皆さんおはようございます。寒さが戻ってきましたが、友人の農機を修理しています。エンジンは、ブルンとかかりそうだが、すぐ止まってしまうとのことです。10年程前の機械だと思いますが、部品はしっかりしています。
プラグか燃料系だと思います。
先ずはプラグの確認をしてみましょう。外して点火を確認しましたが、火が飛びません。早速ブラシで清掃しパーツクリーナで洗い流しました。再度点火を確認しました。成功です。きれいにスパークが飛んでいます。これでプラグは問題なさそうです。では、エンジンをかけてみましょう。ム~~~ 起動しません。次は燃料系統の確認です。
先ずは、キャブのドレインを開いてみます。ここまではガソリンが供給されているようです。
次は、キャブを開いて掃除ですね。キャブの分解清掃しています。
キャブのカップには、サビとゴミが沈んでいます。またキャブ内のパーツもパーツクリーナで丁寧に掃除しています。小さな穴がいくつも開いていますが、パーツクリーナを流しこんでいます。長く使っていると、こんなに汚れてしまうのかと不思議な気がします。きれいなガソリンがこんなに汚損を運び、腐食も進んでいるのかとビックリです。
きれいに掃除して組み立てました。効果があるか心配しましたが、無事に起動することが出来ました。整備の経過から、状況確認するとキャブ内のフロート用ピンが正常に稼働していなかったように思います。
つい先日まで動いていたものが、いきなり起動できなくなる。故障はそんなものだと思いますが、こんなことは日常点検では何もできません。考えるに、長期休止時の対応(数か月保管など)では、キャブ内の燃料を空にして保存することが良いのではないかと思います。つまり、燃料コックを締めてエンジンが止まるまで回転し、キャブ内のガソリンを空にして、キャブカップのドレインからもガソリンを廃棄することです。結果、キャブ内の微小穴にガソリンが残らないようにすることです。
草刈り機の保管でも同様なことが言われています。現実は、そのまま放置ですが~~~~ 特に混合燃料の場合は、長期保存ではガソリンが気化してオイルが残るとキャブの微小穴を詰めてしまいます。
では、・・・・・・・・バイバイ