先週金曜日は桃の節句。3時前に起床して早朝に大洗海岸に天の川を見に行き、アパートに戻って早朝から在宅勤務。早めに仕事を切り上げて午後から桜川市の真壁町にひな祭りのイベントを見に行ってきました。茨城県単身赴任中に真壁町のひな巡りと大子町の100段階段ひなまつりは是非見たいと思っていました。大子町は週末一日のみの開催なので難しそうです。でも真壁町のイベント期間は2週間以上あるのでいつかはチャンスがあるだとうと油断していたら今年も最終日になってしまいました。天気も良さそうだし、今週やるべき仕事も昼前に終わったので、これはいくしかないと思い、桜川市へGOとなりました。真壁町までは友部から一般道を利用しても50分かかりません。
下調べした無料駐車場に車を置き、町まで歩いて10分。御神屋前通りを歩いて真壁の町に入ります。
真壁の街並みについて桜川市のHPから引用しておきます。
真壁町真壁を中心とする地域には約100棟の登録文化財をはじめとする数多くの伝統的な建物が存在します。このうち約17.6haが国の重要伝統的建造物群保存地区になっています。江戸時代から道幅もほとんど変わらない町割りに、江戸時代末期から昭和前期の様々な種類の伝統的な建物が建ち並び、商家町でありながら、薬医門や板塀が目立つのも特徴です。(引用終わり)
通りには昭和を思い出すようなレトロな建物が保存され、実際に住まいとして使われているようです。2011年の東日本大震災では伝統的建造物の9割以上に被害が発生し現在も災害復旧事業が続いているようです。
通りに掲示されていた真壁のひなまつりのポスター。第19章と記載されているので、今年で19回目の開催なのでしょう。
まずは中心にある神武天皇の遥拝所へ向かいます。ちょうどワンちゃんの撮影中でした。
神武さま(神武遥拝所)の説明。明治14年に建立。真壁の鎮守、五所駒瀧神社の遥拝所も兼ねているそうです。
標柱前には撮影用のお雛様が居座っています。2枚前の写真に見えているように社号標には忠誠(右)、勇武(左)と刻まれています。
鳥居の上には神武天皇と刻まれています
御手水にはパンジーが浮かんでいました
拝殿の前にはお雛様が飾られています
扁額には神武天皇遥拝殿と書かれています
拝殿脇には真壁のひなまつりとお祭りの様子が描かれていました
町を見学する前に、神武天皇遥拝所に隣接する真壁伝承館に立ち寄り、案内図をもらいます。伝承館の中にも可愛らしいお雛様。
素晴らしい切り絵が展示されていました
もらった案内図を見ながら町を散策します。まずは、真壁町のひな祭りについて桜川市のHPから引用しておきます。
平成14年の暮れ、町おこしを考える数名の住民有志からの「寒い中、真壁に来てくれる人をもてなせないか」というひと言から、「町なかにお雛様を飾ろう」という発想が飛び出しました。そして平成15年2月にはじまった「真壁のひなまつり」。
今では、お雛様が約160軒に飾られ、観光客も約8万人が訪れるようになりました。お店や民家などにお雛様が展示されます。昔懐かしい町並みを歩きながらご覧ください。入場・見学無料で(引用終わり)
町おこしとして平成15年から始まったイベント。今ではお雛様が約160軒に飾られ8万人の観光客が訪れるようになったそうです。このように発展してきた真壁のひなまつりの最大の特徴は“おもてなし”です。どの家やお店も気軽に入ることができ、気軽に会話できる雰囲気を感じました。
通り沿いのお店や民家には、いろいろなお雛様が展示されています
仲町へ向かう途中の書店には、江戸時代や明治時代の人形が展示されていました。奥には江戸時代前期の三十六歌仙屏風。
電気屋さん(大木商会)の店内では明治40年のお雛様を間近に見ることができます。五人囃子は二人欠けてしまったようです。
保存も一苦労ですね
外から見た様子です。東芝ストアー(笑)
おや、これは鉄道模型のお店?
キハ58?がやってきました。すかさず激写。うーん、ピンボケ。。。
茨城鉄道の真壁駅の時刻表が展示されていました。土浦駅と岩瀬駅間を結んでいた茨城鉄道筑波線は国鉄分割民営化の昭和62年に廃止されました。廃線跡はサイクリングロードとして活用されています。
近くの米穀店に展示されている大正雛
続いて高上町方面へ向かいます
時計メガネ店のショーケースに飾られている可愛らしいお雛様
有料駐車場近くで見かけた石に描かれたお雛さま
こちらは立派な石のおひなさま。真壁町は石材業が盛んな町なのです。真壁石は古くから墓石材や建築材として使われてきた銘石で、国産みかげ石の代表格でもあります。真壁石は、茨城県の西部にある常陸三山(筑波、加波、足尾)の懐に眠る石で、石英・長石・黒雲母からなる花崗岩です。
駐車場の近くでは枝垂れ梅が満開
レトロなポストもありました
真壁は蔵の町、石の町でもあります
続いて下宿町から上宿町へ向かいます
お座敷に飾られているひな人形とつるし雛
ずらっと並ぶ吊るし雛
"いしおさん"のお雛様
石の街・真壁のご当地キャラ「いしおさん」です
ちりめん雑貨屋のお雛様と吊るし雛
伊勢屋旅館のお雛様
まだまだ紹介しきれない数々のお雛様が展示されていました。
町中で見かけた密弘寺
続いて、駐車場に戻る途中にある西岡酒蔵の蔵へ向かいます(続く)
いつも素敵な写真を見せていただき、ありがとう。
わたしもその日の午後早い時刻、筑西市のはずれにいました。ちょっとしたドライブでした。
国道50号を小山方面から来てトライアル店に立ち寄ってから鬼怒川大橋を渡りました。道が昔とずいぶん違った。四車線の工事中とやらで橋を渡ったところで、道がふたつに分かれている。つくば方面へ行こうか、それとも水戸、笠間方面か、どちらへ行ったものかと迷いました。結局水戸方面に、国道294号に交わる地点でR50号を下りました。
半世紀近く前になりますが真壁郡石岡に建具屋の仕事で行ったことがありましたよ。
下館バイパスまで来ていたのですね。下館から県道7号を利用すれば
真壁はすぐですよね。
当日は真壁から下妻へ下り国道294号を南下、常総ICから圏央道で自宅へ戻りました。
北関東は信号が少なく走りやすいですね。