ウリパパの日記

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福島県田村市のあぶくま洞を訪れる 2023.6.21

2023-06-25 15:26:52 | 福島県

先週木曜日の話題となります。磐梯山登山の帰り、田村市滝根町にある あぶくま洞を見学してきました。磐越自動車道の小野ICから15分程度、最後は山を中腹まで登り現地に到着しました。

 

あぶくま洞の案内板です。阿武隈山地の中腹にあり星が綺麗な場所らしく、星の村天文台が隣接しています。

 

滝根町のキャラクタであるオリオンちゃんがお出迎えです。オリオンの8つの星(黄色)は光度が大きさに反映されているそうです。オリコンちゃんを上から見ると、洞の文字が描かれているそうです。

 

背後には険しい崖がそびえています。この地点の標高は640m。切羽の高さは140mあります。

 

入園料を払ってさっそく洞窟見学スタート。開洞50周年の看板が立っています。あぶくま洞は1969年(昭和44年)に石灰岩の採石中に発見されたそうです。

 

この石灰岩の山の下に洞窟が広がっているようです。

 

洞窟の入口に概要の説明版がありました。公開エリアは全長約600m。種類と数では東洋一の鍾乳石が続く洞窟です。その奥には2500m以上も続く未公開部分があります。

 

鍾乳洞の説明です。雨水が二酸化炭素を空気中で吸収して地中に浸透し、さらに腐食した生物が発生する二酸化炭素も吸収して酸性化します。この酸性化した水が石灰岩に達すると炭酸カルシウムが主成分の石灰岩を溶かして洞窟を広げながら中性に近い水になります。この水が天井や壁面を流れる時に融けていた炭酸カルシウムが再結晶化して鍾乳石となります。

 

何万年もの年月をかけて創られた鍾乳洞の中を見学します。洞窟内は10℃。ひんやりします。さっそく妖怪の塔と名付けられた鍾乳石。ライトアップされています。

 

洗心の池。今でも炭酸カルシウムを含んだ水が流れ続けています。

 

追加料金300円を払い全長120mの探検コースを歩きます。鍾乳石の下の狭いエリアをかがんで通過したり、梯子を登ったり、結構楽しめます。

 

洞窟内にある富士山。滝根富士です。

 

地底の精霊

 

探検コースを出て一般コースに合流します。ここは石化の樹林。この奥には未公開の2500mの洞窟が続いています。

 

せせらぎの間

 

滝根御殿にやってきました。公開部分最上部にある直径30m、短径18m、高さ29mのあぶくま洞最大のホール。何十万年もの歳月をかけて出来た巨大な空間です。

 

みどころの案内版

 

ボックスワークは天井や壁面に網目状に形成される珍しい鍾乳石です。左側に見える上部が円盤状の鍾乳石はシールド。

 

シールドをズーム。ボケてしまいました。

 

洞穴サンゴ。針のような結晶を核に成長した鍾乳石です。

 

ビッグフローストーン。壁面を流れる地下水の石灰分が再び結晶して滝のような形になったものです。

 

観音像の周囲にビッグフローストーンが広がります

 

これはクリスタルカーテン。幕状の鍾乳石で光を透し石の模様を見ることができるそうです。

 

滝根の斜塔。どうやって斜めに成長したのでしょう・・・

 

続いて竜宮殿にやってきました。高さ13mのホールです。滝根御殿にはない分厚いフローストーンや巨大石筍、壁に付着した礫など個性的な鍾乳石が見られます。

 

キノコ岩

 


クリスマスツリーと樹氷

 

深秘の門

 

リムストーン。くぼみに地下水が溜まることにより田んぼの畦のように成長した鍾乳石です。

 

熟成中の洞内貯蔵ワイン。温度が一定しているので、熟成に適しているのでしょう。

 

そろそろ出口が近そうです。最後は月の世界。夜明け、朝日、日中の、夕暮れの4種類のイルミネーションに照らされた幻想的な空間でした。

 

鍾乳洞の出口は売店に直結しています。先ほど見かけたワインも販売していました。店内に、日本の鍾乳洞九選のポスターが掲示されていました。

 

駐車場へ向かう途中から南側の眺望。阿武隈の山々が連なります。

初めて訪れた阿武隈の観光地。なかなか見ごたえある鍾乳洞でした。近くに入水鍾乳洞もあるようです。機会があったらこちらにも訪れてみたいです。


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