港に着いて、ゴール受付を探していたら先にゴールされていた方が「こっちよー」と教えてくださった。
ゴール時間は16:03。記録は11時間03分。


今回はゴール出来ないような気がしていたので、無事にゴール出来て良かった。



メダルのデザインは前回と同じだそうなので、バッジ500円を購入。

500円のうち200円が熊本地震のために寄付されるとのこと。
道の駅嘉島にも熊本地震の募金箱が設置してあった。
色んなところで支援して下さり、ありがたい。


そう言えばゴール少し前に1008さんから「もうフェリーで熊本に着きました。」とメールがあった…。
久々に格差社会という言葉が頭に浮かぶ。


ブルベ主催者の方にお礼を述べ、フェリー乗り場に向かう。
16:25のフェリーにギリギリ間に合わず、1時間待って17:30のフェリーに乗る。
ここで安心したのかお腹が空いてきて、サンドイッチを食べる。


隣の席の結婚式帰りのおじさんから声をかけられ、自転車で有明海一周してきた話をし、「いい趣味持ってるね」と言われる。

おじさんが家に息子さんの使っていないロードバイクがあるから、やってみようかなと言われていた。
自転車に乗っていたらどこかで会うかもしれませんね、とお別れ。



そして熊本新港に着いたら、また家まで自転車で帰らないといけない。
1008さんから「熊本新港から最後のご褒美の追い風でしたよ」との情報をもらい、出来れば強風の追い風が良かったけど、緩めの追い風に乗ってまぁまぁ元気に走れた。


家まで残り10km地点で、渋滞の車の列から「ちよさん!」と女性の声。
1008さんの奥さんだった。

運転席にはお風呂に入って小綺麗になった1008さんが座っている。
奥さん達とどこか夕食を食べに行かれ、その帰りだろう。

小奇麗な1008さん、一方汗と排気ガスと土埃にまみれた私。
今頃帰っているのを見られ、恥ずかしさと惨めさと安心感と色んな感情を抱く。
手を振ってお別れする。


私は19時過ぎに家に到着。
自転車に「よく頑張ったね」と声をかけ、速攻風呂に入り寝てしまった。


後半いつものようにダラダラ走りとなってしまったが、昔誰かが長い距離に慣れといた方がいいよと言われていたので、キツかったけど参加して良かったなと思う。

走った距離:204(自走分+29)=231km
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ブルベに初挑戦

2016年03月12日 22時34分32秒 | ブルベ
今日は初ブルベの日だった。


ブルベとは簡単に言うと自転車検定のようなもので、決められた時間に決められたコースを正しく走れば合格だ。


距離は200km、300km、400km、600kmなどがあって、私は初めてなので200kmに申し込んだ。


200kmの制限時間は13.5時間。
コンビニなどお店でもらうレシートの店の名前と買った時間で、制限時間内に正しいコースを走ったか判定される。


本日のコースは天草の平地基調のコース。(画像クリックでルートラボへ移動)

主催者さんが初心者コースと言われていた。

全部走った事がある道なので、道に迷う事はないだろう。
簡単に通過チェックの場所と距離をメモして、自転車の目に付くところに表示した。




朝6時過ぎにスタート地点へ着き、6:30に主催者の方からコースの説明。


7時にスタート。

道に迷うことはないだろう…と言いつつ、スタートして100mくらいで道を間違えて引き返す。(・Θ・;)アセアセ…


最初の30kmは他の人と一緒に30km/hくらいのスピードで調子よく進んでいたが、トイレ休憩したら最後尾になってしまった。


今日のコースは平地と言いつつも、若干のアップダウンはある。




橋を5つ(手前から1号橋〜5号橋)渡って、天草上島上陸。

もうこの辺はずっと一人旅。

最初のチェックポイントは、スタートから63km地点のコンビニ。
レシートの時間は9時39分。
制限時間は11時12分となっている。

ここに到着したら他の方も居られたので安心した。

ただ50Km走った時点で脚がだるくなって力が入らなくなってしまった。
最近めっきり乗ってないのが原因だ。

栄養ドリンクになんとかしてもらおう。



第二チェックポイントは96.3km地点。
トンネルで何回かガーミンのGPS通信が途絶えたためか、距離に誤差が出ていたので、チェックポイントを行き過ぎたのではないかと不安になり、立ち止まって地図を見直す。

