
奥日光を後にして、いろは坂を下り霧降高原へ向かいます。標高1300mのキスゲ平園地まで中禅寺湖から30分足らずで到着しました。途中でコンビニに立寄るのを失念したためレストハウスで昼食休憩としてから1445段の階段を上ります。霧降高原へ来る途中、車窓からシロヤシオの木々が山肌を白く染めている様子が見えたので、期待できそうです。
階段沿いだけでなく、園内に整備された遊歩道でも満開のシロヤシオや咲き残ったトウゴクミツバツツジが迎えてくれます。
キスゲ平で見られるツツジの紹介がありました。アカヤシオが終わり、トウゴクミツバツツジからシロヤシオ、ヤマツツジとリレーで咲き続けていきます。
トウゴクミツバツツジ。標高の低いところでは終盤を迎えていました。名前の通り、葉は枝先に3個輪生します。
一方シロヤシオは満開。別名ゴヨウツツジ。名前の通り、枝先に5枚の葉が輪生状につきます。ゴヨウツツジ、トウゴクミツバツツジ共に雄蕊は10本あります。
再び階段を上り空を見上げるとハロが出ていました。湯ノ湖を散策していた時よりも雲が薄くなり、青空が広がってきました。
シロヤシオ満開の階段を500段ほど登ってきました。
振り返ると正面には栃木県北部の山並みが広がってきました。
満開のシロヤシオの中をさらに上ります。
1445段の階段の終点、標高1582mの小丸山展望台に到着。階段を見下ろします。そして正面には高原山、その左奥には男鹿山塊を遠望。
高原山をズーム。右側は最高峰の釈迦ヶ岳と鶏頂山、左奥には明神岳から前黒山の峰々。昨年の5月末には釈迦ヶ岳に登りました。昨年のシロヤシオは極端に花数が少なかったように記憶しています。当たり年の今年は、剣が峰から大入道にかけての稜線ではシロヤシオが満開でしょう。
キスゲ平園地の草原を見下ろします。山麓の駐車場からの高低差は230mほど。シロヤシオの大木が点在しています。
シロヤシオが密集するエリアをズーム。帰りに周ってみることにします。
標高1600mの小丸山展望台周辺では、シロヤシオが咲き始めです。
回転扉から外に出て、標高1610mの小丸山にやってきました。正面は標高2010.5mの赤薙山。
谷を見下ろすと、新緑のパステルカラーにシロヤシオやトウゴクミツバツツジが彩を添えています。
小丸山展望台付近ではハクサンイチゲが咲いていました。
花びらが5枚と6枚の花が見られました。
下りの階段脇では白い花が咲き始めていましあ。花の名前はわかりません m(__)m
展望塔から見たシロヤシオが密集するエリアへ向かいます。満開のシロヤシオ。
ふと草原を見ると、遊歩道近くで日本スズランが咲いていました。低い位置からズーム。
さらにズーム。遠くには沢山の花が咲いています。遊歩道から見るのはこれが限界です。
再びシロヤシオの森へ向かいます。
ここから先は立ち入りできません。
再び遊歩道を下ります。あと1週間早ければ、きっとトウゴクミツバツウジとの競演が見られたことでしょう。
再び階段を下ります。白い花が咲き始めていました。何となくズミに似ています。奥日光では見かけませんでしたが、季節的にそろそろ開花する頃です。
近くではベニサラサドウダンが咲き始めていました。
4月28日に訪れたときはカタクリが満開でした。あれから1か月が経ち、初夏の花が咲き始めていました。
これは春の花ですがシロバナエンレイソウ。そろそろ終わりです。群生している場所がありました。
ハルナユキザサは咲き始め。
標高の低いところではマイズルソウが咲き始め。
イワカガミが1輪開花。
下のエリアではオオナルコユリも群生していました。
最後はツボスミレ。これで花の紹介は終わります。
キスゲ平ではこれからヤマツツジの季節を迎え、あと一か月もするとニッコウキスゲが見頃となります。昨年は7月9日にここを訪れ、標高1500m付近で満開のニッコウキスゲを見ることができました。COVID19対策としての週休3日制は既に終わってしまい、週末はとても多忙なため、今年は再訪できるか微妙な感じです。
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