考えるための道具箱

Thinking tool box

6月8日(日)のつぶやき

2014-06-09 00:59:13 | ◎目次

7月の文芸誌は『群像』。早速、島田雅彦の「虚人の星」。言うまでもなく、またいつもと同じであっても面白い。残念なのは、来月も読めるかどうかは、来月にならないとわからない、という文芸誌のスキームの支配下にあるということだ。『新潮』の絲山秋子の「薄情」ですら本になるまで読まないだろう→


→この文芸誌の根源的な問題に対し、「合併」を説いたとこともあるがあまりに非現実すぎた。そこで新しいビジネスモデルを提言したい。アンバンドリング、つまり作品のバラ売りだ。50円~200円程度の作品が千円ぶん買えるなんて!とりあえず「新潮&群像JV」でKindle版お願いします。


つーか、毎月、文芸誌4冊買えばいいんだけどね。問題は置き場所ですよ。


記録●『ドカベン ドリームトーナメント編 11巻』。vs阪神タイガースのオーダーは「三原、針、王島、力動、東海の竜、信長、南海、岩風、藤村」……。虎の正選手はどこでなにしてんだ。つーか、いい加減、買うのやめろって。


記録●『ドカベン ドリームトーナメント編 別巻4』。ただただ淡々と試合をすすめる本編と違って、この傑作選は、キレキレの頃の御大が忍ばれてたいへん好ましい。火浦と王島の「北の狼 南の虎」なんか、やっぱり凄いよ。


『群像7月号』からは、伊井直行の会社員小説『尻尾と心臓』も読む。彼の論考を読んでいないため全くのフリーハンドで臨む。確かに世界を語るうえで会社員は欠かせないわけだけれど、その分人のみがテーマとなりえる文学は可能なのだろうか。とりあえず尻尾と心臓というタイトルはわかりやすすぎ。


ディランではなく阿部和重の「It's alright ma (I'm only bleeding)」(『新潮6月号』)で、知ることになったビデオ。|Most Shocking Second a Day Video - YouTube youtube.com/watch?v=RBQ-Io…


ちなみにこちらがBob Dylan。| It's alright, ma(i'm only bleeding) 30th anniversary concert - My tribute - YouTube youtube.com/watch?v=bLPajj…


眼鏡のノーズパッドの片一方が気づかぬうちに失くなっていた。わりと大きく精神的なダメージを受けている。