数日前にチェックポイントを素通りして認定をもらえなかった夢を見てうなされたので、もう二度とあんな目に遭いたくない。

停まって地図を見ていたら後ろから人が来たので、後を付けて無事に到着。
レシート時間11時43分。



次は156.2km地点の第三チェックポイントに向かう。

5号橋を渡り始めた頃から向かい風が強くなり辛くなってきた。

途中でミニベロでポタリング中の男性を追い抜いたら、追いついて来られて「宇土まで行くので風よけになりますよ。付いてきてください」と声を掛けられた。

ブルベは自分の力だけで走るのが本来の姿だと走る前は思っていたが、もうこの時はどんな手段を使ってでも完走したいという気持ちに変わり、ミニベロの英国紳士風男性に付いていくことにした。


途中で膝が痛くてゆっくり走られている方も回収して一緒に走る。


ミニベロと一緒に走ったのは初めてだが、ミニベロがこんなに速いとは思わんだった。
上りでは離されるので、待ってもらいながら合計25km先導してもらった。
この方相当速い。

「最後まで集中して頑張って」と声をかけてもらい、厚く御礼申し上げてお別れする。


その後は膝が痛い方と付かず離れずで走る。
そして第三チェックポイントには14時47分に到着。
この区間が一番疲れたー。


おにぎりとプリンを購入。
お店の方に「頑張ってね」とみかんをもらった。



自分達が最後尾だと思っていたが、ここで休憩していると4人ほど後から来られた。
お店に入ってご飯を食べてきたそうだ。

私も本来はどこかお店に入ってゆっくりご飯を食べようと思っていたが、ゴールの制限時間に間に合わない気がして先を急ぐ事にした。
なので補給はずっとコンビニだ。

ブルベベテランは心に余裕があって時間の使い方が上手で、その結果美味しい物が食べられるんだなぁ。
ふと「格差社会」「貧乏暇なし」という言葉が頭に浮かんだ。

ブルベベテランの方に話を伺うと、「私も最初は辛かったですよ。段々身体が慣れてきますよ」とのお言葉を頂き、やはり努力をされたんだなぁ、私もいつかあちら側の人間になれたらいいなぁと思う。


残りの距離を走れるんだろうかと思っていたら、ありがたいことに第三チェックポイントから先は追い風。
しかも折り返し地点のおよそ30km先までずっと追い風だった。

膝の痛い方と付かず離れずで、185km地点の第四チェックポイントに到着。
レシートの時刻は16時40分。


コンビニで「もう少し、頑張ろう」と声を掛け合い、その後は一緒に走る。
二人でゴール地点までの道を間違えたりして、遂にゴール。


ゴールではスタッフの方や他の参加者が拍手で迎えて下さった。

タイムは10時間39分。
私にしては上出来だ。
自転車人生2回目の200km越えとなった。

ゴールでお菓子を戴き、認定証郵送の手続きをする。
認定証は後日郵送で送られてくるそうだ。
メダル(1000円)はその場でもらった。



100km過ぎてからどうなることやらと思っていたが、人の助けを借りながら完走出来た。


あのミニベロの男性と別れて、あの方はどなただろうと考えていたら急にピーンときた。

アンカー星人さんに確認したら、やっぱりアンカー星人さんのお知り合いの方だった。こんな偶然があるんだなぁ。

アンカー星人さんに、二人とも無事にゴールしましたとお伝えしていただくようお願いした。


走った距離:197+α=200km
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初めてのブルベは…

2016年01月17日 13時45分00秒 | ブルベ
今日はブルベ初挑戦の日。
ブルベの中でも最短距離の200kmに申し込んだ。

コースを間違わないように、道の下調べをして、キューシートも切り貼りして自分なりに準備。



だけど数日前から天気予報は雨。
(´・ω・`)

出ようか出まいか悩む。
出なかった時に限って、大して雨が降らないという事例もあるし。


そして当日決断。
午後から雨が降るのは確実のようだ。
初めてのブルベで、冬に雨に濡れながら完走するほどの戦闘力はないので、無念のDNS(Do Not Start)。

あぁどうして今日に限って雨…。


せっかくなので、どんな雰囲気なのか、スタート地点を見学に行く。


暗闇で寒い中、係りの方が受付をされていた。
記念にブルベのカードをもらう。

初めて見たブルベカード。
紙が立派だなぁ。

出走される方は車検がある。
前灯、後灯、ベル、反射ベストかタスキ着用。
走る距離によって、車検の内容は変わる。


同じショップの1008さんも申し込まれていたが、今日は不吉な予感がするそうで、1008さんもDNS。

不吉な予感とは、朝胸騒ぎがしてハッと目覚めたのと、さっき歩道の段差で転んだそうだ…。



その後ブログ繋がりのokdさんなど、続々ブログベテランが来られた。
女性の方も何人かおられた。

どの競技でも卓越した方がいるんだなぁ。
200kmはこの方達にとって体感距離50kmくらいだろうと思いながら眺める。


お好み焼きSDさんも応援に来られ、ポツポツとスタートされるみなさんを見送る。

17人ほどの方がスタートされた。


あぁ寒い…。
家に帰って、毛布にくるまりぬくぬく。
「山本さんに、どうかどうか大物が釣れますようにお願いします。神様」と一生懸命祈りながら、正月に録画していた「マグロに駆けた男たち」を観る。


また機会があればブルベに再挑戦しよう。
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ブルベに出てみたい

2015年09月04日 11時25分00秒 | ブルベ
ブルベは自転車検定みたいなもの」と誰かが言われたのを聞いて、急にブルベが気になる存在となった。



ブルベは、決められたコースを決められた時間内に走り、完走出来たら認定証をもらえる。




ブルベについて、ここ(熊本ランドヌール)に詳しく書いてあった。


一般的にブルベには、200・300・400・600・1200・1400kmがあって、
制限時間は、200kmが13.5時間、300kmが20時間、400kmが27時間、600kmが40時間、1000kmが75時間、1200kmが90時間、1400kmが116時間40分。



地元主催のブルベは、今年は初心者でも取っ掛かりやすくするために、簡単なコースを設けてあると風の噂で聞いた。

それから、ブルベのコースは観光名所を見ながら楽しく走れるように設定してあるらしい。
これも風の噂だけど。
ブルベに出たら、自動的に観光出来て、一石二鳥で楽しそう。
観光しながらルンルン気分で走りたい。
(´-`).。oO


ショップの先輩でブルベに一度出られた方がおられるので、楽しかったか聞いたら「楽しかった。また出たい」と言われていた。
コメント下さるokdさんや、アンカー星人さんもブルベに出られている。

ブルベはやっぱり楽しいんだろうなぁ。(´-`).。oO



あんまり長い距離は無理なので、200kmに出ようと思って密かに準備していた。


ブルベに出るには、自転車保険加入が必須なので加入した。
保険はブルベに対応していないものもあるようなので注意が必要。
私は「au損保」にした。


それから、ベル・反射ベスト・透明のケースを準備。


ケースは、走行中にブルベカードなどを携帯して走らないといけないので、それを入れるためのもの。
これでいいかわからないけど、使ってみて使いにくかったら買いなおそう。

キューシートという、コースを図式化したものを見ながら走るようだけど、200kmだったらキューシートを小さくコピーしてケースに入れるくらいで事足りそう。
装備はなるべく最小限にしたい。

300km以上になると、必要な装備が増えるみたい。



目星をつけている200kmのブルベのコース。

ここのコースは一度走った事があるので、イケるだろう。


このブルベのキューシートはこれ。

ルートラボがなくても、キューシートがあれば、正しく走れるらしい。


などと準備していたが、狙っていた開催日は休みが取れなくて、ブルベ初挑戦は夢となった。

今度このコースで練習してみよう。
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